たまには昔の思い出に浸ってみる。
武蔵家は大学時代に最も数多く通ったラーメン屋である。
今もごく稀に無性に食べたくなる。
家系ラーメンといえば、今やもうどこにでもあるが、
たまに食べると「やはり家系では武蔵家がNo.1」と毎回思う。
ラーメン並 650円 +ご飯小(無料)
まず最初にご飯が出てくる。
ご飯は大盛でも無料であり、おかわりも自由である。
学生には嬉しい限り。
そういえば毎週のように1限終わったら武蔵家に並びに行っていた。
今思えば、不健康の極みである。
そのご飯に合わせる漬物が何よりうまい。
キューリのキューちゃんの一種なんだろうけど、恐ろしく美味かった記憶が強い。
スープはというと、家系ではおなじみの超濃厚な豚骨スープに鶏油を合わせるスタイル。
豚骨と言っても博多豚骨とは違う濃厚さ。
とにかく濃度が高いのが特徴。
卓上のニンニクやショウガとの相性が非常に良いため、いつもたくさん入れていた。
数時間後には授業で人と話すというのに。
ニンニク臭かっただろうなあ。
周りの人達には本当に申し訳ない。
また、だいたいどこの店も、
麺の硬さ、味の濃さ、油の量
の3点を調節できるようになっている。
自分はいつも麺固めだけにしていたが、
病気を発症してからは必ず油少なめ。
油少なめでも十分美味しいことに気づいた。
この濃厚スープはご飯にももちろん合うので、海苔にスープをつけて、海苔巻きにして食べると美味しい。
自分はラーメンの海苔があまり好きでは無いので、この使い方一択だった。
また、具のほうれん草が良い。
大学生の頃は栄養が偏りがちなので、ほうれん草により鉄分を摂取できるのが何よりありがたいのである。
1週間でほうれん草食べるのは武蔵家だけ、ということもザラだった。
半分くらい食べ進めたあとは、酢を入れるのがオススメ。
酢を入れると、コッテリ祭りだったのが一気に爽やかになる。
個人的にはそこでショウガをさらに足して、ラストスパートを迎えたいところ。
そして、麺を食べ終わるとスープなわけだが、太麺となら相性の良かった濃厚スープも、単独で飲むのとなるとなかなか苦しい。
美味しいのだが、どうにもしょっぱくて進まないので、これまで完飲したことは一度もない。
つけ麺のように薄めの出汁でスープ割り的なことをすれば飲み干せるだろうか?
とも思ったが、塩分過多が怖い気もする。
ということで、学生時代の思い出に浸ってみたわけだが、思い出してみるとまた食べたくなるもので。
卒業後は1回行ったかどうか…というところなので、次回のOB会の時にでも行こうかなと思った次第である。