やられたらやり返す、倍・・・
いや、3人まとめて1000倍返しだ!
先日、見事な1000倍返しが決まり、
大団円の最終回を迎えたドラマ半沢直樹2。
今回はその主人公半沢氏の名を冠するラーメン屋があると聞き、
行ってみることにした。
こちらの中華そば半ざわさん、
ドラマ半沢直樹2のもともとの放送予定に合わせたのか、
2020年4月に西巣鴨にオープンした新店である。
店名は、実際にはドラマとは無関係とのことだが、
ドラマの興奮が冷めやらぬうちに行っておくべきだろうと判断し、
西巣鴨の地へ向かったのであった。
ただ、こちらのお店の営業時間は、
9時~17時ということで、まさにサラリーマンの定時営業。
それもあって、なかなか行けていなかったのだが、
日曜日のスケジュールが空いた隙に行ってみることに。
JR山手線の巣鴨から歩けるだろうと思って、軽く考えていたら、
少し距離があり、15分程度歩いただろうか。
あまり歩きたくない人は西巣鴨を利用すべきかなと思う。
ついてみると、12時前で中は満員。
並ぶことは無くてラッキーだったが、
帰るころには並んでいたので、
ピーク時間帯はずらした方が良いかもしれない。
メニューは、基本的には
醤油と塩の中華そばだけであり、
そこに季節限定メニューが加わる感じ。
今日は煮干しつけ麺もあったのだが、
初回ということもあって中華そばの醤油を選択することに。
また、特製とランチ豚飯もつけてみた。
特醤油そば(醤油)
見た目からしてもうシンプルイズベスト系だなというのがわかる。
とにかく無駄な油が浮いておらず、
清湯醤油系の王道を行く見た目である。
まずスープからいただくと、鶏ガラベースのすっきり醤油。
ノスタルジー系というのも頷ける、ほんとにシンプルな味付け。
麺はやや黄色がかった細めの縮れ麺。
風味もどことなく昔懐かしい玉子麺風。
コショウがすごくよく合うタイプで、
出汁や醤油や油が控えめで、自己主張しない感じ。
悪く言えば、インパクトに欠けるというのかもしれないが、
バランスが非常に良くて、軽くさっぱりと食べれる味。
小さい頃、少年野球で試合に負け、
その帰りに泣きながらスポーツセンターの食堂で食べたあの味。
それにそっくりで、食べながら一瞬泣きそうになった。
とはいえ、その懐かしさだけではなく、
トッピングの揚げネギを混ぜると、
香ばしさとコクが一気に増して新しい風が吹くのである。
特製にするとプラスされるトッピングは、
ワンタン4個、チャーシュー+3枚、味玉
これらが全部セットで1100円なので、かなりお得感あり。
チャーシューは程よく脂が落ちていて食べやすく、
ワンタンの餡も肉がたっぷりで食べ応えも十分。
子供のころは、こんな贅沢できなかったなあ。
と、昔を思い出しながら、
贅沢できるようになった今の状況に感謝である。
味玉もしっかり味がついているタイプで、
とろりとした半熟加減、適度な甘みといい、質はかなり高い。
その他、ほうれん草、メンマ、ナルトも昔懐かしい感じ。
全てにおいて、ノスタルジックさが詰まったラーメンで、
たまにはこういうのもいいよねと言いたくなる味であった。
ランチ豚めし
非常にシンプルな豚バラ丼。
甘めのタレに漬け込まれた薄切り豚バラ肉は、
こちらもホッとする昔懐かしい味。
ランチタイムは、通常350円のところ、150円なので、
コスパ的にもかなり優秀なのではなかろうか。
ということで、
少年時代のあの頃の思い出がよみがえってくるくらい、
ノスタルジック系の中では、かなりクオリティの高い一杯ではなかろうか。
あの時代の一杯が食べたい、と思う人には刺さる味だと思う。
ただ、こちらの半ざわさん、
どうやら懐かしいだけではないらしく、
毎月1日は限定ラーメンを出しているとのこと。
どんなラーメンが出てくるのかわからないが、
倍返し的な一杯に出会えることを楽しみにしたいと思う。