腸壁を削って美味い物を食す

元潰瘍性大腸炎(軽症)患者であった筆者(現在は完治済)が、症状が再燃するリスクを覚悟してでも食べたいと思うほど美味しかった逸品(主に麺類)を紹介していくブログです。不定期更新ですが、地道に書き進めていきます。よろしくおねがいします。

817. MAD world 鯛とカリフラワー@八咫烏:フワフワの鯛とクリーミーなポタージュスープが織りなすフレンチな一杯!

今週の八咫烏さんは、

鯛とカリフラワー

ということで、

まったく完成品が想像つかない組み合わせ。

この組み合わせでどうやったら、

ラーメンに着地できるのか、

楽しみにしながら水道橋へと向かった。

 

まずはいつもの食前茶から。

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今回は、ホワイトサングリア

柑橘やりんごなどの果実を

たっぷり漬け込んだ白ワインをイメージした、

爽やかな香りの紅茶。

ということで、

完全に紅茶なので、

調べてみて驚いたのが正直なところ。

お酒の香りはしなかったけど、

マスカットの香りが強く、

白ワイン感はたしかにあったかも。

 

鴨とホタルイカのドライカレー

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鴨とホタルイカという未知の組み合わせのカレー。

ホタルイカの旨味がガツンと来つつ、

しっかり味付けはカレー。

スパイス感はほどよくありつつも、

辛くなり過ぎないのが素晴らしい。

ゴロゴロ入っている鴨は、

意外と塩気があって、しっかり味が染みていた。

このクオリティのカレーが、

サイドメニューで出てくるのは激アツすぎる。

 

MAD world 鯛とカリフラワー

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見た目からしてもう圧巻である。

白いスープに整えられた麺線。

鮮やかな緑オイルに散りばめられたナッツ。

そして、中央に大きくて分厚い真鯛の存在感。

頂上にはフルーツトマトの鮮やかな赤と、

揚げてあると思われる香草の緑。

ビジュアルだけで圧倒される。

 

そんな中、まずはスープから。

スープだけを単独で飲んでいくと、

まろやかでクリーミーで軽い感じだが、

ちょっと味が寂しいかなという印象。

でも、麺を絡めると一気に変わった。

麺に絡んでいるニンニクやバターの香りと、

スープの爽やかなクリーミーがガッツリ合わさって、

とんでもなく美味しくなるのである。

そこに、ナッツの食感のアクセントや、

混ぜられた唐辛子のピリッとした辛味も入って、

さらには、緑のオイル、

パセリとバジルのオイルと店長さんは言ってた気がするが、

これでまた良い香りがプラスされて、

とんでもなく美味くなってくる。

 

なお、解説によると、

スープは、カリフラワーフルーツオニオンだそうで、

カリフラワー要素がここにあったのかと、

言われて初めて気づいたのであった。

 

そして、トッピングも凄くて、

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・ノラボーナの揚げ浸し 

・数種類のナッツ

・香草いくつも

真鯛

・フルーツトマト

という多彩なトッピングだが、

この真鯛がとにかく凄すぎた。

何より驚いたのはその食感。

皮目はパリパリで、身はフワフワ

このフワフワ感は、なかなか味わえない。

解説によると、

昆布締めした後に白ワインで乾かしてサラマンダーで焼いた

とのこと。

昨日の夜から念入りに仕込みをされていたそうで、

頭の下がる思いである。

 

そして、後半はフルーツトマトを崩していくと、

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このように、トマト味もプラスされることで、

若干パスタっぽい感じにもなってきて、

これがまためちゃくちゃ美味しかった。

細麺がカッペリーニっぽくて、

スープも味といい粘度といい、

トマトの入ったクリーム系パスタに近いイメージながら、

ただ、しっかり着地点はラーメンという、

不思議な一杯であった。

 

ということで、

今週も素晴らしい限定麺を頂くことができた。

特にフワフワの鯛と、

クリーミーなポタージュスープが印象に残る、

まさに上質なフレンチ系ラーメンであった。

 

また次回の限定を楽しみに待ちたい。