腸壁を削って美味い物を食す

元潰瘍性大腸炎(軽症)患者であった筆者(現在は完治済)が、症状が再燃するリスクを覚悟してでも食べたいと思うほど美味しかった逸品(主に麺類)を紹介していくブログです。不定期更新ですが、地道に書き進めていきます。よろしくおねがいします。

491. 猪とイベリコ豚のセレナーデ@海老丸×八咫烏×六感堂コラボ:2019年最後の一杯は究極の豪華コラボラーメン!

2020年最初の投稿は、

投稿日の関係で2019年の最後に食べた一杯を紹介する。

 

この日はtwitterで予告されていた、

海老丸×八咫烏の1日限定コラボラーメンの日。

タイトルの通り、猪とイベリコ豚という超豪華食材を使った一杯である。

金額的には2500円と高額だったが、

1日限定のラーメンで厳選素材を使用していて、

さらには、1日限りの名店のコラボときたら、

並ばずにはいられなかった。

 

覚悟はしていたのだが、開店直後にもかかわらず40人以上の大行列。

途中、あきらめて帰る人もいるくらいの大行列だったが、

約一時間、寒い中頑張って並びきった。

 

なお、コラボの担当は、

海老丸→肉、スープ

八咫烏→カエシ、香味脂

六感堂→麺

ということらしい。

なお、八咫烏(九段下)と六感堂(池袋)は行ったことがないので、

近々訪問してみたいと思う。

 

猪とイベリコ豚のセレナーデ

f:id:kenshinkk:20191230011015j:image

f:id:kenshinkk:20191230011024j:image

レギュラーの海老はドロドロの超濃厚系だっただけに、

猪の濃厚な濁ったスープを想像していたのだが、

今回はまさかの超透き通ったコンソメ

見た目はものすごく薄そうなのだが、

ひとくち飲んだら驚愕の濃厚さ

旨味だけがとてつもない凝縮のされ方をしている。

それでいてまったくしつこくない。

香味油も程よい甘さで食べたことない美味しさ。

これは、度肝を抜かれた。

 

スープの正体は、猪&イベリコ豚コンソメであり、

今回もまた、youtubeに作り方がすべて公開されている。

https://www.youtube.com/watch?v=X38_7JzHTto

 

ひき肉と野菜と大量の卵白を加えて煮込んでから、

スープを温度管理しながら70℃まで炊きながら冷ましていくと、

卵白だけが固まった不純物が取り除かれ、コンソメスープだけが残るとのこと。

工程はyoutube参照していただきたいが、非常に手が込んでいる。

最後の卵白を固める部分だけでも5-6時間かかっている模様。

正直、この作り方動画を見たから行きたくなったといっても、過言ではない。

 

六感堂の麺も素晴らしい。

ちょっとパスタ風な麺なのだが、

もちもち感もそれなりに残しつつ、

透き通ったコンソメに合わせて細麺化

それでいて、やわらかくなりすぎていないというのはすごい。

 

イベリコ豚のロースト

f:id:kenshinkk:20191230011028j:image

猪バラ肉のロースト

f:id:kenshinkk:20191230011031j:image

チャーシューは2種類。

・イベリコ豚はローストポーク+赤ワインソース

・猪のバラ肉は2日間漬け込んだのちにロースト

いずれもとんでもない美味しさ。

これまで猪肉やイベリコ豚はどちらも食べたことはあったが、

ここまで美味しいものはほとんど食べたことがない。

もちろん臭みは全く無いし、漬け込みにより味付けも染みていて、

そこに肉の旨味が加わるから美味しすぎる。

2500円かけているだけあって、標準でもかなりボリューミィ。

肉好きにはたまらないだろう。

肉増しは500円だったが、せっかくならやっても良かったかなと少し後悔。

(隣のお客さんは肉マシマシにして倍量になっていて羨ましかった。)

 

リゾット

f:id:kenshinkk:20191230011019j:image
f:id:kenshinkk:20191230011021j:image

もちろん、〆はリゾット。

もう最高の一言。

熱々に熱せられた石焼きの器にごはん、

その上にイベリコ豚角切り肉卵黄

それだけでも勿論おいしそうなのだが、

上から極上コンソメスープを5-6杯かけてジュージュー言わせながら、

さらに上からパルメザンチーズを大量に削り入れる

この構成で美味しくないわけがない。

いつもは海老スープなのだが、コンソメでも全然美味しい。

自分は、あえてロースト1切れずつを残しておいて投入したのだが、

そこまでしなくても十分なくらい、肉は量があった。

 

ということで、

名店同士のすばらしいコラボであった。

さすがというべきか、とんでもないクオリティ。

猪年の最後に猪を使った感動的な一杯で締めることができて幸せであった。

2020年も定期的に限定麺が提供されるようなので、

とくに今回のようなコラボ企画は食べ逃さないようにしたい。