浅草の中華ソバビリケンさん。
久々に近くを通りかかったところ、
なんともキャッチーな限定をやっていたので、
食べてみることにした。
実はまだ記事化していない限定メニューを一度食べているのだが、
本限定メニューが限定200食ということもあり、
先にこちらを紹介したいと思う。
ちなみに、レギュラーメニューの記事はこちら。
なお、こちらのビリケンさんは浅草は駒形橋の西側に位置し、
浅草雷門から一本南側の通りになるのだが、
最近、毎週のように限定メニューが登場し、
毎日のように行列を作っている大人気店である。
出来てすぐは、オーソドックスな醤油ラーメンのみだったのに、
しばらく行ってないうちに、営業スタイルが全く変わっていた。
いつの間に第二形態になったのだろうか？
まあ個人的には、美味しい限定ラーメンのお店の候補が一つ増えたので、
まことに嬉しい限りである。
ということで、本題に入る。
まずは、なんといってもそのタイトルである。
シン・エビミソパイタン激情版:||
自分はエヴァンゲリオンにそこまで詳しいわけではなく、
まだ本家のシン・エヴァンゲリオン劇場版:||は見ていないが、
それまでのシリーズは一応すべて見ており、
それなりになんとなく話の流れを知っている程度である。
ただ、twitterでそのメニュー名を見た瞬間、
逃げちゃダメだ。
と思い、行くことを決意したのである。
時刻は14時を回っていたのに、
10人ほどの行列ができており、
さすがだなあと思いつつ、食券を購入。
並んでいる人のほとんどが、限定を頼んでいた。
やはり目的は同じか。
さて、店に入っても、
半分以上はやはり限定を頼んでおり、
お店の中は海老の香りでもの凄いことになっていた。
少し待ったのち、
いよいよ出撃である。
シン・エビミソパイタン:||激情版
セカンドインパクト後の海のように真っ赤に染まったスープ。
まさか、辛いのか？
と、いやな予感がしたものの、
一口飲んでみると、波長パターンはオレンジ。
全く辛くはなく、
我が腸壁を侵蝕するパターンではなかったことにひと安心。
その安堵と共に、
恐ろしいボタン海老濃度の空気が肺の中に満たされる。
この濃度はすごい。
twitterにて、
「鶏白湯に炒めたボタンエビを暴走したかのように大量投入した」
と解説されていたが、
ここまで濃いボタンエビ濃度は初めてかもしれない。
えぐみとかそういうのを度外視してまるごと煮込んでいる印象。
オマール海老や伊勢海老も美味いが、
ボタンエビは磯感がより強い感じで違うベクトルで美味しい。
もしかしたら好き嫌いは分かれるかもしれないが、
個人的にはこの濃度は好きである。
そして、そこに合わさるのが、独自の配合されたという4種類の味噌と、
超濃厚な鶏白湯であり、これが恐ろしく美味すぎる。
まさに(ボタン海老の)生命のスープともいうべき液体であった。
そこに合わせるは、
プラグスーツのようにしなやかな麺線の細麺。
しっかりスープを吸ってすする度に美味い。
トッピングとしては、
・豚バラチャーシュー
・白髪ねぎ
・干し小海老
・えびせん
・小松菜
・メンマ
・海苔
という何とも豪華なラインナップ。
豚バラチャーシューは、
アンチATフィールドの干渉を受けたかのように、一瞬で崩壊する柔らかさ。
ただでさえ、海老の濃度が凄いのに、
そこに使途のように追い打ちをかけてくる干し小エビとえびせん。
量産型かのような大量の白髪ネギ。
トウジとケンスケのような名脇役感のある、小松菜とメンマ。
名言を残して去る加持リョウジのような渋さのある、海苔。
ということで、
無理していろいろ書いては見たものの、
エヴァ素人の限界がそこにはあった。
とにかく美味しくて、
海老好きにはたまらない一杯なので、
チャンスのある方はぜひ食べてほしいと思う。
なお、200食あったらしいのだが、
今日だけで120食も出たらしく、
残り80食とのことなので、
チャンスは本日4/19までなのかもしれない。
終劇
