今週の八咫烏さんは、
信州サーモンが主役の
今年初の冷やしラーメンであった。
この日の気温は20度に迫ろうかという勢い。
そんな日に間違ってダウンを着てきてしまったので、
さすがに暑いなぁと思ってる時に、
この冷やしラーメンがぶっ刺さったのである。
おかげさまで、心地よく、体温を下げることができた。
なお、周りのお客さんも「おいしい」を連呼しており、
店長の居山さんも、
「これは今年1かもしれない」と仰ってたので、
食べる前から期待は高まっていた。
まずは食前茶から。
今回は「そば茶」ということで、
最近はミックスやフレーバー付きでない
単体のお茶が多い気がするが、
今回もシンプルにおいしかった。
スーパーサーモン丼
続いて出てきたのが、
なんと1000円もするサーモン丼。
ただ1000円の価値は十分にある丼であった。
まずサーモンがすごく肉厚で、
脂も乗りまくっていて、臭みも無し。
サーモンの旨味も強くて、これは素晴らしかった。
なお、信州サーモンとは、
長野の水産試験場で開発された品種で、
品種であるとのことで、
肉厚さと病気に強いことが特徴らしい。
今回はそのサーモンを1週間熟成させているらしく、
それだけ手が込んでれば美味いはずである。
また、サーモンの上には辛味大根おろしがたっぷり、
これが爽やかでメチャクチャ美味しく、
さらには特製のニンニク醤油ダレが食欲をそそり、
もう箸が止まらなかった。
ただ、半分は残しておいて締めに取っておくことに。
そしてメインの登場。
salmonone special
信州サーモンとホワイトアスパラガスの冷製ラーメン
左から、緑、白、赤、ということで、
偶然にもWBCで日本が3/16に戦うイタリアのカラーになっていた。
ぜひ勝って、アメリカでの戦いに進んでほしいところである。
という余談はさておき、
何といっても、目を引くのは真っ白のスープ。
ホワイトアスパラガスがベースと言うことで、
白っぽいだろうなぁと予想していたが、
ここまでの白さはびっくりだった。
食べてみると、クリームのまろやかさに加えて、
オニオンやニンニクなどの香ばしさも感じる。
麺は極細のカッペリーニみたいなイメージの麺で、
まさに上質な冷製パスタを食べている感じだった。
でも、しっかりカエシの塩味がしっかり効いていて、
ラーメンに帰着されているのは、さすがである。
そこに、いろいろなトッピングの味わいが混ざってくる。
まずは、信州サーモン。
これが丼にも乗っていたわけだが、めちゃくちゃうまい。
しかもこちらには、オリーブオイルベースのタレもかかっていて、
このタレには、ブラッドオレンジも入っているそうで、
仄かな酸味があり、カルパッチョのようで美味しかった。
アボガドわさび
アボガドのまろやかさが来たと思えば、
ワサビが結構ツンとくる部分もあって、
玉ねぎによる別の辛さがくるところもある。
見た目に反して意外とシビアなエリアだが、
この辛みがまた良いアクセントになっていたと思う。
そして、
菜の花のバター炒めとスナップエンドウ
菜の花はバターの効果か苦みはほぼゼロ。
まろやかで食べやすくなっていて美味しかった。
春らしい逸品。
そして、スナップえんどうは、
かつおだしとわさびに漬け込んでいたそうで、
噛みしめるたびに美味い。
これらの具を色々と混ぜながら食べていくと、
ひとくちひとくち毎回違う味を楽しめるのである。
クリーミーで濃厚に感じる一口もあれば、
ワサビがピリッと効いて爽やかな一口もあり、
食べていて全く飽きない一杯であった。
そんな絶品スープも、
最後は残しておいたご飯と合流させることに。
これは周りの人はあまりやっていなかったと思うけど、
とんでもない美味しさだった。
冷やしでリゾット風というのはこれまであまりなかったが、
温かくなくてもめちゃくちゃ美味しく、
オニオンの香ばしさと、ニンニク醤油ダレが、
ここでもいい仕事をしていた。
ということで今回は、
厳選素材「信州サーモン」を使った、
今年初の冷やしラーメンであった。
周りのお客さんも口々においしいと言っていたように、
今年のYOYの上位にランクインしそうな一杯であった。
仮にそうなった場合は、
これのあったかいバージョンが食べれる
ってことなのかなーと個人的には予想している。
それはそれで楽しみである。
また来週の限定を楽しみに待ちたい。