腸壁を削って美味い物を食す

元潰瘍性大腸炎(軽症)患者であった筆者(現在は完治済)が、症状が再燃するリスクを覚悟してでも食べたいと思うほど美味しかった逸品(主に麺類)を紹介していくブログです。不定期更新ですが、地道に書き進めていきます。よろしくおねがいします。

635. ごくにぼMAX@長尾中華そば(淡路町):煮干し好きな人は食べなきゃ損と断言できる青森発の超絶濃厚煮干しラーメン!

煮干し系が大好きな皆様、お待たせいたしました。

 

まぎれもなく過去最高濃度の煮干しラーメンの登場である。

 

それが今回訪れた、長尾中華そばさん。

 

神田と書いたが、

実際に最寄り駅として挙がるのは淡路町や小川町。

そちらの方が近い。

エリアとしては神保町の東側で、

つじ田さん、MANNISHさん、五ノ神水さんとも近い位置である。

つまりは秋葉原からも徒歩圏内。

 

ふと、煮干し系の濃いやつが食べたいなーと思った時に、

新規でどこかないか探していて見つけたのがこちらのお店。

結構前からあったらしいのだが、なぜか気付かなかった。

 

こちら、青森の人気店がこちらに進出してきたというお店であり、

青森県ご出身の方には地元の味ということになるのかもしれない。

地味にあのSUSURUさんも青森出身ということで、

動画の中ではだいぶ懐かしんでおられた。

 

前置きはさておき、

こちらのお店でまず悩むのは、

煮干しの濃度をどうするか?

である。

 

メニューだけでみても、

煮干しの濃度が何と5種類も存在している。

薄い方から、

・あっさり

・あっこく

・こく煮干し

・ごくにぼ

・ごくにぼMAX

となっている。

 

全種類、写真があるので、それを基準に選ぶわけだが、

正直、かなり迷った。

口コミも様々であり、

「もっと濃くすればよかった」「薄くすればよかった」

と二分されていて、正直何を基準にすれば良いか・・・。

 

ただ、自分としては、煮干しはかなり好きな方であり、

なおかつ濃厚も好きであり、

これまでにも煮干し系の濃厚そばを何種類も食べたことがある。

ということで、ここは経験を信じて、

最大濃度ごくにぼMAXに挑戦してみることにした。

 

ごくにぼMAX

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見るからに煮干しMAXなセメント系のスープ

でも思ったより茶色っぽかったのが意外。

さっそく一口飲んでみると、

キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

といわんばかりの超強烈な煮干し感!

ドロドロというか、ところどころザラッとした口当たりもある、

ほんとうに煮干しを丸かじりにしているような濃度である。

でも、これだけ煮干しが強くても、

意外なことに煮干し特有のほどよいビターさはありつつも、

思っていたものの数倍は飲みやすかった

塩味もそこまで強くないので、

濃厚だが、飲みやすさも兼ね備えたスープとなっており、

すごく良い意味で予想を裏切られたという形になった。

 

麺は太縮れで若干うどんに近いような印象を受ける麺。

これだけ太いと、濃厚スープに負けない存在感があって非常に良い。

 

トッピングは、

ねぎ、メンマ、豚バラチャーシュー

というシンプルなものだが、

チャーシューの上にさらに煮干し魚粉が振りかけられていて、

さらに煮干し濃度を増すことができる設計。

 

チャーシューを食べてみると、

醤油ダレで味付けした皮付き豚バラ肉の煮豚タイプ

適度に味付けが施されていて、

噛み締めると、肉薄であるにも関わらず豚肉自体の旨味が存分に味わえて、

なかなかレベルの高い逸品であった。

一方のメンマは固めで味も濃いめのタイプ

個人的にはあまり好みではなかったが、

この煮干しスープに負けない存在感を放っていた。

 

上北丼
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青森でおなじみらしいスタミナ源たれという焼き肉用のタレが

チャーシューにこれでもかと振りかけられた丼である。

比較的甘めだが、いろいろな旨味も感じられる美味しいたれで、

豚バラチャーシューとキャベツとの相性も非常に良くて、

これはご飯が進むやつである。

煮干しスープが濃いので、さらに丼も濃かったらもたれるかなとも予想したが、

このタレによる食欲増進効果が勝っていたようで、

全然気にすることなくぺろりと平らげることができてしまった。

 

ということで、

煮干し系の過去最高濃度とも思われる一杯であったが、

旨味も存分にありつつ意外にもかなり飲みやすいスープであり、

煮干し好きには最高とも言える一杯なのではないかと思う。

自分はごくにぼMAXにして正解だった。

 

煮干し系が好きなら間違いなくハマる味だと思うので、

まだ食べたことのない人は、ぜひ行ってみてはいかがだろうか。