腸壁を削って美味い物を食す

元潰瘍性大腸炎(軽症)患者であった筆者(現在は完治済)が、症状が再燃するリスクを覚悟してでも食べたいと思うほど美味しかった逸品(主に麺類)を紹介していくブログです。不定期更新ですが、地道に書き進めていきます。よろしくおねがいします。

748. 白サーモン@サーモンヌードル3.0(神楽坂):ここまでサーモン尽くしのラーメンは初めて!和え玉まで美味しすぎた!

念願の初訪問シリーズ。

今回は、神楽坂駅から徒歩2分ほどにある、

サーモンヌードル3.0さんにお邪魔した。

 

朝の某情報番組に登場していたこともあって

この存在を知ったわけであるが、

その放送当日はさすがに人の列がすごかった。

大体20人ぐらい並んでいたのだが、

思ったより回転は良くて、

30分も待たずに中に入ることができた。

ただ、人気メニューの1つである、

ポルチーニサーモンラーメンについては売り切れており、

またランチ限定のサーモン飯についても売り切れていたのが、

少しショックであった。

でも代わりに今回はフレンチ和え玉を注文したのであった。

 

感想をまとめると

・サーモン出汁のスッキリした洋風スープが絶品

・サーモンフライのジューシーさが異次元

ジェノベーゼ風の和え玉が合い過ぎ

ということで、

鮭好きの方にはぜひ食べてほしいラーメンとなっていた。

 

さっそくまずは、メインのラーメンから。

 

白サーモンヌードル

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かなり様々なトッピングが乗ってて美しいビジュアル

基本のスープは白濁しているが、サラサラ系

一口飲むと、サラッとしていながらも、

濃厚なサーモンの旨味がガツっとくる。

でも後味はスッキリで非常に飲みやすい

 

オレンジ色に染まっているものは、

人参のエスプーマ

これが、このラーメンのキーポイントかもしれない。

人参のほどよい自然な甘さとクリーミーが、

サーモンの旨味とすごくマッチしていて、

徐々に混ぜていくとどんどん美味しくなっていく。

鮭と人参ってこんなに相性良かったっけ?

 

そこに合わせる麺は、

平打ち麺をちょっと太らせたような独特な太麺

断面が楕円形をしているようなイメージ。

これがパスタの延長のようなもっちり感と、

それでも、ラーメンらしさも少し残っているような、

そんな不思議な麺であり、

あっさり目のスープとも相性抜群の麺だった。

 

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そして、メインの具であるサーモンのフライが絶品。

半生で、ホロっと蕩ける食感となっている上質なサーモンに、

キャビアの程よい塩気がプラス。

一口食べれば、そのジューシーさには驚かされること間違いなしである。

 

お店の説明によると、

最先端の分子調理器「Dr.Fry」を導入し

少ない油で水分量たっぷりに仕上げたサーモンフライ

であるとのこと。

 

ドクターフライは、初めて聞いたので調べてみると、

~~~~~

油槽に電極パネル2枚を貼り付けるだけで、

食材や油内の水分子をコントロールできる調理機器で、

電極パネルから発生する1秒間に5万回という電波振動で、

食材中の水分子を連珠構造にして安定化

水分が油中に溶け出るのを防ぎ、突沸を減少。

衣に穴が開かないため、食材のみずみずしさを保つことができます。

(ドクターフライ公式サイトより引用)

~~~~~

とのことである。

 

こんな機械が開発されていたなんて!

しかも、美味しくなるだけでなく、

食材への過度な油の染みこみを抑制できるとのことで、

健康にも良いらしい。

これはすばらしい。

 

その他のトッピングは、

・低温調理チャーシュー

・揚げネギ

・ほうれん草

・糸唐辛子

とバラエティに富んでおり、

そこに今回は、オプションとして、

バケットを追加した。

 

このバケットは、

朝の情報番組で出ていたので頼んだのだが、

これは注文して大正解

焼きたてのサクサク食感を楽しむのも良し、

スープに浸してのドロドロ感を楽しむのも良し。

個人的には、

スープに軽くひたしてもなおサクサク感が少し残るくらいの固さが、

一番食べやすくて好きである。

 

 

フレンチ和え玉

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そして極めつけがこちら。

フレンチ和え玉、今回はジェノベーゼである。

これが大当たりもいいとこ。

こっちが本編と言っても大げさではないくらい、

単品でもジェノベーゼとして非常に美味しく

皿の端についているバルサミコソースや、

パルメザンチーズ唐辛子

麺の上に乗る揚げネギを絡めながら、

掻き込むだけでも普通に美味しい。

 

そしてそれを・・・f:id:kenshinkk:20220321224433j:image

こうするのである。

和え玉のジェノベーゼはやや味が濃いめなのだが、

それがサーモンスープで程よく薄まって、

良い塩梅になるのはきっと計算されているのだろう。

味変された2杯目のラーメンとしても、

存分に楽しむことができた。

 

ジェノベーゼサーモンという組み合わせは、

海老丸さんの限定で一度食べたかも・・・くらいなもので、

あまりお目にかかれないが、

個人的にはかなり好きな組み合わせであった。

 

また、このフレンチ和え玉は、

どのくらいの周期で変わるのかは不明だが、

違う味もどうやらあるらしいので、

今度来たときには、何味になっているのか、

非常に楽しみである。

 

 

ということで、

なかなか珍しいサーモン尽くしのラーメンであったが、

十数年のフレンチ修行で築き上げたという店長さんの渾身の一杯は、

さすがの高クオリティの一杯であった。

 

暑い中行列に並んだ甲斐があったなぁ。

 

今度はぜひポルチーニサーモンヌードルを食べてみたい。

そして、今回食べ逃した、サーモン飯を絶対食べたいなと、

思ったわけであった。

さらには他の限定メニューもあるとのことで、

今後が楽しみなお店である。