腸壁を削って美味い物を食す

元潰瘍性大腸炎(軽症)患者であった筆者(現在は完治済)が、症状が再燃するリスクを覚悟してでも食べたいと思うほど美味しかった逸品(主に麺類)を紹介していくブログです。不定期更新ですが、地道に書き進めていきます。よろしくおねがいします。

596. NOT FOUND 和牛と雲丹@八咫烏(九段下):矛盾しあったいくつものことが正しさを主張しているよラーメンって奥が深いんだなぁ!

昨年から通い始めた八咫烏さん。

昨年末は海老丸さんとのコラボ↓での大感動が記憶に新しい。

kenshinkk.hatenablog.com

 

これだけ昨年お世話になったお店の年始1発目の限定となれば、

当然行くしかない。

 

ということで、新年の挨拶がてら、

開店初日である1/6に訪問することにした。

 

今回の食材は

和牛と雲丹

初回から最高の組み合わせ。

年始からめでたいかぎりである。

 

さらに、

学生時代から聴き続けてきた

Mr.Childrenさんの

NOT FOUND

がテーマ曲。

 

昨日探し当てた場所に今日もジャンプしてみるけど

何故かNOT FOUND 今日は NOT FOUND

 

このCメロの切なさが大好きである。

ウッチャンが主演のドラマ:バスストップが懐かしい限り。

今回のサブタイトルも、

歌詞から引用させていただきました。

 

 

さて、

この日はまだ緊急事態宣言発令前だったので、

営業時間に割と余裕はあったのだが、

着いたのは19:30頃。

 

丼ものは25食限定とのことだったので、

終わっちゃったかなーと思っていた。

案の定、目の前でメニューが剥がされてしまい、

終わった…と落胆していた数分後、

注文の順番が回ってくると、

店長さんの「あと1つできるよ」との御声がっ!

なんという僥倖・・・!

本当にありがとうございます!

 

年始から、貴重なラス1に滑り込めるなんて…

今年一年いいことありそうである。

いやー、年末コラボ行った甲斐があった。

 

ということで、まずはいつものお茶から

 

山椒緑茶 f:id:kenshinkk:20210109141812j:image

ホットな山椒緑茶であり、

年末の八咫烏さんコラボの時のお茶に似ている感じ。

あの時よりも緑茶感が少なめでスッキリ感が増していた。

これまたどんな料理にでも合いそうなお茶であり、

実際、料理の合間合間に飲むのは最高であった。

 

大人のツナマヨ 

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そしてこれがラス1の丼。

ツナマヨということで、

茶色いツナを想像していたのだが、

ツナ(まぐろ)がまさかの生!

 

さらになんとこちら、インドネシアの本マグロとのこと。

最高級品じゃねえか!

 

左側の赤い方は、中トロであり、

オリーブオイルニンニクマリネしているらしい。

口に入れるや否や、蕩けんばかりの柔らかさ。

そしてニンニクが効いてパンチも抜群。

これはご飯が進むやつ。

 

右側のネギと共に和えられている方は、部位は中落ち

醤油を倍入れて作った味玉九条ネギと和えられている。

こちらもご飯にとんでもなく合う。

正直、ごはんがこの倍ほしかったくらい。

 

そして、極めつけは、上に乗る生海苔とワサビのソース

卵白を入れないで作ったマヨネーズがベースであり、

オマケとしてキャビアが乗せているとのこと。

このソースが尋常ではなかった。

ワサビのピリッと感に酸味と塩気が良いバランスで、

ふたつのマグロに合うのはもちろんのこと、

このソースとご飯だけでも全然1杯いけてしまうくらい美味い。

まさに、究極的なツナマヨであった。

いやー、これ食べられたのは大きい。

 

NOT FOUND 和牛と雲丹

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いよいよメインの麺である。

タイトルに雲丹とあったので、

この黄色いのがウニのソースなのだろうか?

と思って食べてみると、甘い。

これは雲丹の感じではないな、あれ?

と思っていたら、店長さんから説明が。

 

スープは、

さつまいも白菜人参を無水調理したもの?をベースに、

豆乳和だしと一緒に混ぜているとのこと。

どうりでこの甘みは野菜だったのか、と納得。

じゃあ、ウニはどこだ?と思って聞いていると、

まさかの

牛脂新鮮な生うに麺に練り込まれているとのこと。

ひとすすりしてみると、強烈な雲丹感が!

高級な雲丹を使っているらしく、半端ではない存在感。

いやー、これは美味い。

 

そして、もう一つの主役の和牛は、2種類のチャーシュー。

まず一つ目は、タン

ネギ油オイルコンフィされているということで、

完全に火が入っていて一見すると硬そうに見えるのに、

めちゃくちゃ柔らかくて旨味もしっかり。

ネギの旨味もしっかり肉に移っていて、

ほんと何枚でもいけちゃう美味しい牛タンであった。

 

ふたつめは、ホホ肉

一朝一夕ではたどり着けない圧倒的な柔らかさと旨味

もうね、これは単体で発売されてたら買いたいレベル。

店長さんの解説によると、

一度沸騰させたお湯で10分炊いたのち、

醤油みりん煮切りにつけて真空パック70℃で、

なんと8時間寝かせているとのこと。

仕込みが超絶大変で毎日やるのはきついと仰っていた。

いやーそれだけ手のかかる仕込みのおかげで、

こんな感動的な味が体験できていると思うと、

本当に頭が下がる。

新年から感謝しかない。

 

他のトッピングとしては、

オニオングラタンの乗った海苔ラスクも激ウマ。

スープを吸う前のカリカリ感が残っているうちに半分、

残り半分はスープを吸ってひたひたになった頃に食べた。

いわずもがな、最高であった。

 

 

 

本当は、丼のご飯を残しておいて、

ここで投入したいところであったが、

ツナマヨがあまりに美味しすぎて、

既にご飯を食べ切ってしまっていたのが、

今回の唯一の反省点である。

 

ということで、

新年から、あまりに美味すぎる独創的な限定であった。

今年も八咫烏さんの限定から目が離せないなーと、

改めて思った次第である。

 

緊急事態宣言が出てしまったので、

行く回数は減らさざるを得ないかなとも思うが、

これからも応援していきたいお店なので、

自粛要請が明けたらたくさん行きたいと思う。