腸壁を削って美味い物を食す

元潰瘍性大腸炎(軽症)患者であった筆者(現在は完治済)が、症状が再燃するリスクを覚悟してでも食べたいと思うほど美味しかった逸品(主に麺類)を紹介していくブログです。不定期更新ですが、地道に書き進めていきます。よろしくおねがいします。

674. カツオのすり流し@稲荷屋(稲荷町):久々の稲荷屋さんはとことん和風の鰹尽くしな一杯!

今年の夏も終盤に入り、

ふと気がつくとストック記事が山のように積まれていた。

 

特に冷やし麺の記事は早めに出さないと、

旬が過ぎてしまうので、

急いで記事化していきたいと思う。

 

さて今回は、久しぶりの稲荷屋さん。

今年は1回記事化したものがあるが、

kenshinkk.hatenablog.com

こちらは、昨年末の限定だったので、

2021年度の限定としては初めて紹介することとなる。

 

なお、今回紹介するメニューは、

初夏の頃の限定メニューなので、

現在は提供されていないことにはご注意いただきたい。

 

~~~~~

 

さて、限定が月替わりではなくなった稲荷屋さん。

不定期の限定になってからは久しぶりの訪問なわけであるが、

この一杯が登場していた時は、

ちょうど初鰹が美味しい季節であった。

 

不定期限定になってから、

限定の提供杯数が少し増えたこともあり、

夜営業になってもまだあるかなー

という予想から、

夕方、涼しくなってから行くことにした。

 

着いたのは、18時を過ぎたころだっただろうか。

予想の通り、無事限定を注文することはできたものの、

自分の2~3人後に入ってきたお客さんは、

もう売り切れだったので、

食べられた自分は非常にラッキーであった。

 

そんな人気だった限定メニューがこちら。 

 

カツオのすり流し

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主役は何といっても、

初鰹の漬け×5枚である。

ラーメン屋なのに、

これだけ分厚いカツオの漬けが食べられるなんて、

時代は変わったものである。

 

正直タタキでないカツオというのも久々で、

相当新鮮なカツオだったのだろう。

初鰹特有の脂がのり切っていないサッパリ感が、

キンキンに冷えた出汁と相性が良く非常に美味しかった。

 

なお、出汁の方は、解説によると、

利尻昆布マグロ節新口の鰹と、隠し味に赤味噌

とのことである。

 

これがまた、しっかり冷えていて、絶品すぎて悶絶。

赤味噌が意外と効いていて、

単なるカツオや昆布の旨味だけでない

程よい塩味があって、麺がすすむすすむ。

 

そして、中央にそびえたつ薬味の山がまたすごい。

・カイワレ

・木の芽

チコリー

・赤芽 (紅たで)

・茗荷

・オクラ

酢橘

というラインナップ。

 

この豊富な薬味が、

出汁と漬け鰹のほどよい塩味とベストマッチ

 

中盤以降、酢橘を少しづつしぼっていくと、

爽やかさが増して、最高である。

 

なお、100円でごはんを追加できたようなのだが、

残念ながらこの日はもう売り切れており断念。

やはり、昼に来るべきだったかーと反省なのであった。

 

ということで、

久々の稲荷屋さんの限定は、

お得意のフレンチ系ではなく和風系であった。

 

とはいえ、和食が本業と言われても納得してしまうくらい、

とんでもなく美味かったわけで、

次回も鮮魚系の限定があったら積極的に狙っていきたいと思う。

 

なお、初鰹があったということは、

戻りガツオの時期になったらまた出てくるのではないか、

と淡い期待を抱いているが・・・どうなることやら。

また次回の限定も非常に楽しみである。