腸壁を削って美味い物を食す

潰瘍性大腸炎持ちの筆者が、病状が悪化してでも食べたいと思う逸品(主に麺類)を思いつくままに紹介するブログです。

317.鶏王ラーメン@鶏王けいすけ(秋葉原)

秋葉原の電気街方面にある「けいすけ」系列の1店。

肉にこだわりのあるけいすけ系列だが、ここは鶏に特化。

秋葉原で「鶏肉が食べたい!」と思った場合は、

量的には下手な焼き鳥屋に入るより鶏を食べられるかもしれない。

 

ここでは様々な鶏出汁ラーメンを食べることができるが、今回は最もポピュラーな鶏白湯系を注文。

 

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鶏王ラーメン 820円

 

まずは何と言っても、麺の上に鎮座している骨付き鶏モモに目線がいってしまう。

とにかくデカい。箸ではとても持てる重さではないので、直接手で掴みながら食べる。

専用の置き皿があるので、まずはそこに移して一息ついてから、思い切ってかぶりつくというのが一般的な食べ方だろうか。

なお、しっかりオーブンで焼かれてから出てきてアツアツなので、スープから出してもすぐ冷めてしまう心配は無用である。

また、それなりに味がついているので、鶏単独でも十分美味しい。

 

スープは濃厚な鶏白湯系。

天下一品のように粘度が高いわけではないが、白湯スープの味はしっかり濃厚で、鶏油とのバランスも良い。

また、ニンニクチップが良いアクセントとなっており、パンチのある味わいになっている。

ニンニクが苦手な人は、後述の淡麗系の方が良いかもしれない。

 

麺は濃厚系では珍しい中細のストレート。

鶏版の豚骨ラーメンのようなイメージと言えば伝わるだろうか。

スープをメインで味わうラーメンなので、これで良いのかもしれない。

 

なお、鶏王スペシャル(1180円)にすると、鶏団子と味玉と海苔がついてくる。

そちらも食べたことはあり、もちろん鶏団子や味玉も美味しいのだが、1180円という値段を考えると、正直ちょっと割高かなという印象であった。

 

もう一つのメニューとして「鶏そば」がある。

鶏そば790円

 

いわゆる清湯淡麗系の塩ラーメンである。

正直言うと、「普通」なので、これと言って印象に残ってはいないのだが、

あえていうなら、優しい鶏の出汁を活かすように塩気は抑えめに作ってあるというところだろうか。

そのようなさっぱりしたラーメンなので、豪快な鶏モモ肉が若干場違い感がある。

結局すぐにスープから出して食べるのであまり気にならないかもしれないが。

 

ちなみに、卓上のナムルが食べ放題であり、辛いので自分はあまり食べないが、結構人気商品のようである。

また、この店はシンガポールにも進出して人気を博したらしい。

それもあってか、従業員はほとんど外国人であり、日本人の店員にいらっしゃいませと言われた記憶の方が少ない。

もちろん、接客のうえでまったく問題はなかったのであるが、

気づけば、チェーン店の店員はほとんど外国人になってしまったなあとしみじみ思う。

各社の人件費の削減の大変さが垣間見えるとともに、

今後、日本の社会がどうなっていってしまうのか、ふと不安を覚えた。

316. ラうどん@ラーメンヤスオ(南新宿)

ラーメンとうどんの中間で「ラうどん」というなんともユニークな名前の一杯を出すお店。

 

南新宿という聞きなれない駅名は、小田急線で新宿の次の駅。

あのあたりの駅はだいたい通過してすぐに代々木上原に行ってしまうので印象には残っておらず、今回初めてその存在を認識した駅と行っても過言ではない。

この店はそんな南新宿駅のすぐ近くにあるのだが、代々木駅からも十分徒歩圏内である。

店に入ると出てくるのはラーメン二郎でおなじみのプラスチックの食券が出てくる販売機。

どことなく二郎に似ているなあという印象はこの時から感じていた。

時期によっては細麺やつけ麺などもあるようだが、この時は「ラうどん」だけであったので、素直に「ラうどん」を注文。

 

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ラうどん(並)800円 

 

もう見た目からして唯一無二感が半端ではない。

トッピングは

・チャーシュー→豚で脂身は少なめだが絶品

・ほうれん草

・にんにく

・しょうが

・海苔

・唐辛子

・背脂

という、家系と二郎系のいいとこどりのようなトッピング。

自分としては唐辛子を少なめにしたかったが、残念ながらできず。

ニンニクと生姜は事前申告で調整可能である。

 

