腸壁を削って美味い物を食す

元潰瘍性大腸炎(軽症)患者であった筆者(現在は完治済)が、症状が再燃するリスクを覚悟してでも食べたいと思うほど美味しかった逸品(主に麺類)を紹介していくブログです。不定期更新ですが、地道に書き進めていきます。よろしくおねがいします。

699. 特製塩らーめん@純手打ち 麺と未来(下北沢):ラーメン史上最も太いといっても過言ではない唯一無二の手もみ麺!

今回紹介するお店は純手打ち 麺と未来さん。

 

下北沢でラーメン屋検索で出てくるお店の筆頭であり、

数々の雑誌でも特集されている人気店である。

ただ、下北沢自体になかなか行く機会がなくて、

ようやく行けたので紹介記事を書ける。

 

ミシュランのビブグルマンも獲得しているそうで、

お昼時に行ってみるとさすがの大行列

20人くらい並んでいたが、

ここまで来たからには食べないわけにはいかないと、

列の最後尾に並ぶことにしたわけである。

 

↓お店の前の提灯がおしゃれ

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20人くらいの列というと、

だいたい1時間もすれば食べられるかなーと思い並んでいたが、

予想以上になかなか進まない列。

カウンターで席数が少ないからだろうか?

結局1時間半くらい待って、ようやく食券を買う番に。

 

デフォルトを食べようと思っていたのだが、

思ったよりお腹が空いてしまい、特製にすることに。

これもお店側の作戦なのかもしれない。

 

なお、手もみ麺と細麺が選べるが、

屋号に「純手打ち」と書かれていることもあり、

手もみ麺を選択。

後述するが、よほどの太麺嫌いでない限りは、

手もみ麺を選んでおくことをお勧めする。

 

そんな待ちに待った一杯がこちら。

 

特製塩らーめん

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見た目はオーソドックスな塩ラーメン

特に透明感のある金色のスープが何より美味しそう。

中央に三つ葉白髪ねぎ

周囲にはチャーシュー海老ワンタンメンマが浮かび、

どれも美味しそう。

しかし、このお店最大の魅力は、

その下に隠れていたであった。

それがこちら。

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なんといっても、注目すべきは麺の太さである。

個人的にはラーメンでは未だかつて見たことが無い太さ

正直、うどんでも見たことが無いレベル

もはや、すいとんに近い

雑誌の情報によると、

博多の人気うどん店の麺をヒントに作られたらしい。

食感は独特のモチモチ感があり、

かといってコシはそこまでなく柔らかめなので、

この太さにも関わらず食べやすい

それに、ほのかなウェーブがかかっており、

スープも良く吸っていて、なじみも良い

余りに太いので、複数本まとめては食べづらく、

一本一本すすっていく感じにはなるが、

程よい縮れ感と、柔らかさがクセになり、

不思議とするする入ってしまうのだ。

いやー、この麺はまさに唯一無二、ここでなきゃ食べられない。

 

さらに、提供される麺は、その日に手打ちされたものだけらしく、

打ちたてほやほやの麺を食べられるのは嬉しい。

また、実際に打っているところも見れるのは、

パフォーマンスとしても面白いが、

麺ひとつにこれだけ手が込んでいるというのがわかり、

これだけ列の進みが遅いことも納得であった。

 

また、そこに合わせるスープはというと、

丸鶏、手羽先、モミジ、アサリ、昆布、煮干し、カツオなど、

様々な具材が煮込まれた緻密で繊細なスープに、

藻塩魚醤などを使った塩だれを合わせていると言う。

 

スープだけ飲んでも美味しいのだが、

麺に合わせて、若干塩気強めなイメージ。

むしろ麺がスープを良く吸っていて、

それによって丁度良くなるすごく良いバランスであった。

 

白醤油で味付けされたという豚バラチャーシューも絶品であり、

自家製皮を使った海老ワンタンも素晴らしいクオリティ。

三つ葉やゆずの効いたメンマに上述のなので、

若干雑煮っぽい印象もあったが、

総合すると、しっかりラーメンに着地している。

 

ということで、

ラーメン史上最も太いといっても過言ではない唯一無二の手もみ麺

を楽しむことのできる、塩ラーメンであった。

 

上述の通り、かなり並ぶことになると思うので、

たとえば開店直後や閉店間際など、

ピーク時間を避けて訪問することをお勧めする。