東京さくらトラム沿線シリーズの第3回。
今回は
である。
失礼になるかもしれないが、
正直、ぱっと聞いただけではどこなのかわからないくらい、
降りたことが無いエリアであった。
それでも、
食べログで3.91という高得点を誇る名店があるとのことで、
行ってみることにしたのである。
なお、
定休日が月・木・祝ということで、
営業日が少ないお店であり、
現在は緊急事態宣言の兼ね合いもあって、
少し変わっているかもしれないので、
事前に調べてから行って頂きたい。
ただ、2018年から連続して、
百名店、ビブグルマンに選定されているお店であり、
一食の価値ありである。
特製塩そば
見た目から丁寧な仕事が感じ取れるくらいきちんとしている。
全く隙がなく、どこから食べようか迷ってしまうが、まずはスープから。
一口飲むと、濃厚な鶏の旨みが強烈な塩スープ。
前回の愛心さんも清湯系の塩であったが、
今回は、純粋な鶏系の塩、という感じ。
まろやかで非常に繊細な味付け。
そのスープの秘訣は、地鶏であるらしく
「本日の地鶏:甲州地鶏100%」と書かれていた。
脇に甲州地鶏の小さな広告用の旗が立っているほど、
甲州地鶏推しであり、
鶏の旨みの凝縮され具合が凄まじかった。
でも、ただ濃厚というわけではなくて、
クセや臭みが全くなくて後味はすっきりとしている。
これなら醤油も美味しいだろうなと思った。
麺は、非常に滑らかな舌触りで柔らかめ。
すすったときのスープとの一体感がすばらしく、
程よい縮れ感といい、弾力といい、バランスが秀逸である。
トッピングは、
・海苔
・味玉
・穂先メンマ
・低温調理レアチャーシュー(豚ロース)
・低温調理レアチャーシュー(鴨ロース)
中でも2種類のチャーシューが大きくて食べ応えがあり最高。
さすが丁寧な仕事をされているだけあるなと思った。
いずれも程よいレアチャーシューであり、
柔らかさ、旨味、脂身の入り方、
どれをとっても素晴らしい。
とくに、鴨ロースのレアチャーシューは、
レギュラーで提供している店が少ないので、
希少価値があると思った。
ただ、口コミを読むと、鴨ロースが入らない日もあるらしく、
自分はラッキーだったのかもしれない。
穂先メンマも、やわらかさとコシの強さを両立させており、
これが二本もついてくるのは、大変うれしい。
味玉もしっかりめに火が通っているタイプながら、
中心部にトロっとした部分も残っており、
茹で加減が本当に絶妙。
ということで、
食べログでの評判の通り、
丁寧な仕事に裏打ちされた、
非常にクオリティの高い鶏系の清湯ラーメンであった。
営業時間が少なくて中々行くチャンスがないのが残念だが、
次行く機会があれば、ぜひ醤油をいただきたいと思う。