今年の夏も終盤に入り、
ふと気がつくとストック記事が山のように積まれていた。
特に冷やし麺の記事は早めに出さないと、
旬が過ぎてしまうので、
急いで記事化していきたいと思う。
さて今回は、久しぶりの稲荷屋さん。
今年は1回記事化したものがあるが、
こちらは、昨年末の限定だったので、
2021年度の限定としては初めて紹介することとなる。
なお、今回紹介するメニューは、
初夏の頃の限定メニューなので、
現在は提供されていないことにはご注意いただきたい。
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さて、限定が月替わりではなくなった稲荷屋さん。
不定期の限定になってからは久しぶりの訪問なわけであるが、
この一杯が登場していた時は、
ちょうど初鰹が美味しい季節であった。
不定期限定になってから、
限定の提供杯数が少し増えたこともあり、
夜営業になってもまだあるかなー
という予想から、
夕方、涼しくなってから行くことにした。
着いたのは、18時を過ぎたころだっただろうか。
予想の通り、無事限定を注文することはできたものの、
自分の2~3人後に入ってきたお客さんは、
もう売り切れだったので、
食べられた自分は非常にラッキーであった。
そんな人気だった限定メニューがこちら。
カツオのすり流し
主役は何といっても、
初鰹の漬け×5枚である。
ラーメン屋なのに、
これだけ分厚いカツオの漬けが食べられるなんて、
時代は変わったものである。
正直タタキでないカツオというのも久々で、
相当新鮮なカツオだったのだろう。
初鰹特有の脂がのり切っていないサッパリ感が、
キンキンに冷えた出汁と相性が良く非常に美味しかった。
なお、出汁の方は、解説によると、
とのことである。
これがまた、しっかり冷えていて、絶品すぎて悶絶。
赤味噌が意外と効いていて、
単なるカツオや昆布の旨味だけでない、
程よい塩味があって、麺がすすむすすむ。
そして、中央にそびえたつ薬味の山がまたすごい。
・カイワレ
・木の芽
・チコリー
・赤芽 (紅たで)
・茗荷
・オクラ
・酢橘
というラインナップ。
この豊富な薬味が、
出汁と漬け鰹のほどよい塩味とベストマッチ。
中盤以降、酢橘を少しづつしぼっていくと、
爽やかさが増して、最高である。
なお、100円でごはんを追加できたようなのだが、
残念ながらこの日はもう売り切れており断念。
やはり、昼に来るべきだったかーと反省なのであった。
ということで、
久々の稲荷屋さんの限定は、
お得意のフレンチ系ではなく和風系であった。
とはいえ、和食が本業と言われても納得してしまうくらい、
とんでもなく美味かったわけで、
次回も鮮魚系の限定があったら積極的に狙っていきたいと思う。
なお、初鰹があったということは、
戻りガツオの時期になったらまた出てくるのではないか、
と淡い期待を抱いているが・・・どうなることやら。
また次回の限定も非常に楽しみである。