腸壁を削って美味い物を食す

元潰瘍性大腸炎(軽症)患者であった筆者(現在は完治済)が、症状が再燃するリスクを覚悟してでも食べたいと思うほど美味しかった逸品(主に麺類)を紹介していくブログです。不定期更新ですが、地道に書き進めていきます。よろしくおねがいします。

708. 中華そば@製麺rabo(西新宿五丁目):感動的なコスパのあっさり鶏出汁中華そば&トロトロ角煮丼!

今回は新宿の隠れた名店を紹介。

その名も、

製麺raboさん。

 

結論から書くと、

・超絶的な高コスパ

・上質なあっさり鶏出汁醤油スープ

・明らかにミニではない角煮丼

である。

 

なお、店名のラボと聞くと研究室を思い出すが、

研究室の英語のスペルはlaboratory

よって由来は研究室ではないと思われる。

 

そんな特徴的な名前で記憶に残っていた製麺raboさん、

場所は西新宿五丁目という大江戸線の駅が最寄り。

都庁前駅よりも西側なので、普段行かない駅であるのだが、

実をいうと今回は、

他の店に行くために西新宿五丁目を訪れていた。

 

そのお店が、らぁ麺や 嶋 さん。

言わずと知れた、食べログ評価4越えの名店である。

そちらに並びに行こうとしたものの、

記帳の書き込み欄が全て埋まっており断念。

周辺で美味しいお店が無いか探していたときに、

見つけたのが製麺raboさんだったのである。

そのくらい、お店同志の距離は近い。

 

いざお店の前にやってくると、

まず、看板に書かれたメニューの数に驚く。

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・らーめん(濃厚魚出汁)

・中華そば(あっさり鶏出汁)

支那そば(あっさり魚出汁)

・つけ麺(濃厚魚出汁)

・つけそば(あっさり魚出汁)

ということで、

基本メニューだけで5種類もあるのである。

ネーミングもしっかり分けているのが凄い。

 

このメニュー数を見ると、魚出汁の方が多いので、

魚出汁の方が自信があるのでは、と思いきや、

食べログのコメントでも一番多いのは、

あっさり鶏出汁の中華そば

であった。

さらに、券売機に人気No.1と書いてあったのも、

中華そばなのである。

これまで初回は、

一番上に書いてあるものを食べることが多かったが、

今回は食べログの人気を信じて中華そばを注文することに。

 

ただ、びっくりしたのはその価格で、

最近のラーメン屋にしてはリーズナブルな700円

今回はお腹もすいていたので、

サブメニューとしてミニ角煮丼(150円)もつけることにした。

 

中華そば(あっさり鶏出汁)

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見た目はオーソドックス醤油ラーメン

 

綺麗な麺線の細麺の上には、

バラ肉と思われるロールチャーシュー

メンマ、小松菜、ネギ、海苔といった、

定番の具材が並べられている。

 

レンゲでまずはスープを一口すすると、

強めの醤油の風味と鶏の旨味がブワっときて、

疲れた身体に染み渡る感覚である。

これは美味い。

ジャンルで言えば鶏清湯系であり、

あっさり、とメニューには書いてあったが、

物足りなさは全く感じなかった

 

そしてそのスープに合わせる麺がすごく良くて、

ただ細いだけじゃなく、表面が滑らかでツルツル

程よい歯切れで、加水率も丁度良い

表面のラードの油感もあってか、スープが絡む絡む

どんどん箸が進んでしまった。

 

各種トッピングも秀逸で、

豚のロールチャーシューは、

しっかり火が通っていて味が染みているタイプ

肉の赤身部分は柔らかさを保ちながら

脂身は程よく落ちていて

個人的にはすごくバランスの良いチャーシューに感じた。

 

小松菜は茎の部分でシャキシャキの歯応えが良い。

メンマ柔らかめのタイプで本数が多かったのが嬉しい。

ネギ2つの切り方で入っているのも、食感が違って良い。

 

また、清湯系醤油に欠かせない味変がコショウである。

言わずもがな相性は最高であり、

思わず多めに振ってしまった。

 

第一印象では醤油が強めに感じたが、

後味はスッキリとしていて、全く飽きが来なかったので、

最後の一滴まで飲み干してしまった。

 

そして、サブメニューがこちら。

 

ミニ角煮丼

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注目していただきたいのはその価格である。

私が頼んだのはミニ角煮丼のはずなのに

出てきたのは、全然ミニではない普通のお茶碗で、

角煮は大きめの2切れと、切れ端がたくさん盛られている。

箸で簡単に切れる柔らかさであり、

味付けも甘辛くて絶妙な塩梅で、ご飯が進む進む。

これで150円というのは、正直もっと取って良いのではと思う。

そのくらい、コスパのサブメニューであった。

 

ということで、

ノスタルジックなオーソドックス醤油ラーメンであったが、

サブの角煮丼も含めてとんでもない高コスパであり、

きっと今後も無性に食べたくなりそうな味であった。

 

鶏出汁でここまで美味しかったので、

おそらく魚出汁も高クオリティと思われるので、

新宿に行く機会があれば次は他のメニューも食べてみたい。