しかし、豪快な見た目に反して、スープに豚骨は使われておらず、

スープは魚介と鶏ガラがベースで、そこに濃口醤油を効かせてパンチのある味に仕上げているとのこと。

豚骨なしなのに、インパクトのある味になっているのは、醤油の強さと、にんにく&生姜のハーモニーがなせる業なのだろうか。

完全にジャンルとしては二郎系の味になっている。

でも、豚骨が無い分、食べ終わりがスッキリしているのはありがたい。

 

また、パンチのあるスープに負けない自家製のモチモチ極太麺が素晴らしい。

太いといっても、ただ太いだけではなく、あえて太さを変えた3種にしており、

「1/fの揺らぎによって食べる人に癒しを与えて、飽きさせない」という効果があるらしい(雑誌情報)。

 

まとめると、独特なモチモチ極太麺+しつこくない二郎系といったところか。

食べ応え十分で、唯一無二な一杯であった。

 

ちなみに、唐辛子と背脂ということで、食べてはいけないものを2種も摂取していたので、これを食べてからしばらく節制生活を送っていたのは言うまでもない。

  

なお、デカ盛りの「ヤスじろう」という完全に二郎系に特化したメニューもあるらしい。そちらを食べるのはやめておこう…。

いつか、今回食べられなかった細麺の「ラそば」を食べに行きたいと思う。

315. 雉ステーキと雉団子の黄塩ラーメン@五ノ神水産(神田)

五ノ神水産の第4弾にして一旦ラスト。 

銀ダラ絞りで有名なこの店だが、

毎月29日と2月9日だけは、肉の日ということで肉系の限定ラーメンを出している。

この日はたまたま近くを通ったので調べてみたら、肉の日でラッキーなことに限定ラーメンにありつけたというところ。

限定120食だったようだが、なんとか間に合って良かった。

 

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雉ステーキと雉団子の黄塩ラーメン 1500円

 

雉ステーキは圧巻の150g。

雉肉は野生味溢れる独特の臭みが魅力。

苦手な人は苦手かもしれない。

まさに鳥食ってるなぁという感じ。

肉団子も、どでかい塊が3つも入っていて凄まじいボリューム(120g)。

1人前で270gというラーメンにしては信じられない量の雉肉を食べることができた。

黄塩ということであるが、黄色の由来はおそらく雉の脂。

普通の鶏の脂と比較してちょっとベタっとしていた気がするが、旨味は抜群。

雉だしもいい感じで出ていたが、あっさり・すっきりという系統なので、スープはごくごく飲めるタイプ。

細麺にもあっさり目のスープによく合っていて、久しぶりに上質な淡麗系ラーメンを食べたなーという印象。

 

続いて、こちらも限定メニューのごはん。 

 

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フカヒレと雉肉の雉卵とじ餡掛けご飯 250円

 

味噌風味でふかひれがトロトロ。

味濃い目で作ってあることもあり、レンゲが止まらない。

たまたま昼食でなか卯の親子丼を食べてしまったことをひどく後悔したものである。

ただ、雉肉と書いてある割にはこちらには肉はあまり入っていないような感じだった。

そぼろ状だったからであろうか。ひとまず今回はラーメンに乗ってたステーキが大きかったので、一部を乗せて食べたりもした。

でも肉は少なくても味付けはものすごく美味しいので250円でも全然納得できるクオリティであった。

 

この2つのメニューで1750円ということで、財布にはダメージが大きかったわけであるが、雉肉なんてめったに食べれないうえ、サイドメニューも美味しかったので全体的には大満足であった。

ということで、毎月質の高い限定メニューが出てくるということがわかったので、今後も肉の日(29日)および2月9日には、情報収集を怠らないようにしたい。

314. 味噌ラーメン・江戸甘味噌銀鮭絞り@五ノ神水産(神田)

2016年の冬に食した一杯。

銀鱈を食べに来たのだが、期間限定でしかも「味噌」ときたらもう頼むしかなかった。

 

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味噌ラーメン・江戸甘味噌銀鮭絞り 900円

 

