腸壁を削って美味い物を食す

元潰瘍性大腸炎(軽症)患者であった筆者(現在は完治済)が、症状が再燃するリスクを覚悟してでも食べたいと思うほど美味しかった逸品(主に麺類)を紹介していくブログです。不定期更新ですが、地道に書き進めていきます。よろしくおねがいします。

630. ハマグリの塩ラーメン@海老丸(水道橋):巨大ハマグリと巨大アスパラに圧倒され、最後はアサリで締めくくる貝尽くしな一杯!

海老丸さんの塩ラーメンシリーズ第2回は、

ハマグリ

少し前、3月末ごろの限定である。

 

自分は正直なところ、

貝はそこまで好きな食材ではなかったので、

スルーしようかなーとも思っていたのだが、

他に行こうとしていたラーメン屋が臨時休業だったこともあり、

都合がついたので、食べに行ってみることにしたのだった。

 

結果、大正解であった。

 

ハマグリの塩ラーメン

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まずはそのクリアすぎるスープから。

ハマグリ100%の優しいスープという印象で、

海老丸さんにしては珍しくグイグイ来ない感じ。

ハマグリ自体がそこまで強烈な味ではないからだろうか。

ゴクゴク飲みたくなる系のスープであった。

 

なんといっても大振りのハマグリが美味

一粒だけで貴重なので、

一口では食べずに、ちびちびかじりながらいただく。

かなり食べ応えのある大きさであり、

なおかつ食感も弾力が凄まじく、新鮮であることが伝わってくる。

かなり歯ごたえがあるので歯が弱い人は注意。

 

そして、存在感が凄かったのが、トリュフ香るホワイトアスパラ

こんな大きさのホワイトアスパラはあまり見ない。

ホワイトアスパラといえば、

よく洋食屋のサラダに入っていることが多く、

水煮になっている缶詰のものをそのまま食べている印象で、

正直あまり好きな味ではなかった。

しかし、今回のこちらは、

こんがりとソテーされているうえ、

トリュフで味付けされているというおまけつき。

表面の香ばしさといい、ジューシーさといい、

アスパラ自体の甘味トリュフの香りが相まって、

とんでもなく美味しい逸品になっていたのである。

ホワイトアスパラを見る目が180度変わった。

 

他のトッピングも秀逸で、

・岩中豚のレアチャーシュー

・トマト

スダチ

・ガーリックチップ

 

そこにクリアなスープによく合う、パツパツのストレート細麺

 

いやほんと、一つ一つの具材はフレンチっぽいんだが、

最終的にラーメンにまとまっている構成は

毎度のことながら凄すぎる。

 

 

〆のアサリリゾット

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正直言うと、頼む予定ではなかった。

でもスープが美味しすぎて、

アサリとのコラボレーションを味わってみたくなってしまった。

 

予想通り、ハマグリとアサリの旨味が重なり合って、

そしていつもの削りたてパルメザンチーズとも相まって、

最高のリゾットに仕上がっていたのだった。

アサリ大粒のものが4粒も入っていたし、

これは頼んで正解。

今回もまた、最後の締めまで美味しく頂けたのであった。

 

ということで、

現在は終了してしまっている限定であるが、

貝尽くしの非常に美味しかった限定のひとつである。

 

それにしても、ハマグリやアサリはもちろんのこと、

こんなに美味しいホワイトアスパラが食べられるとは・・・

 

知っている食材であっても、調理法次第でこんなに変わるんだ、

ということを知ることができて、非常に勉強になった一杯であった。