腸壁を削って美味い物を食す

元潰瘍性大腸炎(軽症)患者であった筆者(現在は完治済)が、症状が再燃するリスクを覚悟してでも食べたいと思うほど美味しかった逸品(主に麺類)を紹介していくブログです。不定期更新ですが、地道に書き進めていきます。よろしくおねがいします。

661. とんこつラーメン@無鉄砲(沼袋):濃厚のど真ん中をゆく中毒性抜群の豚骨ラーメン!10年ぶりに念願の本店訪問!

さて、新規開拓シリーズはまだまだ続いており17回目。

 

今回は、名前はよく知っていたが、

お店に食べに行くのは初めてとなる、

中野無鉄砲さん。

 

最寄り駅は西武新宿線沼袋駅

JR中野駅からも少し遠いが歩くことができる。

 

正直に言うと、この無鉄砲さんは、

10年ほど前のつけ麺博に出店されていた時に、

友人が食べていたのを一口もらったことがある。

 

当時から、超ド濃厚なスープであったことだけは、

印象に残っていたが、正直味までは忘れてしまっていた。

美味しかった記憶はあるので、

いつか行きたいなーと思いながら、早10年

 

途中、病気も挟んだため、

完全に存在を忘れかけていたのだが、

ふと、中野に行く機会があったため、

ついに念願の訪問に至ったのである。

 

メニューは、

・とんこつラーメン

・Wスープラーメン

・魚出汁ラーメン

の3種類。

 

Wスープラーメンは

豚骨6:魚出汁4

という割合らしく、

豚骨魚介好きとしては心惹かれるものがあったが、

ここまできて、とんこつを食べないわけにはいかないだろう。

 

ということで、

とんこつラーメン

を選択した。

 

なお、

・麺の硬さ

・ネギの量

・味の濃さ

の3パラメータを調節することができたが、

とりあえず、ネギだけは多めにすることにした。

 

 

とんこつラーメン 味玉付き

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スープは、

良質な国内産豚骨と水のみで作ったコラーゲ ンたっぷりスープ

ということで、

たしかに見た目からしドロドロ感がもの凄い

一日約300kgの大量の骨を髄が溶けるまで煮込んでいるそうで、

ラードなどの油は一切使用してないとのこと。

 

さっそく実際に飲んでみると、

あああああ、これこれこの味!!

・・・と10年前のつけ麺博の記憶がよみがえってきた。

 

脂っぽさは全くないのだが、

ザラザラとさえ感じるほどの粘度の高い口当たりと、

豚骨の強烈な旨味甘味が非常に強い

 

それでいて、豚骨の臭みや塩辛さはほとんど感じず、

ジャンキーなのにクセがなく、ぐびぐび飲めてしまうスープであった。

 

元は京都のお店ということもあり、

なんとなく天下一品に近い印象を受けた。

 

そこに合わせる麺は、もちろん細麺なのだが、

博多豚骨っぽい細麺とは少し違い、

若干軟らかめで、中細に近く、やや縮れ気味

よって、スープの粘度がもの凄いので、絡む絡む。

これは病みつきになるのもわかる。


そしてそこに非常によく合うのが、

多めにしてもらった薬味のネギである。

なんだろう、計算されつくしたかのような相性の良さで、

ネギが無いともはや成り立たないくらいの存在感

これ、ネギ多め無料ってサービス良すぎじゃないですかね?

最近のお店ではネギ増しは有料であることが多いため、

正直感動してしまった。

 

チャーシューは、

これぞ京都ラーメンっぽい薄切りのペラペラタイプ

昔ながらっぽいので、好き嫌いは分かれるかもしれないが、

これだけド濃厚のスープが主役のラーメンなので、

このくらいの存在感が良いのかもしれない。

というか、このくらいの方が、

ネギや麺と一緒に食べやすいという利点もある。

 

味玉もしっかり半熟で、

いい感じに塩気もついており、

スープの存在に負けない味玉であった。

 

そんなことを言っているうちに、

あっという間に麺がなくなり終盤。

 

替え玉をしようか非常に迷ったのだが、

スープが濃厚過ぎたこともあり、

麺が終わった時点ですでに半分以下。

これではさすがに替え玉を食べ切れないなと判断して終了した。

 

替え玉を検討される方は、

スープ温存気味で食べ進めていくことをお勧めする。

 

ということで、

およそ10年ぶりに念願の訪問となった無鉄砲さんは、

濃厚豚骨ラーメンのまさにど真ん中をゆく一杯であり、

豚骨ラーメン好きにはぜひ一度食べて頂きたいラーメンであった。

 

新規開拓編、まだまだ続きます。