腸壁を削って美味い物を食す

元潰瘍性大腸炎(軽症)患者であった筆者(現在は完治済)が、症状が再燃するリスクを覚悟してでも食べたいと思うほど美味しかった逸品(主に麺類)を紹介していくブログです。不定期更新ですが、地道に書き進めていきます。よろしくおねがいします。

908. MONKEY SCIENCE 鰻とそら豆@八咫烏(水道橋)

先週の八咫烏さんは、

MONKEY SCIENCE 鰻とそら豆

ということで、

まさかのであった。

土用の丑の日のイメージがあるので、

5月に登場するのは珍しい気がするが、

めったに食べない食材なので、

ここで食べられるのは嬉しい限り。

 

この日のメニューはこちら

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さすがに胃袋が小さくなってきたので、

うなぎもう1枚は厳しく、

メインとご飯だけ注文することに。

 

まずは食前茶から。

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葉っぱのほうじ茶

茎で出すことが多いらしいのだが、

葉っぱだけで抽出したとのこと。

甘味強くて苦味少ない印象であった。

でもほうじ茶特有の香ばしさはそのまま。

美味しかった。

 

鴨出汁

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先付ということで登場。

肝吸いの代わりということなのだが、

じんわりと良い出汁が味わえて、

これはこれでめちゃくちゃ美味しい。

 

そしてメインも登場。

MONKEY SCIENCE 鰻とそら豆

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緑色の空豆スープの上には、

超巨大な鰻の蒲焼が1枚。

その上にふわとろの卵と、

それに絡んだネギ、

さらには細かく刻まれた海苔が乗っている。

もうこの組み合わせだけで、

優勝間違いないわけだが、

店長さんの解説を紹介する。

 

スープ

そら豆、絹豆腐、鰻出汁、鰹出汁、マスカルポーネ

オイル

太白ごま油、鰻の骨

かえし

木の芽、山椒、白味噌、塩昆布、みりん、日本酒、たまり醤油

 

ということで、

今回もまた多数の食材が組み合わされている。

とくにマスカルポーネが入っていたとは、

どうりでスープがクリーミーなわけである。

 

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そこに卵に鴨と鰹出汁と九条ネギが乗っており、

そのふわトロ感がたまらない。

さらに、海苔は、

鴨油で揚げたあおさのりだそうで、

サクサクパリパリで、

鴨脂の旨味もほんのり乗っていて、

香ばしくて最高であった。

 

鰻アップ

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直前で再度焼かれて提供される鰻の蒲焼。

これがまたフワフワで激ウマ。

ラーメン屋でこの大きさの蒲焼が

出てくることにも驚きであるが、

スープや卵に絡めて食べていったときの

多幸感は凄まじかった。

 

麺アップ

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やや太めのしっかりした麺で、

まろやかで濃厚なスープや

鰻の強い味にも負けない、

コシの強い麺であった。

 

そしてまだ紹介していなかったが、

今回のご飯がこちら。

鯛の魚味噌、ガリとシソのご飯

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魚味噌ということで、

あまり食べたことなかったが、

色は白いが結構塩味があって、

ガリと紫蘇の良いアクセントもあり、

これだけでも勿論美味しい。

 

だが今回は、先付の鴨出汁と、

余ったスープをダブルで投入し、

ひつまぶしのようにしていただいた。

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これは完全にひつまぶしの上位互換。

玉子と枝豆スープが全体を包み込んで、

まろやかさが加わったひつまぶし。

そこにガリやシソの爽やかさと、

魚味噌の程よい塩味があって、

筆舌に尽くしがたいとはまさにこのこと。

 

 

ということで、

久々の鰻×ラーメンであったが、

至高の鰻料理として完成されていたし、

しっかりラーメンとしても美味しかった。

最近なかなか仕事が激務で疲れていたので、

何とか頑張れそうである。

 

また次回の限定を楽しみにしたい。