前回、八咫烏さん5周年記念限定ラーメンを紹介した。
念願の周年イベントに行くことができて大満足だったのだが、
なんと、周年イベントの追加公麺のお知らせが。
さらにその内容は、
のコラボレーション限定とのこと。
なお、コラボするお店がこちら。
まずは、傳さん。
リンクから飛んでいただければわかる通り、
『世界のベストレストラン50』で注目のレストラン賞を獲得した、
長谷川シェフがいらっしゃるお店である。
そんな世界レベルのシェフとのコラボなんて、
絶対に食べなきゃ後悔すると思った。
続いてキング製麺さんは、
ということで、
こちらも食べログ点数が恐ろしく高いラーメン屋さん。
王子の本店には行ったことないが、
系列店である、
本郷三丁目の「中華そば にし乃」さん、
同じく本郷三丁目の「ぷれじでんと」さんには、
何度も行ったことがあり、
その実力は十分に存じ上げていた。
※にし乃さんの記事
※ぷれじでんとさんの記事
これは絶対に食べなければ後悔すると判断した私は、
たまたまこの日在宅勤務だったのをいいことに、
定時で業務を終えると、
感染対策をきっちりした状態で、
九段下へと直行したのであった。
今回、16時からの提供開始に対して、
仕事が終わって八咫烏さんに着くのは18時過ぎ。
限定食数が80食とのことだったので、
もしかしたら食べられないかもなー。
と半ばあきらめかけていた。
お店のtwitterでも17時すぎの時点で残り40食。
最初の方は常連さんが並ぶとしても、
そんなにペースが落ちるとは思えないし、
18時過ぎはギリギリだろうなー。
と思いながら、九段下から走ること数分。
店の前までくると、
なんとまさかの並びゼロ!
ちょうど行列がなくなり切ったところだったのだろうか。
残り10食前後のところで滑り込みギリギリセーフであった。
そんなギリギリでありつけた追加公麺がこちら
MILD SIDE ~鯖カレーまぜそば
なんといっても主役の鯖煮込みの存在感が凄まじい。
鯖が主役のラーメンなんて、巌哲さんの鯖回(※)以来である。
※巌哲さんの鯖回
この時も神回であったが、「焼き」と「〆鯖」だったので、
「煮込み」とラーメンが組み合わさったのは完全にお初である。
今回はスープが無いので、
さっそく主役の鯖からひとくち。
まず、箸を入れただけで、サクッと切れる柔らかさ。
この時点で、もう何かが違った。
口に運ぶと、タレの絶妙な甘辛感と鯖の旨味が一気に到来。
こんなに美味しい鯖煮込みは初めて食べた。
なぜこんなに美味しいか、理解が追いつかない。
あえて常温で出しているということもあるのだろうか。
脂の乗っている部分も、乗っていない部分も、
ホロホロ崩れる柔らかさと絶妙な味付けで、箸が止まらなかった。
店長の居山さん曰く、
「長谷川シェフの世界基準の鯖の煮込み」
とのことであるが、
下処理や火入れのタイミングなど、
長谷川シェフの様々なこだわりが詰まっていたとのこと。
ここまで感動させられる鯖煮込みは初めてであった。
そして、いよいよキング製麺の麺に、
八咫烏のカエシ+オイルを絡めていただくと、
和出汁の効いたスパイシーなカレー味と、
加水率高め(50%)の極太麺の相性が最強すぎた。
これは美味い。
そこに鯖の身をほぐしながら混ぜていくと、
もう極上の鯖カレー。
美味しいものどうしが掛け合わさると、
ここまで美味しさのレベルが跳ね上がるんですね。
なお、店長さんの解説によると、
カエシも相当に手が込んでおり、引用させていただくと、
~~~~~
鰹と焼き干しを白醤油とたまり醤油を一対一にしたものに落とし込み
これにカレースパイス(主にコリンアンダーシード、マスタードシード、ガンダムシード、チャービル、タラゴン、オースパ、ローリエ、ペッパー、クミン、トミン、アニス クローブ、マーガオ)
~~~~~
とのこと。
自分はカレーは素人なので、
スパイス一つ一つの味までは分からないが、
エスニックと和が融合した極上のカレーであった。
なお、あしらいは、キング製麺担当だったそう。
おなじみのマキシマム濃いたまごの味玉は相変わらずの美味。
そして、生姜の甘酢漬けがMVP級のアシスト。
鯖と生姜は言わずもがな相性抜群なわけだが、
甘酢の味付けが絶妙オブ絶妙であり、
麺とカレーと生姜を混ぜて食べたときの、
一体感がすさまじかった。
そして最後は、
追い飯
鯖と生姜とカレーとご飯。
合わないはずないじゃーん。
と言いたくなるような組み合わせ。
鯖はもちろんのこと、
ここでも甘酢生姜が潤滑剤として良い働きをしていた。
あまりに美味すぎたので、
カレーソースを増してご飯もう一杯食べたかった。
と思ってしまうレベルであった。
ということで、
いやー、追加公麺という位置づけだったか、
こちらもメイン公麺と言っても過言ではない、
圧倒的なクオリティの限定麺であった。
シェフの御三方がそれぞれ得意なものを持ち寄って作られたという希少度もあるが、
こんな世界レベルの逸品をたった1000円で味わえるなんて、
ほんとうに感謝と感動しかない。
今回もまた、圧倒的幸福感に包まれながら、
お店を後にしたのであった。
直近では、キング製麺さんの本店に行ってみたいし、
いつかお財布に余裕ができたら、傳さんにも行ってみたい。
そして、八咫烏さんの次なる限定も楽しみに待ちたいと思う。