腸壁を削って美味い物を食す

元潰瘍性大腸炎(軽症)患者であった筆者(現在は完治済)が、症状が再燃するリスクを覚悟してでも食べたいと思うほど美味しかった逸品(主に麺類)を紹介していくブログです。不定期更新ですが、地道に書き進めていきます。よろしくおねがいします。

580. 中華そば@竹千代(尾久):突き抜ける椎茸の強烈な香りと旨味にノックアウト!こだわりの厳選素材が作り出す至高の醤油ラーメン!

感想をひとことでいうならば、

椎茸をこんなにも美味しいと感じられるラーメンがあったなんて。

 

そんな一杯が味わえるのは、

JR宇都宮線尾久駅のほぼ目の前にある、

中華そば竹千代さんである。

 

尾久駅宇都宮線しか止まらない駅ということもあり、

個人的にはあまり利用したことが無い駅であった。

 

今住んでいる荒川区からもそう遠くないので、

がんばれば自転車でいけるかなーという距離。

そんなところに、名店ができていたなんて・・・。

 

このお店を知ったきっかけは、TRYラーメン大賞

よく耳にする新店が次々ランクインする中、

醤油部門の第2位に堂々ランクインしていたのが竹千代さんなのである。

 

メニューは非常にシンプルで、中華そば一本

トッピングをするかどうかだけ選べるわけだが、

食べログでオススメされていた味玉を追加してみることに。

 

中華そば(+味玉)

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超絶シンプルなビジュアル。

オーソドックスなラーメンなのかなー

と思いきや、全く違うのが香りである。

 

店に入った瞬間から少し漂ってはいたのだが、

着丼時にダイレクトに押し寄せる椎茸の香りが凄まじい。

それも、全く癖がなく、いい部分だけ抽出された香り。

この香りだけで来た甲斐があったと思えた。

 

そして、スープを一口飲むと、

椎茸と昆布の旨味があふれ出し、醤油のキレも良いタイプのスープ。

これはいつまでも飲めてしまう。

 

調べてみたところ、

長野産の干しシイタケ

利尻産の昆布

を、それぞれの材料を別の鍋で、それぞれ適切な温度で炊いていき、

椎茸はグアニル酸、昆布はグルタミン酸を存分に抽出させ、

食べる直前にそれぞれのスープを一つに合わせているという。

しかもカエシに使われているのは、

京都産竹岡醤油という高級品。

そりゃうまいはずである。 

 

そこに合わせるのは、

北海道産の春よ恋ゆめちから群馬産小麦ブレンドした細麺。

清湯系スープなので、このような細麺はまさにベストマッチ。

 

トッピングにもこだわりがあるようで、

愛媛産 孟宗竹メンマ

ほそやのまる豚というブランド豚のチャーシュー

など、すべて国内産でこだわりのセレクションである。

もちろん味も素晴らしい。

 

そして極めつけは、 

高嶺の卵

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なんと、普通の卵に対してビタミンEが14倍とのことである。

抗酸化作用も普通の卵よりも高いとのこと。

濃厚でコクの強い黄身が非常に特徴的で、これは美味い。

一度でいいからこの玉子でTKGやってみたいなーと思った。

 

ということで、

非常にオーソドックスながら、

それぞれの素材の旨味を最大限に引き出すことにこだわった、

まさに至高の一杯といえる醤油ラーメンであった。

 

すべて国内産の材料ということで、安心できる面もあるし、

子供から大人まで幅広い層に受け入れられるラーメンなのではないかと感じた。

これはTRY2位も納得である。

 

最近は限定ものばかり食べてしまっているが、

たまにはこういうオーソドックスなものも良いなと思えた一杯であった。