2回ほど紹介した稲荷町の稲荷屋。
店側からおススメされているレギュラーメニューは醤油ラーメン(およびワンタンメン)なのだが、もう一つのレギュラーメニューが今回紹介する塩ラーメンである。
この時は、限定麺を狙っていたのだが、残念ながら夜も遅かったので売り切れ。
そのため、まだ食べていなかったもうひとつのレギュラーである塩ラーメンを注文してみた。
塩ラーメン
出てきてまず目に入るのはどデカい鶏団子。
ここまで大きな鶏団子がデフォルトで付属しているラーメンは他にあるだろうか。
いくらチャーシューの代わりとはいえ、このボリュームは素晴らしい。
鶏団子を割って齧ってみると、単純に鶏挽き肉だけでなく、中に粗く刻んだ玉ねぎや、刻んだ軟骨などが入っており、食感も楽しい。
3つも入っているが、飽きさせない魅力の詰まった鶏団子である。
続いて、特徴的なのは、濁りの無い透き通ったスープである。
上品な鶏出汁が特徴で、浮いている鶏油や柚子の香りがそれにプラスされて、なんともいえない素晴らしいハーモニーとなっている。
そして、このスープには白髪ねぎが非常によく合う。
臭みとりという意味もあるのかもしれないが、食感も良いし、爽やかにもなる。
麺は、もちろん細麺。
スープが上品な淡麗系なので、この細さはドンピシャだと思う。
普通盛なのにそれなりに量が多いのも素晴らしい。
こういった上品な淡麗系のお店は往々にして量が少ない事が多いが、そういったお店での中盛くらいの量はあるのではないだろうか。
ということで、非常に上品かつ食べ応えのある塩ラーメンであった。
次こそは限定にありつきたい。
※レギュラーメニューのワンタン麺の記事はこちら