前回に引き続き、
水道橋にある八咫烏さんで開催された
八咫烏オブ・ザ・イヤー(通称:YOY2022)にて、
ランクインした一杯を紹介していく。
今回は、第5位にランクインした、
侵食 beef control 牛頬肉とトリュフ
である。
昨年は3位までだった記憶だが、
今年は何と、昼夜営業で、
夜には例年通り1~3位、
昼には4位と5位が提供されるとのこと。
さらには、昨年は土曜日はお休みだったが、
今年は、土曜日も昼だけ営業されるとのことで、
平日の昼は絶対行けない自分にとっては、
4位と5位を食べられるチャンスをくださった、
というのが嬉しくて仕方が無かった。
ということで、
さっそく5位のこのメニューが提供される、
土曜日に八咫烏さんに向かったのである。
なお、業務兼ね合いから、
記事を書くのが遅くなってしまった点は、
陳謝したい。
まずいつもの食前茶から。
今回はメロン烏龍茶
最初は、さすがに合わないだろう、
と思っていたものの、
意外と飲んでみたらすんなり飲める。
相当な甘さは感じたものの、
甘ったるい感じではなくて爽やかな印象。
これは良いっすね。
そしてサイドメニューはこちら。
白レバーの濃厚な旨味に、
たくあんのコリコリ感のアクセント。
そしてこれを後述のスープにつけると、
もうたまらないのである。
そしてサイドメニュー第2弾
前回紹介の鯛茶漬けと同じ鯛と思われるが、
イタリアン系なドレッシングで頂くのも美味しかった。
ササっと作られていた感があって、
シンプルだが、メチャクチャ美味しかった。
同日に鯛の限定が提供されていて、
この日行ったのは、土曜日のお昼。
しかも結構遅めの時間に行ったので、
余った鯛で作ってくださったと推測するが、
いやー、めちゃくちゃありがたかったです。
そしてメイン。
侵食 beef control 牛頬肉とトリュフ
見た目からすると、
何のラーメンか全くわからないし、
食べた今でもどうジャンル分けして良いかわからない。
だが、とにかく美味い。
そんな一杯であった。
店長さんの解説によると、
スープ アサリをベースに数種類の香味野菜を使って作った特製スープ
カエシ 白ワインと岩塩 これに数種類のリキュールを加えました
オイル 発酵バターと香味野菜のオイル
とのことで、
アサリ出汁の塩バターラーメン
の超豪華バージョン
といったところだろうか。
とにかく発酵バターのまろやかさが尋常ではなく、
この味で口の中がいっぱいになることでの幸せ感が半端なかった。
麺
麺は特注の平打ち麺だそう。
これまたタリアテッレ風で、
スープが良く絡んで上がってくるので、
常にスープのまろやかさが口の中に居続ける感じ。
大根
解説によると
出汁浸し大根の唐揚げ
とのことである。
そもそも大根を唐揚げにするなんて聞いたことないが、
少し衣に味が付いていて、
個人的にはチーズかな?と思ったくらい、
かなり濃厚な味わい。
そして本体をかじってみると、
出汁がしっかり染み出してきて美味いに決まってる。
これがサブウエポンって、強すぎでしょ。
牛頬肉
そして、メインウエポンがこちら。
これが最強すぎた。
肉臭さは全くなく旨味だけが残った状態で、
箸だけでホロホロ崩れていくほど柔らかい。
口に入れればどんどん溶けていく。
何日も煮込んだビーフシチュー肉のようなイメージ。
とにかく素晴らしかった。
こちら仕込みが相当大変らしく、
一度焼いた後に赤ワインでじっくり10時間ほど煮込むそう。
そうすることで、血による臭みを抜いて、
赤ワインベースの特製ダレを血の代わりにしみ込ませる
という、とてつもない工程を経ているそう。
こりゃ美味しいわけだわ。
頬肉の上にかかっている黒トリュフのクリームとべっこう餡も絶品で、
スープに溶かしていくと、甘味とクリーミーさが増していき、
どんどんスープが変わっていくのも面白かった。
また、訪れたタイミングが良かったのか、
牛頬肉2切れ目をサービスしていただけることに。
なんという僥倖。
ありがとうございました。
ただ、全部で400gくらいになるらしく、
何とか食べ終わることができたが、
その日は腹パンでしばらく動くことができなかった。
予定を入れてなくてよかった。
ということで、
牛頬肉とアサリ×バターのスープが絶品すぎる創作ラーメン
であった。
これが5位だなんて、レベルが高すぎる。
YOY2022が終わってしまって、
今更ではあるが、
どんどん振り返っていきたいと思う。
次回は、4位。