八咫烏さんの今週の限定は、
タイトルの通り、かなり異色な一杯。
しかも、前日までのツイッターにて、
内容が全く明かされておらず、
行ってみてわかるという限定だったので、
どんなものがでるか、非常に楽しみであった。
すると、登場したのは、
まるでオムライス
一瞬、何が起きたのか理解できなかった。
オムライスとラーメンがコラボするなんて、
完全に予想の範囲外である。
だが、注文するに限る。
なお、20時頃だったので、
もうギリギリ無くなりそうだったようで、
既に壁からはメニュー表が剥がされてしまっていた。
ただ、ギリギリ材料を残していたようで、
常連特権で作って頂いたような形となり、
本当にありがたい。
後から来た何人か分も同じパターンで作っていたが、
さすがに20時半近くなると、
常連さんであっても、もう終わりです、
みたいな感じになっていたので、
ギリギリ食べることができて良かった。
まずはいつもの食前茶から。
2色アイスティー(チョコ、バニラ)
ということで、
まさかの甘いアイスティー。
ただ、一般の加糖の紅茶よりは、
甘味がスッキリしていて、
チョコとバニラの独特の香りが際立つ、
美味しく飲める甘いお茶であった。
続いてはサブメニューのこちら。
オニオングラタンスープ
完全に洋食の付け合わせである。
ただ、めちゃくちゃ美味い。
生玉ねぎの辛味とシャキシャキ感をアクセントに、
スープ内のオニオンは甘味と旨味が凝縮。
これは一品料理としてもすごい。
とくに、こんがり焼かれたバケットに、
チーズがトッピングされており、
最初サクサクのうちに食べても美味いし、
後半にスープを吸わせた状態で食べると、
それもまた最高に美味しい。
この日は結構気温が低く、
麺の方にスープが無かったので、
このスープで温まることができて良かった。
そしてメインが登場。
まるでオムライス
本当に見た目はオムライスそのもの。
皿がオレンジ色なので、わかりづらいかもしれないが、
この卵焼き自体も結構オレンジ色に近い黄色をしている。
これはマキシマム濃い卵だろうなぁ。
恐る恐る中身を確認してみると・・・
御覧の通り、しっかりと麺が入っているのである。
平打ちのモチモチ麺に、
特製のトマトベースのソースがしっかり絡んでおり、
これだけでもめちゃくちゃ美味しい。
さらには、具が盛りだくさん。
ベーコン、マッシュルーム、ピーマン、パプリカ、玉ねぎなど、
多彩な具材が入っており、
具だけみるとナポリタンに若干近い感じだが、
中華麺であることや、ソースの味も含めて総合すると、
しっかりラーメンらしさもある。
それでいて、卵やケチャップとも相性が良く、
オムライスをかきこむように、
バクバクと食べ進めていってしまった。
なお、トッピングの中で凄かったのはこちら。
イベリコ豚のベーコンである。
これが、脂身も美味しくて、
独特の薫香もしっかりとあって最高だった。
もしできたなら、ベーコン増ししたかったなあ。
そんなことを考えながら食べていくと、
食べ終わる直前にこちらが登場。
ガリバタ追い飯
これまたうまそう。
だが、ここで事件が発生。
追い飯が来る前に具を食べ切ってしまったのである。
私としたことが。これは予想外。
追い飯を頼んでいたことを完全に忘れていた。
あまりに美味しくて具を麺に絡めて、
バクバク食べ過ぎてしまった。
ただ、不幸中の幸いで、
オニオングラタンスープがまだ残っていた。
よし、こちらに合流させよう。
ということでできたのが、こちらである。
想定外ではあったが、
オニオングラタンスープには、
チーズも入っていたので、
ガリバタ×オニオン×チーズという組み合わせが、
美味しくないわけが無く、
これはこれで良い締めとなったのであった。
ということで、
これまで食べてきた八咫烏さんの限定の中でも、
かなり異色な一杯であったと思うが、
メチャクチャ美味しかった。
なお、たまたま隣にいた女性のお客さんが、
このメニューの生みの親だったらしく、
「町中華のオムライスのイメージで」というリクエストをしたことで、
このメニューが生み出されたそう。
そのリクエストからこんな逸品ができるとは、
店長さんの創作力の凄まじさを改めて思い知ったわけだが、
私としては、そんな激レアな限定を食べることができて、
嬉しい限りだし、感謝しかない。
また次なる限定を楽しみに、仕事を頑張ろうと思う。