新規開拓シリーズは前回の池袋から西武池袋線に乗車。
池袋から数駅の東長崎駅で下車。
初めて降りる駅である。
そこから徒歩1分のところにあるのが、
今回訪れた名店、カネキッチンヌードルさんである。
ミシュラン・ビブグルマン掲載という文字が躍る看板が目立っており、
お店の場所はすぐに分かった。
店は2階にあるのだが、
その横の階段でさらに上の階まで続いている行列が目に入ってきた。
最後尾は3階にあたるそのビルの屋上まで続いており、
さすがの人気店である。
なお、11時台なのに30人越えであった。
メニューは、
・醤油
・塩
・煮干し
・淡麗つけ麺
の4種類があったのだが、
今回は初回だったので、一番上にあった醤油を選択。
せっかくなので、トッピング全部入りの「特選」にすることにした。
そして、お得なランチ肉丼なるものもあったので、そちらもいくことに。
地鶏丹波黒どり醤油らぁめん(特選)
見た目はシンプルだが、澄み切ったスープがもうそれだけで美味そう。
特製というだけあって、チャーシューが数種類と味玉も入っている。
そしてラーメンには珍しい三つ葉。
その存在だけで、ちょっと和風っぽい印象になる。
さっそくその澄み切ったスープからいただくと、
強烈な鶏の旨味と醤油のキレが際立つ激ウマスープ。
鶏×水系のオーソドックスなスープながら、
最高レベルに近い美味しさなのではないだろうか。
「地鶏丹波黒どり」を使用しているということで、
その出汁の美味しさが際立っていると思う。
また、醤油ダレもこだわりまくっているらしく、
にほんいち醤油や、丸中醤油など、ブランド醤油を他種使用しており、
醤油の香りとキレ、旨味が尋常ではない。
鶏×水系のお店は、鶏油に頼っている店も多いが、
ここは意外と鶏油が少なめであり、かなりヘルシーな印象。
それでいてここまでのコクや旨味を出せるのは凄いと思った。
どうやら昆布や煮干しなども多少入っているようなので、
その下支えによるバランスの良さがなせる業なのだと思う。
次に麺を食べてみると、
ほどよく加水率高めの中細麺であり、若干柔らかめに茹でられている。
提供された時点で既にスープを軽く吸っているような印象。
麺をすすると、麺と共にスープの旨味が一気に押し寄せてきて、
噛みしめたときの小麦粉の旨味がスープの旨味に重なるのが最高である。
そして注目のチャーシューは4種類。↓
・豚肩ロース吊し焼き
・国産鶏胸肉レアチャーシュー
・鴨胸肉レアチャーシュー
という特選にしてよかったと思える、素晴らしいラインナップ。
豚肩ロースの吊るし焼きは分厚くてジューシーで、
釜で焼き上げたスモーキー感もたまらない逸品。
三元豚の塩麹焼きは比較的薄切りで火はしっかり通っている感じ。
噛みしめるとしっかり豚肉の旨味が溢れてくるのは素晴らしい。
低温調理の鶏胸肉と鴨胸肉のレアチャーシューは、
さすが低温調理というべき柔らかさと旨味を兼ね備えていて、
いずれも絶品であった。とくに鴨は非常にレベルが高く、美味しかった。
他のトッピングは、
定番のメンマやネギ、それに前述の三つ葉、
さらには特選なので味玉が付いていた。
味玉ももちろん高品質であり捨てがたいので、
初めて行く方には、特選をおすすめしたい。
ランチ肉丼
凄くオシャレな感じで出てきたミニ丼。
150円という値段もあり、若干こじんまりしたサイズ感であるが、
食べ終わった後の満足感はかなり高い。
なぜなら、ラーメンに乗っているチャーシューとは、
少し違うタイプの肉が乗っているところがポイント。
ごろごろと大きめのカットの低温調理肉であり、
特製のタレも相まって、非常に贅沢なミニ丼となっている。
ということで、
ミシュラン・ビブグルマンにも選ばれた一杯は、
大行列ができるのも納得の高クオリティな一杯であった。
やはり有名店は一度行ってみるべきである。
まだまだたくさんのメニューがあり、
不定期で限定メニューも存在しているようなので、
西武池袋線に乗る機会があったら積極的に寄っていきたい。