腸壁を削って美味い物を食す

元潰瘍性大腸炎(軽症)患者であった筆者(現在は完治済)が、症状が再燃するリスクを覚悟してでも食べたいと思うほど美味しかった逸品(主に麺類)を紹介していくブログです。不定期更新ですが、地道に書き進めていきます。よろしくおねがいします。

838. 背脂煮干そば@セアブラノ神(壬生):神の名を冠する背脂と煮干しスープのバランスが絶妙な一杯!

さて、今日からは、

春先に出張に行った京都のお店について、

まだ記事化できていなかったので、

まとめて紹介していこうと思う。

 

今回の出張は、2泊3日。

結構な大人数での出張だったので、

夜に飲み会などもあり、

普通に行けば、自由にお店に行けるのは、

1軒ないし2軒であろう。

 

だが、今回は、京都在住の友人に、

事前におすすめ店の情報を聞いたところ、

その数が10軒を超えていた。

 

その友人の恩に報いるためにも、

どうにかして一つでも多くのお店に行こうと計画。

飲み会にはちゃんと行きつつ、

様々な調整を重ねた結果、

なんと4軒も行くことができた。

 

今回の京都出張シリーズでは、

その記録を綴っていこうと思う。

 

まず、一件目は、壬生(みぶ)にある、

セアブラノ神 さん。

 

四条大宮駅が最寄りである。

なぜ、この店を選んだかというと、

オススメされた店の中から、

たまたまホテルに圧倒的に近かったから。

 

出張での業務終了後、

会社のメンバーとの飲み会までの1時間を使って、

急遽行くことにしたため、

この選択となった。

 

正直、背脂系と聞いていたので、

飲み会前には最適ではない気がするが、

背に腹は代えられない。

 

ホテルから汗だくになりながらダッシュで入店すると、

立ち込める煮干しの心地よい香り。

この時点で、もう間違いない。

 

定番である「背脂煮干そば」の食券を購入。

着席して食券を渡すと

麺の太さやチャーシューの種類を選択。

 

オススメされていた太麺と、

チャーシューは、煮豚1、レア1を選択。

この選び方をさせてくれるのは、

旅行勢には非常にありがたい。

 

そしてやってきたのが、こちら。

 

背脂煮干そば

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神の名を冠する背脂ラーメンということで、

もっと背脂でギトギト系しているのかと思ったが、

予想よりだいぶ清楚なビジュアル。

 

背脂量はこんな感じ。

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一面に背脂が敷き詰められているのだが、

不思議とギトギト感はそこまで感じない。

スープを一口いただくと、

圧倒的な煮干し感のインパクが、

綺麗に背脂の甘味と旨味でコーティングされていて、

両者のバランスがとにかく絶妙な塩梅

醤油の塩味も丁度良く、

煮干はエグすぎないし、

背脂も強すぎない。

濃厚×濃厚なのにいいバランス、

というまさにハイブリッドなスープであった。

 

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縮れたモチモチの太麺は、

かなり加水率高めなタイプ。

背脂と煮干しの両者のインパクトに負けることなく、

しっかりと存在感を放ちつつも、

スープとの調和力が素晴らしい。

 

トッピング

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チャーシュー、メンマ、刻みネギ、粗切りの紫玉ネギ

というラインナップ。

チャーシューは、注文通り2種類だが、

レアも煮豚もどちらもジューシーで柔らかく、

クオリティは非常に高い。

これがデフォルトで付いているのは強い。

 

また、ネギが2種類あるのは嬉しい。

特に紫タマネギは煮干しと相性抜群であった。

 

卓上には一味、黒七味、岩海苔、刻みニンニクなど、

味変用アイテムが多数。

ただ、今回は飲み会の前ということもあり、

ニンニクは自重しつつ、

煮干に相性抜群の岩海苔を投入することに。

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スープに絡んでトロリと溶け、

磯の香りで旨みが増幅されてくるのである。

予想通り良い味変になった。

有料になる店も多い中、

これは素晴らしいサービスであった。

 

 

ということで、

神の名を冠する背脂ラーメンは、

煮干しスープとの絶妙なバランスが強みの、

ハイブリッドなラーメンであった。

 

新潟のご当地ラーメンである燕三条系ラーメン

アレンジしたラーメンとのことで、

まさか京都で新潟の味を食べられるとは思わなかった。

 

あまり東京でもこういう系は見ないので、

貴重な経験になったと思う。

 

ということで、

次回、2軒目に続く。