腸壁を削って美味い物を食す

元潰瘍性大腸炎(軽症)患者であった筆者(現在は完治済)が、症状が再燃するリスクを覚悟してでも食べたいと思うほど美味しかった逸品(主に麺類)を紹介していくブログです。不定期更新ですが、地道に書き進めていきます。よろしくおねがいします。

646. 味噌チャーシュー@三ん寅(江戸川橋):一杯一杯丁寧に焼きを入れた味噌ラーメンはまさに至高の一杯!

引き続き、新規開拓編。

今回は、2019年の10月オープンで瞬く間に人気店になった、

江戸川橋三ん寅さんである。

 

江戸川橋駅は、有楽町線飯田橋から一駅なのだが、

正直あまり行く機会が無かった。

本ブログでたびたび登場する、早稲田巌哲さんにて、

終バスを逃した際に使ったのが最後である。

 

失礼ながらこのエリアにはあまりラーメン屋があるように思えなかったのだが、

youtubeにていろいろとラーメン動画をあさっているうちに、

こちらのお店の紹介動画がたまたま目に入り、

調べてみたら食べログも高かったので、行ってみることにしたのである。

 

なお、店長さんは、北海道の名店すみれで修行されていた方だそうで、

久々に本格的な味噌ラーメンが食べられそうで、

期待に胸を躍らせながら、店へと向かったのであった。

  

店の前に着いてみると、11時台だというのに、

10人以上の行列で、さすがの人気度。

 

メニューは、

味噌ラーメンを中心に他の味もあったが、

今回はもちろん主役の味噌ラーメンを選択。

食べログで高評価だったので、チャーシューも追加することにした。

 

 

味噌チャーシュー

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いやー、なんとも美味しそうなスープの色と、肉のボリューム

このビジュアルと、味噌の香りだけで食欲が倍増する。

 

スープ表面にはうっすら油の層があり、

たしかにすみれを彷彿とさせるが、すみれほど油の量は多くなさそう。

その油をスープとよく混ぜながら一口頂くと・・・

うまい。

なんだこのうまさは。

 

イメージとしては、

すみれの油っぽさをだいぶマイルドにして、

味噌のコクを倍にしたような感じ。

塩辛さは全く感じず、濃厚過ぎることもなく、

バランスがものすごく良くて、何もかもがちょうどよい塩梅

 

正直言うと、ラー博すみれを食べていた頃は、

美味しいけどさすがに油っこいから、

食べるときはコンディションを気をつけなきゃなあー。

という印象があったので、

今回の三ん寅さんは、その諸刃の剣感を感じさせない、

いつ食べても美味しく食べられそうな味噌ラーメンであった。

 

それでいて、ほどよく油もあるので、食べ応えも十分。

香りといい、バランスといい、まろやかさといい、

全ての要素の次元がこれまでの味噌ラーメンの一つ上、

という印象であった。

 

そして、麺はまさに北海道ラーメンっぽい、黄色い玉子麺

これは合うに決まってる。

 

そして、口コミでも絶賛されていた、チャーシュー

これがほろほろでもうたまらん。

増しにして大正解。

しっかりと厚さがあるのに柔らかくホロホロであり、

煮豚系ではかなり上位に入る美味しさ

さらには、細切れタイプのものや、

ひき肉タイプも少し入っているのが高得点ポイント。

 

また、トッピングの生姜もすごく良い。

一気にサッパリする。

味噌ラーメンというとニンニクを入れる店が多いが、

生姜も非常によく合っていて美味しかった。

 

調理工程をチラ見していたが、

一杯一杯しっかり具材を炒めて作っている様子であり、

もの凄く丁寧な仕事をされている印象であった。

 

どうやら、味噌スープを「焼く」という工程がポイントらしく、

これが、独特のコク香ばしさが出る要因となっているらしい。

 

youtubeの紹介動画によると、

何分炒める、といったようなレシピは無く、

一杯一杯の焼き加減は、スープの色や香りから状態を感じとりながら、

経験を基に、微妙に調整されているとのことで、

それだけこだわって作られたものは美味いに決まっている。

本当に頭が下がる思いである。

 

ということで、

いやー、味噌ラーメンの新たな1ページを見ることができた気がする。

ほんとうに奥が深い味わいであった。

これまで自分の中では、味噌ラーメンは花田さん一強であったが、 

花田さんと双璧をなす一杯が現れたなという印象である。

 

そんなわけで、

新しいお店には行ってみないとなー。

と改めて感じた、訪問となったのであった。