引き続き、新規開拓シリーズ。
今回訪れたのは、池袋である。
めんたい煮込みつけ麺
という料理名だけを聞くと、
とんでもなくジャンキーで塩辛い一杯なのではないか。
という予想をされる方が多いのではと思う。
かくいう私もそのひとりで、
いつも雑誌でこの名前をみるたびに、
しょっぱそうだなーという印象を受けて、
行くのをためらってしまっていた。
それに、腸をケアするためにも、
辛い物は良くないし避けたいなー、
という思いもあった。
ただ、症状が安定してきた今となっては、
ためしに一度くらいは行ってみようかなと思ったので、
思い立ったが吉日、ついに初訪問したのである。
池袋駅の建物から出てすぐのところにある雑居ビル。
階段を上って行き、どんなところだろう?と扉を開けると、
つけ麺屋とは思えないオシャレな空間が広がっていた。
それが今回の元祖めんたい煮込みつけ麺さん。
なお、店名=メニュー名となっている。
なお、来店前は辛さにビビっていたのだが、
辛さは自由に調節することができ、
・辛さなし
・小旨辛
・中旨辛
・大旨辛
・激旨辛
・バカ旨辛
という6段階の設定があり、激旨辛以上は有料。
麺の量も100~300gまでは無料で選べるということで、
かなり自由度が高い印象。
ただ、お値段が若干、お高めの設定。
ご飯とセットにすると、1700円近くになってしまうので、
少々びっくりしたわけだが、
まあ、初回訪問なので全部食べておこうと思い、セットで注文。
メニューが決まって、木札を使って注文すると、
自分は一人だったので、カウンターに通されることに。
そしてまずやってきたのは、こちら。
ラーメンやつけ麺は脂が多いため、このサービスは嬉しく、
さすがお値段が高めなだけあるなあと思ってしまった。
女性客が多いというのも、このあたりのサービスが良さが要因かもしれない。
煮込みということで、少し待ったのだが、
このルイボスティーを飲みながら待てたので、あまり苦にならなかった。
元祖めんたい煮込みつけ麺 中盛・小旨辛
なんともおしゃれな丼に入って登場。
このように縦向きにお膳が置かれるというのは中々斬新であった。
コクのかたまりである明太子をベースに、
様々な野菜の細切れやシイタケやタケノコなどの具材が混じる和風スープ。
そこに、コシがあって表面が滑らかな低加水の麺が組み合わせられている。
ジャンキーなのを想像していた自分を殴りたいくらい、
全体として非常にお上品なつけ麺が出てきて非常に驚いた。
明太子ベースであることには間違いないが、
上述の様々な食材の旨味や鰹だしも効いているスープは間違いなく絶品。
なお、心配していた辛さレベル:小旨辛は個人的には大正解で、
全く辛さが無いのは嫌だけど、辛いのは苦手、という人は絶好のレベル。
トッピングには、
・海苔
・魚粉(焼きあご)
・なると
・ネギ
・揚げ麩(上に辛味ソース)
焼きあごの魚粉がなかなかな絶品。
溶かしていくと、なお旨味が倍増する。
珍しいのは、揚げ麩。
カリカリした食感を楽しむのもいいし、
スープに浸してやわやわにしてから食べるのもアリ。
辛味ソースと書いてあったが、そこまで辛すぎはしなかった。
若干酸味もあったので、後半の味変にはいいかもしれない。
スープ割
ポットで提供されて好きなだけ割れるタイプのスープ割。
かつおだしのシンプルなスープ割と思われるが、
元々が和風のスープなので、意外にすんなり飲めてしまう。
イメージと全然違ったので正直びっくりした。
雑炊
明太子とかつおだしとくれば、ご飯が合わないはずがない。
しかも、焼きあご魚粉で旨味が倍増された後である。
もう最高としか言いようがない。
ただ・・・値段がなあ。
これをするには1700円必要と思うと、
若干、心に引っ掛かりがあるのは否めなかった。
飲めるほどのとろけるプリン
名は体を表すということわざのとおり、
たしかに、飲めると表現できるほどとろける。
もの凄く柔らかいし、クリーミーだし、美味い。
カラメルもゼリー状になってて美味しいし・・・
でも、値段がなあ。美味しいけど、500円越えとなると・・・。
ということで、
値段に対しては若干辛口な感想となってしまった。
普段、3000円近い限定麺を食べているわけなので、
それより安いじゃないかというツッコみが怖い。
ただ、どうしても値段に釣り合ってない感を覚えてしまったのが正直なところ。
ただ、美味しかったことは間違いないし、
普通のつけ麺屋さんにはない、おしゃれ感・高級感があるお店だったので、
そういった落ち着いた雰囲気でつけ麺を食べたい方や、
明太子や辛い物が好きな方にとっては、
行ってみて損はないお店ではないかと思う。
ということで、
新規開拓シリーズ、まだまだ続きます。