今回は、いつも紹介している八咫烏さんと、
麺屋彩音さんのコラボ限定麺を紹介する。
由来は勿論ミスチルとのこと。
五反田にあるお店で、まだ行ったことが無いが、
食べログの評価も高く、いつか行ってみたいと思っていた。
開催場所は八咫烏さんの方で、
5/2だけの限定メニューということだったが、
その日はたまたま空いていてラッキーだった。
感想をまとめると、
・コーヒーで煮込んだの牛頬肉のホロホロ感
・新玉ねぎの甘味が牛肉と合い過ぎる
この日のタイトルは、
傘の下の君に告ぐ
ミスチルのアルバムBOLERO収録曲のひとつ。
ベストに入っていなかったので聞く機会は少なかったが、
改めて聞くとやはり名曲である。
なお、この日はちょうど並んでいるときに雨が降ってきて、
まさに傘を差しながら待っていたのであった。
そうなってくると、
店内BGMはもちろんミスチル。
ランダムで色んな曲が再生される中、
麺屋彩音さんにちなんで、
運よくsignが流れたときに席に座っていた場合、
味玉or日本酒がプレゼントされる、
という粋なキャンペーンが実施されていた。
(残念ながらゲットできず)
まずは、食前茶から。
麺屋彩音の店長ダイゴさんの名前にちなみ、
ダイゴ茶とのことであった。
正直、言われてピンとこなかったのだが、
twitterの解説によると、大5茶ということで、
大麦と5種の素材による、麦茶だそう。
いわれてみると確かに麦茶ベースで、
単なる麦茶にはない、渋みや深みがあった気がする。
続いて、
ポルチーニ茸のおこわ 白アスパラガスのすりながし添え
居山さんお得意の野菜のすりながしソース。
普段食べ慣れていない野菜が、
すりながしにされると、とたんに美味しくなるが、
今回もホワイトアスパラが美味い美味い。
まったくクセが全く無くて、クリーミーでコクもあって、
ポルチーニごはんとの相性も抜群であった。
傘の下の君に告ぐ
いやー、なんとも美しいビジュアルである。
オイルを混ぜながら一口頂くと、
牛の強烈な旨味とバターのまろやかさがやってきて、
そこにキレのある醤油の塩味と何かの酸味。
色んな味が重なり合って、とにかく美味い。
一気にスープをぐびぐび飲みたくなるほどであった。
解説によると、
新玉ねぎと牛骨に乾物を足した和風コンソメ
ということで、
ベースにある甘味は新玉ねぎか・・・と納得。
オイルは、
新玉ねぎと発酵バターに柑橘を落とし込んだオイル
とのことで、
発酵バターが美味しいのはもちろんのこと、
柑橘の仄かな酸味がちょうど良くて素晴らしかった。
カエシは、
ここに彩音さん要素があったようである。
麺
タリアテッレをイメージした特注平打ち麺
とのことであるが、
卵がしっかり入った黄色い麺は、
八咫烏さんでは珍しい気がする。
若干のパスタ感がありながらも、
スープの旨味に負けず、
後述するトッピングとの相性も良かった。
トッピング
メインはなんといっても、牛頬肉である。
これがもう、ホロホロすぎて、
箸でつかむのが大変なほど柔らかく、
頬肉の濃厚で豊潤な旨味に、
出汁の旨味が染みわたっていてメチャクチャ美味い。
こちら、十勝豊西牛頬肉を和出汁とコーヒーで炊いたそうで、
とんでもなく時間がかかっているんだろうなあ。
その上に乗っているのは・・・
これにアンチョビ、オリーブ、ケッパーなどで作った
イタリアンのソース「ペペロナータ」とのことである。
野菜を炒めて煮て作ったソースのことをいうそうで、
これが肉に合いまくりであった。
軽くニンニクも効いていて旨味もあり、
スープや麺と一緒に食べても美味しかった。
その他のトッピング
新玉ねぎとメンマフリッターも忘れてはいけない。
旬の新玉ねぎは驚くほど甘く、
単体でもまったく辛味が襲ってこない。
これは色んな料理に使いたくなる美味しさ。
さらに驚いたのは、メンマフリッター。
なんすかこれ。
外側サクサクで、中はメンマの食感。
初めての感覚であったが、びっくりするほど馴染んでいた。
衣か溶けてからも味わい深くて良い。
揚げている分カロリーは上がるけれど、
たまにはフリッターも良いなと思った。
そして、味変でレモンを肉とスープに絞ってからいただくと、
一気に爽やかさが倍増。
レモン×バター×牛肉ということで、
美味しいに決まってるじゃないですか。
あっという間に最後の一滴まで飲み干してしまった。
ということで、
スープ・麺・トッピングすべてのクオリティが異常に高く、
牛を使ったラーメンでかなりの上位に入る美味しさであった。
いつもながら、
こんなにも美味しいものを作られた居山さんに感謝するとともに、
今回のコラボ相手である麺屋彩音さんにも行きたくなった。
幸いにも五反田はそう遠くないので、
近いうちに行ってみようと思う。