5回にわたるYOY2022の紹介も、
今回が最終回。
ラストはもちろん第1位のこちら。
牛タンとマッシュルームの濃厚つけ麺
こちらのメニューは、
とにかく評判が凄かった。
八咫烏さんでつけ麺は珍しいのもあったし、
牛タンもマッシュルームも好きだったので、
「食べられなかったけれど食べたい枠」
としてYOYで投票することにしたのである。
すると結果は、まさかの1位。
これはマルゲリータ(※2位)を犠牲にした甲斐があった。
※2位のマルゲリータ
しかも今回は、
カウンターの中央のアリーナ席に運よく座ることができ、
店長さんたちのお話や手技を楽しませてもらいながら、
ライブ感を味わいながらの食事となった。
ということで、さっそく紹介していく。
食前茶
バラとバニラの紅茶とのことで、
相当甘いのを覚悟して飲んだのだが、
確かに甘いが相当なスッキリ感。
全然嫌な甘さじゃない。
香りも良くて美味しい紅茶でした。
直火焼チキテリタルタル丼
ジューシーな焼きたてのチキン照り焼きに、
自家製タルタルソースのコンビネーション。
こんなん、美味いに決まってるでしょ。
というメニューであり、たまらず即完食してしまった。
ご飯残しておけば良かったなーと、
この時は思っていたのだが、
この後の展開を考えると、
ある意味残さなくて正解だった。
牛タンとマッシュルームの濃厚つけ麺
ついに来ました、今年の1位。
つけ麺ではあるんだが、
なんかもう別の料理感すら漂う、
非常にオシャレな盛り付け。
そして、スープの色。
これは期待大である。
麺
今回の麺がまたひときわ素晴らしかった。
特注の麺だと言ってた気がするが、
全粒粉入りのタイプで香りもしっかり、
それでいて極太ではないので、
麺の主張はそこまで激しくなく、
でもしっかり麺だけでも美味しい。
程よいモチモチ感もあり、
スープの美味さを引き立たせる麺であった。
味玉
これが凄かった。
店長さんの解説によると、
チュニジアのオリーブオイルで作ったトリュフオイル
を贅沢にたっぷりかけているとのこと。
実際にその香りが凄まじかった。
この香りだけで麺ひとすすりいけるくらい。
実際食べてみても、
そのトリュフの香りで口がいっぱいになり、
若干スパイシーさを感じるオリーブオイルも、
卵の甘さと良い塩梅になっており、
メチャクチャ美味しかったのを覚えている。
野菜たち
なす、トマト、カリフラワーが、
マリネされているわけだが、
これらがまた美味しかった。
とくに、茄子は後述するスープと相性抜群。
つけ麺の具としては斬新すぎるけど、
まさかこんなに合うとは・・・。
スープ
何といっても、ひとすすりした時の衝撃である。
インパクトだけを考えたら、
これまで食べた中でも最上位に入る。
それくらい、美味さは尋常ではなかった。
スープに溶け込んだ牛の旨味、
マッシュルームの旨味、
バジルオイルの爽やかさ。
それらがバランスよく襲ってくるわけで、
この猛攻に耐えきれる人はいるのだろうか。
そこに後述する牛タンを添えつつ、
麺を絡ませて頂くひとくちひとくちが、
幸せ過ぎてたまらなかった。
店長さんによると、
メチャクチャおいしいんだけど、
マルゲリータに比べるとそこまで手が込んでない
らしく、サッと出来ちゃうそうである。
まさに天才的ですね。
そして、主役の牛タンがこちら。
牛タン
このドデカい牛タン煮込みがスープにたくさん入っている。
その量は200g以上らしい。
もう大満足すぎるボリュームである。
しかも、煮込みも相当な時間をかけているようで、
箸でホロホロに崩れるのは勿論のこと、
これまで食べたことのない口溶けであった。
スープの旨味もしっかり吸っていて、
単体で食べても、麺と一緒に食べる具としても、
まさに至高の逸品。
先日頂いた牛頬肉とも甲乙がつけがたい。
いやー、凄かった。
そして、麺を食べ切ろうとしていたあたりで、
店長さんに声を掛けられる。
「まだ食べられるっしょ?」
勿論ですと即答して出てきたのがこちら。
無限大ニンニクライス(おまけ)
つけ汁の残りをスープ割にするか、
どうしようかなーと思っていた矢先の出来事で、
非常にありがたかった。
中央の「無限大ニンニク」は、
紹興酒と黒蜜でニンニクを炊いたらしい。
某お店の「無限にんにく」をオマージュされたものと思うが、
遥かに超える美味しさで、
それ単体+ご飯だけでも一杯いけそうであった。
しかも、牛タンの端っこをオマケで付けてくれて、
本当にありがたいことこの上ない。
このあとやることはもう決まっている。
つけ汁にドボン
である。
↓
これがもうメチャクチャ美味すぎた。
牛タンとマッシュルームの旨味に、
ニンニクが加わってまさに鬼に金棒状態。
スープ割があるのかどうか気になっていたが、
この雑炊は間違いなくそれを超える完璧な締めであった。
正直もうこの時点で腹はパンパンで、
もう大満足というレベルをとうに超えており、
ゆっくり支度して帰ろうかと思っていたのだが、
なんだか厨房に動きがあることに気付いた。
これがアリーナ席の特権なのか、
それともベスト5制覇のボーナスなのか、
ありがたいことに延長戦に突入したのである。
デザート
ココナッツミルクに岩塩を加えたというベースに、
ストロベリーコンポートとコニャックで仕上げたというデザート。
普通のラーメン屋で味わえる代物ではない。
非常に優しい甘さで、程よい塩気とのバランスも良く、
あまりの美味しさに満腹を忘れてサラッと食べてしまった。
最後まで本当にありがとうございました。
ということで、
さすがYOY1位というべき、
超衝撃的なインパクトのつけ麺に、
大満足しながら帰路に着いたのだった。
これが2022年最後の訪問となった。
今年は九段下から水道橋への移転があったなか、
変わらず美味しい限定ラーメンを提供してくださった、
店長さんおよびお店の皆さんには感謝しかない。
また来年も、通わせていただきます。
本当にごちそうさまでした。