腸壁を削って美味い物を食す

潰瘍性大腸炎(軽症)持ちの筆者が、病状が悪化してでも食べたいと思う逸品(主に麺類)を思いつくままに紹介するブログです。基本的に週2回(日曜・水曜)の更新です。よろしくおねがいします。

425. 濃厚豚骨魚介つけ麺+柏幻霜ポーク全部乗せ@松戸富田麺伴(KITTE丸の内)

言わずと知れた名店「中華蕎麦 とみ田」。

本店は松戸にあるのだが、食べログは4.0を超えており、

TRYのつけ麺部門で殿堂入りを果たしたという、まさに伝説のつけ麺店である。

 

だいぶ昔に一度、「つけ麺博」にてとみ田のつけ麺を食したことがあるが、毎年1位になるのも納得のずば抜けた美味しさを誇っていた。

 

このたび、その支店が東京駅にできたと聞いて、居てもたってもいられずやってきたわけである。

場所は、東京駅の丸の内南口を出てすぐにあるKITTE丸の内の地下一階。

レストランフロアの中でひときわ長い行列を作っているのが、「松戸富田麺伴」である。

 

開店してしばらくは長蛇の列だろうと思っていたので、オープンから一か月後が経った後で行ってみた。

 

多少落ち着いてきたとはいえ、店に着いたときには30人ほどの行列。

1時間以上は待つことになりそうだなーと覚悟をしていたのだが、

席数が30近くあるおかげで列がみるみる進んでいく。

タイミングが良かっただけかもしれないが、20分かそこらで列の先頭に。

本店は1時間並ぶのが当たり前と聞くので、それと比べたら全然楽であった。

 

メニューは多々あるが、

基本は3種類。

・濃厚豚骨魚介つけ麺

→「中華蕎麦 とみ田」のつけ麺

・もりそば

→つけ麺の元祖、山岸一雄氏の大勝軒の「もりそば」

・中華そば

→もりそばと同じく大勝軒の中華そば

 

今回は脇目も振らずに目当ての「濃厚豚骨魚介つけめん」を選択。

そして、値段が値段なので若干躊躇をしつつも、おすすめトッピングの「柏幻雷ポーク全部乗せ(700円)」 を選択。

ここまできたら「全部いってまえ」の精神である。

(なお、翌日休みではなかったので、お腹的にはなかなかの賭けであった。)

 

食券を買ったタイミングで茹で始めているからか、

席についてから着丼までもスムーズであり、5分と待たずに着丼。

素晴らしい回転率。さぞ売り上げも弾んでいることだろう。

 

濃厚豚骨魚介つけ麺+柏幻雷ポーク全部乗せ

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まずはその特徴的な極太麺から。

ここまで太くて全粒粉というのは珍しい。

小麦の風味がしっかり残っていて、表面もややザラつきがある。

これがスープと良く絡むポイントなのだろう。

固さは、やや柔らかめだなーという印象。

でもこれだけの太さがあるので、あまり固すぎても噛み切れないからこのぐらいがちょうどよいのかもしれない。

 

スープ

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続いては、スープ。

見てわかる通り、圧倒的な魚粉の量。

そしてとにかく濃厚。 

ここまで濃厚なのに、全くしつこくなく、最後の一滴まで惜しくなる美味しさなのは「さすが」の一言に尽きる。

豚骨と魚介の強烈な旨味が押し寄せた後に、ネギと柚子の爽やかさがくる。

正直、このパターンはたくさん味わってきたはずなのだが、圧倒的な旨味の濃度と、それでいてしつこくないというバランス感覚が抜群。

ここまでドロドロなのに、なぜここまでくどくならないのかが不思議である。

ただし、粘度が高い為、スープの残量管理は気を配らなければならない。

あまりの美味しさに、ついつい付けすぎてしまい、気づいたらスープが無くなっている。

 

柏幻霜ポーク全部乗せ

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700円というある意味強気な値段設定。

一頭買いの千葉県産柏幻霜ポーク(ブランド豚)を使用しているらしい。

その特徴を公式HPから引用すると

~~~~~
柏幻霜ポークの特徴
●血統を重視し、与える飼料にこだわった豚肉です。
●肉質は、筋繊維が細かく、霜降りが入っています。 
コレステロール低下作用のあるオレイン酸とn-3系脂肪酸リノレン酸を多く含んでいます。 
●香り高い脂肪とまろやかな風味が特徴の上質な肉です。 
●直営・寺田農場の衛生的な施設「細霧冷房装置(ミスター快適)使用」で抗生物質を使用しないで育てた健康な豚肉です。
~~~~~
とのこと。
潰瘍性大腸炎患者にとっては「n-3系脂肪酸を多く含む」ということで小躍りしたくなる嬉しさである。※n-3系脂肪酸は炎症を抑える作用がある。

 

全部乗せの内容は以下の通り。

・バラチャーシュー(煮豚)

→トロっと柔らかいタイプ

・肩ロース吊るし焼き

→特製タレにしっかり漬け込まれた、味がしっかりしたタイプの焼豚。

 なんと2日間漬け込んでいるらしい。

ローストポーク

→表面が炙られたローストポーク。お酒が合いそう。

・醤油煮豚(モモ肉)

→醤油の中で豚を煮るという山岸氏の編み出した製法で作られたものらしい。

 しっとりした赤身肉。

 

これらの贅沢なチャーシューたちを麺とスープと一緒にかき込める幸せたるや半端ではない。

700円するので、毎回頼むわけにはいかないが、たまには贅沢しようかなーと思った時にはついつい手が出てしまうだろう。

 

そして最後は、スープ割。

最後までしっかりとスープのリソース管理をやりきった者だけがたどり着ける、ある意味ご褒美のような一品である。

美味しい店は総じてスープ割も美味しいが、もちろんここも美味しい。

器の壁面に魚粉が残っているので、それを溶かしながら頂く。

冗談ではなく、最後の一滴まで美味しい。

 

ということで、

本店に行くのはなかなかハードルが高い「とみ田」であったが、

抜群のアクセシビリティと回転率の良さで、一気にハードルが下がった。

 

とみ田は知ってたけど「松戸まで行くのはさすがに遠いなー」と思っていた人や、

長時間並びたくないという理由で行くのをあきらめていた人、

そして何よりつけ麺は好きだけど「とみ田」を知らなかった人には、

新幹線を使った帰りにでもぜひ立ち寄ってみていたただきたい。