腸壁を削って美味い物を食す

元潰瘍性大腸炎(軽症)患者であった筆者(現在は完治済)が、症状が再燃するリスクを覚悟してでも食べたいと思うほど美味しかった逸品(主に麺類)を紹介していくブログです。不定期更新ですが、地道に書き進めていきます。よろしくおねがいします。

511. イベリコ豚の背脂煮干中華そば@黒須(神保町):衝撃の甘さを誇る背脂+チャーシューと淡麗煮干しスープの最強コラボレーション!

前回に引き続き、神保町黒須さんの紹介記事。

前回の訪問時に、前後に並んでいた常連さんのほぼ全員が、

限定ラーメンと肉飯を注文していたので、

これは食べなくてはと思い、翌週慌てて訪問した。

 

※前回記事はこちら 

kenshinkk.hatenablog.com

 

今回の限定は

イベリコ豚の背脂煮干中華そば

 

レギュラーメニューの煮干し蕎麦の変形というべきなのだろうか。

背脂というワードがあったため、一瞬躊躇したが、

この日は朝からこの一杯のために脂質の摂取を控えていたので、

大いなる期待をもって、思い切って食券を購入した。

 

 

イベリコ豚の背脂煮干中華そば

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いやー、もう盛り付けから素晴らしい。

スープの表面を覆う背脂

そしてその脂層越しに見える綺麗に透き通ってそうな煮干しスープ

さらには鮮やかなピンク色のレアチャーシュー4枚に、

メンマタマネギ三つ葉の彩もうれしい。

絶対美味しいよこれ。

 

その予感の通り、一口目で度肝を抜かれた。

しっかり煮干しベースのスープなのに、

背脂の甘味と旨味がガツンとくる。

これはありそうでなかったスープだった。

みじん切り玉ねぎとの相性も抜群。

三つ葉も全体の雰囲気を一気に和風にしてくれていい感じ。

 

そして、イベリコ豚のレアチャーシューがまたべらぼうに美味しい。

お値段少し張るなーとは思ったけど、

これだけの肉の旨味とボリュームがあれば十分納得できる。

前回記事にて肉飯を絶賛したわけだが、

このイベリコでの肉飯があったらどれだけ美味しいのだろうか。

 

 

もちもちの平打ち麺

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あえて麺の説明を後ろにもってきたのは、麺のアップがあったためである。

このピロピロ平打ち麺背脂スープをよく持ち上げて非常に美味しいのである。

噛み応えのあるもちもち感はスープとの相性も勿論バッチリ。

煮干し平打ち麺ってあまり聞いたことないけど、

背脂のインパクトに負けない麺となると、平打ちもアリだなと思った。

 

味変用生姜

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このメニューはうれしいことに、味変用の生姜がついてくるのである。

これをスープに入れるとまた味がガラッと変わって美味しい。

背脂と合うのはニンニクだ!

と主張されるジロリアンもいらっしゃるかもしれないが、

イベリコ豚の甘味のある上質な脂には、私は生姜こそがふさわしいと思う。

 

ということで、

黒須さんの初の限定麺は、煮干し×背脂という最強コラボであった。

 

今思えば、この組み合わせは今まであまりなかったかもしれない。

煮干しといえば清湯系スープだったし、

仮に濃厚でも、背脂と合わせているところはなかったかも。

逆に二郎系ベースで背脂多いところでは、

煮干し風味というメニューがあっても、

結局、二郎系成分が強いものが多かった気がする。

正直、背脂がこれだけたくさん入っているのに、

ここまで上品な一杯になっているのは凄いとしか言いようがない。

 

今後も黒須さんの限定を逃さず食べていこうと決意を固めた一杯であった。