当ブログでも何度か紹介させていただいた、
銀座風見さん。
年が明けて少ししてから食べに行ったのだが、
その翌日に驚きのお知らせが…
なんと、1月末で一度閉店して、
別の場所に移転されるとのこと…
なんとも寂しい限りである。
先に結論を書くと、
・唯一無二の酒粕を使った絶品つけ麺
・極太麺や栃尾揚げとスープの相性が最高
・1月末で閉店されるため今のうちにぜひ
そんなこともあり、
今回は未レビューだったつけそばを食べてきたので、
そちらを紹介したいと思う。
酒粕濃厚つけそば
一見すると和食の料亭かのようなビジュアル。
たった6席のカウンターという小さい店だが、
こうやって個別のお盆に乗って出てくるので、
なんとも趣があって癒されるし、
落ち着いて食べることができた。
いやー、今後しばらく食べられないかと思うと、
寂しい限りである。
つけ汁
なんといっても、このつけ汁が唯一無二。
着丼時から酒粕の香りがもの凄く、
それでいて麺との相性も良くするために、
動物系と魚介系のスープとのバランスを相当研究されたのだと思う。
ラーメンスープより、魚介系が強いような気がするが、
それが、後述する麺と最強の相性を発揮しており、
とんでもなく美味しい。
上に乗っている玉ねぎと三つ葉も、
かなりいい味を出しており、相性抜群であった。
麺
ラーメンのときは、中細麺で若干ポキポキ系であったが、
つけ麺の場合は、もちもちの極太ストレート麺。
濃厚な酒粕入りつけ汁とは最高の相性。
大盛無料なので注文時に迷ったのだが、
今回は大盛にしておいて正解だった。
トッピング別皿
スープが冷めないようにという配慮だと思うが、
酒粕スープは温かいのが美味しいので、
トッピングを別皿にしてくれるのは非常に嬉しい。
レアチャーシューのクオリティが高いのは勿論のこと、
やはり、栃尾揚げが最高過ぎる。
こんなに栃尾揚げが合うラーメンは風見さんくらいだろう。
酒粕スープを浸して食べたときの感動がとにかく凄い。
最後だったし、
栃尾揚げ増しにすれば良かったなーと少し後悔が残った。
スープ割り
かなり鰹出汁が強い印象となるのだが、
個人的にはこの鰹出汁の味が好みで、
近年食べたスープ割の中でも、
めちゃくちゃ美味しく感じた。
きっと、出汁の取り方が完璧なのだろう。
旨味がもの凄く強く出ている気がした。
わざと「濃いので薄くしてください」と言って、
出汁をお替りしたいくらいだった。
気まぐれご飯
今回は明太子としらすということで、
前回の牛バラ大根も美味しかったが、
相変わらずめちゃくちゃクオリティが高い。
シラスの量もがっつり入っているし、
明太子も全体にいきわたるくらいは入っている。
さらに袋から出ていて中身だけになっているし、
塩加減も丁度良い。
きっと上質な明太子を使っているのだと思う。
つけ麺が濃厚だったので、
ご飯はサッパリ系でバランスが取れていてよかった。
こちらもお替りしたいくらいであった、
ということで、
酒粕の風味がたまらない絶品つけ麺であった。
個人的には隣にある篝さんよりも好きで、
銀座に行くたびに選択肢に入るお店だったので、
偶然ながら最後に行けて本当に良かった。
こんな名店が閉店、移転に追い込まれるなんて…
銀座は厳しい世界である。
移転先はわからないが、
復活された暁には、絶対に食べに行きたい
と思うので、それまで楽しみに待ちたい。