いつもどおり「絞り」が入った美味しそうな独特ネーミング。

その名の通り、鮭が大量に絞られた濃厚スープは、まるで鮭のポタージュのよう。

最初の一口から鮭の濃厚な味と香りとが炸裂。

鮭好きの人でないと絶対に無理な鮭濃度である。

そこに味噌のコクが入って素晴らしいバランス。

鮭に塩分があるので、普通の味噌でなくて甘味噌が使われているのも納得。

最初、鮭と味噌ラーメンは本当に合うのかという疑問があったが、

よくよく考えたら、鮭の西京味噌漬けは定番で美味しいうえ、石狩鍋は鮭に味噌スープが一般的なので、実は昔からよくある組み合わせだったのだ。

ただ、ラーメンであることを除いては。

なので今回、ラーメン×鮭という組み合わせの美味しさに気付けたのは良かった。

 

また、濃厚スープの合間に食べる付け合わせの「春菊」が絶妙なアクセントとなっている。

春菊は癖があるので単独ではそこまで美味しく感じないが、濃厚スープと合わせると不思議と急に存在感を増す不思議な野菜である。

 

チャーシューは銀鱈絞りと同じくジューシーな鶏モモ。濃厚スープに負けないインパクトがあって食べごたえは十分。

他は、いつもどおりの三角形のメンマ。 

 

ということで、銀鱈絞りもそうであったが、

ここでしか食べられないまさにオンリーワンの味であった。

今年の冬はタイミングが悪く、ありつけなかったのがショック。

なお、食べログによると、年に1度くらいは「江戸甘味噌」が外れて「焼き鮭絞り」となって登場しているらしく、 この江戸甘味噌バージョンはもう食べられないかもしれない。

ひとまず、来年は食べられるようにお店の公式ツイッターはこまめにチェックしようと思う。

313. 淡麗貝潮ラーメン@五ノ神水産(神田)

前回に引き続き、神田の五ノ神水産の紹介。

続いては、レギュラーメニューのひとつである淡麗貝潮ラーメン。

銀ダラ絞りと対をなす逸品である。

 

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淡麗貝潮ラーメン750円

 

まずスープだが、貝エキスたっぷりの塩味で、前回の銀ダラ絞りとは打って変わって、あっさり系のスープである。(決して洒落ではない)

一口飲んだ瞬間からあさりが中心と思われる貝の強烈な貝の風味で口の中が満たされるので、貝好きにはたまらないだろう。

メニュー名にあえて「潮」と書いているだけあって、貝から出た塩分が中心で、キツすぎず優しい塩気である。

おそらくこちらも貝類だけではなく、昆布や鰹節など、いくつかの出汁を掛け合わせて、うまくまとめているのだろう。

 

麺はあっさりした淡麗系スープにぴったりの細麺で、とてもバランスがいい。

分厚い三角メンマは銀ダラ絞りと同様であるが、チャーシューは鳥ではなく豚がチョイスされている。

銀ダラ絞りのような濃厚スープを飲んでいる場合は、味付けとしてはあっさり目の鳥チャーシュー。

貝潮のようなあっさり目のスープには肉に味をつけた豚チャーシューということで、その使い分けは感心せざるを得ない。

 

また、貝出汁のラーメンは他にもあるが、具としてもあさりが大量に入っているというのはなかなか珍しいのではないだろうか。

いくらエキスがスープに溶け込んでいるといっても、具としても入っていて麺と一緒に食べることができるほうが、より貝の旨味をダイレクトに感じられるので嬉しい限り。

 

ということで、2品目はあっさり系の逸品であった。

飲み会の後の締めとして食べるにはまさに最適ともいえるラーメンである。

(しじみが使われているかは分からず、二日酔い防止機能があるかどうかは不明)

しかしながら、このお店は21時までしか開いていないため、飲み会後となると間に合わないことが多いのが残念である。

 

こちらのお店のメニューはまだまだ他にもあるため、次回は限定麺のひとつを紹介したいと思う。

312. らーめん・銀だら絞り@五ノ神水産(神田)

鮮魚系ラーメンの草分け的存在である五ノ神水産。

五ノ神シリーズはいくつかあるが、

鮮魚系のこちらが一番好きである。

 

場所としては神田駅が一番近いが、

丸ノ内線淡路町駅や都営新宿線小川町駅からも近く、

秋葉原や神保町からも頑張れば足を延ばせるというところにある。

 

いくつかメニューはあるのだが、

今回はひとまず看板メニューである銀だら絞りから。

 

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らーめん・銀だら絞り(全部入り)

※実はこの写真は2014年の物なので、今はトッピングなどが変わっているかもしれない。先日行った際には、「全部入り」というメニューが無かったような気がするが、この時頼んだ特製は、鶏チャーシュー増し&味玉付きであった。

 

まず、特筆すべきは「銀だら」のスープ。

何とかして他のレビューで書かれていない表現で書きたかったのだが、「銀だらをそのまま飲んでいるよう」としか表現できない。

それくらい、とにかく濃厚である。

元々魚の中でも銀鱈は好きだったが、焼き魚でしか食べたことが無く、鍋にも普通の鱈が使われることが多いのではないだろうか。

銀鱈は脂が多く、なかなか汁物には向かなそうなイメージがあるが、その脂のしつこさは全く感じられず、うまくラーメンのスープにまとめられているのが印象的であった。

ひょっとしたら、銀鱈以外の出汁で味をうまく調節しているのかもしれない。

 

麺はストレートの細麺で、ビジュアル的には博多豚骨ラーメンに近い。

替え玉もできるが、濃厚スープでおなか一杯になりそうだったので、この時は自重したのを覚えている。 

 

トッピングとしては、大量に乗ったネギが印象的。

スープの濃厚さをカバーする爽やかさを持っていて、口直しにちょうどいい。

鶏モモのチャーシューもなかなか肉厚かつジューシーですばらしい。若鳥ではなく親鳥を使っているということだが、そこまで硬くなく、しっかり旨味もあって鶏好きな人にはたまらないと思う。

 

ということでまとめると、魚好きな人にとっては絶対に行って損はしない店である。

ただ、さすがに大量の魚を使っているだけあって、魚が臭さはゼロとはいえないので、焼き魚の時点で銀鱈が好きでない人はやめておいた方が良いかもしれない。

また、脂もそれなりにあるので、脂質を気にしている人も注意が必要。

かくいう自分も、魚だからω3系が多く含まれているだろうと高をくくって安心していたのだが、銀鱈は実はω3系の含有量は少なく、腸には良くない脂だったことが食べた後に発覚した。でもまあ、そこまで体調は崩れなかったので結果オーライ。

ちなみに脂質が多い食材にしてはコレステロールは低い方らしい。

 

また、この五ノ神水産は他にもたくさんメニューがあるので、そちらについては次回以降に。

ということで、五ノ神水産の記事はしばらく続きます。

311. ロースカツ定食@山家(御徒町)

禁忌への挑戦シリーズは、ついに揚げ物の代表格トンカツに挑むというステージへ。

 

まあ禁忌とはいっても、体調が整うまで個人的に禁止していただけで、厳密な禁忌ではない。

実際のところは1日30g以内という目安があって、それを守っていれば大崩れはすることがないので、最近は割と寛容になってきた。

この日も、油分をこの1食だけにして、残りの食事で一切油を摂取しなかったので、翌日の体調にも全く影響は出ていない。

 

さて、今回は地元御徒町でいつも大行列になっているトンカツ屋を訪ねてみた。

 

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ロースカツ定食 750円 

 

出てきてまずはその大きさと分厚さに驚かされた。6切れ取れる程の大きさで、厚みも1.5〜2cmほどある。

重量的には200g近くあるのではないだろうか。

他の店なら確実に上トンカツだと思う。

脂の乗り方も絶妙で、しつこすぎず適量。

ロースなのでどの切り身にも脂部分が入っているから、脂の旨味も一切れごとにしっかり味わう事ができる。

これで750円は凄まじいコスパである。

行列ができるのも納得。

 

また、付け合わせのお新香としじみの味噌汁が地味に美味しいのもポイントが高い。

残念ながら、ご飯のおかわりはできないルールのようで、隣に座った大食漢のおじさんは悔しそうな顔をしていた。

 

他にもヒレカツや、ミックスフライなどの定番メニューがある。

ヒレカツは食べたことがあるが、こちらも絶品で950円という価格が信じられないレベルであった。

 

また、各カツには上も(大)もあるので、普通ので物足りない人は(大)を注文するのが良いだろう。

 

この体が完全に治った暁には、上ロースの(大)を思う存分頬張りたいと思う。