腸壁を削って美味い物を食す

元潰瘍性大腸炎(軽症)患者であった筆者(現在は完治済)が、症状が再燃するリスクを覚悟してでも食べたいと思うほど美味しかった逸品(主に麺類)を紹介していくブログです。不定期更新ですが、地道に書き進めていきます。よろしくおねがいします。

591. 松茸と牛ロースの和えそば@饗くろ㐂(秋葉原):絶妙火入れの牛ロースと松茸が織りなす、豪華すぎるすき焼き風和えそば!

約一年以上ぶりとなったくろ㐂さん。

自粛期間中含めてしばらく限定をお休みされていたのもあり、

地味に2020年は一度も行っていなかった。

 

それもあって、しばらくブログをみにいくのもやめていたが、

ふと大将のブログを見ていたら、

久しぶりに限定を出しているとのことで、

これは行かざるを得ないと思って行列に並びに行った。

 

今回が肉シリーズラストということで、

最後を飾るにふさわしい豪華な一杯

良い肉の日周辺だったというのもあり、

くろ㐂さんにしては珍しいほどの肉々しさであった。

 

松茸と牛ロースの和えそば

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お皿の下半分を覆いつくしている牛ロースの存在感

なんと120gというラーメンに乗るには多すぎる肉量。

牛肉好きにはたまらないだろう。

また、この肉の火入れ加減がまた絶妙であり、

すき焼き風なのでレアっぽくはないのだが、

固くなりすぎずに丁度良い塩梅で留められているのである。

肉質はもちろん最上級。

サシは程よく、旨味はたっぷりで高級すき焼きを食べている感覚

さらにそこに松茸の香りが加わるので、

もうこんなに豪華すぎてよいのだろうかという感じ。

なお、松茸を一緒に食べずとも、肉から松茸の香りがするのは、

先に松茸を割下で煮てから、同じ割り下で肉を煮ることで、

肉に松茸の香りを移しているらしい。

そんな下準備をされていたら、それだけ美味しいのも納得である。

 

そして第2の主役の松茸は、

なんと1杯あたり2本も入っているとのこと。

完全に価格破壊である。

一本いくらくらいなのだろうか。

安く仕入れていたとしても原価割るのでは?と思う。

特製割り下で似てあることから、しっかり味がついているが、

それでも香りは全く失っていないのはさすが。

クセが無くてどんどん食べれてしまうのだが、

それをもって余りある松茸の分量。

食べても食べてもまだあるよ、という印象であった。

いやー、幸せ過ぎた。

 

牛肉と松茸という強力タッグに合わせる麺は、幅広の平打ち麺

すき焼き風割下に中華麺が本当に合うのか、

食べる前は甚だ疑問だったが、

全く心配いらないくらいのベストマッチ。

 

他のトッピングには、

九条ネギタマネギというWネギに、

糸唐辛子花椒(ホアジャオ)というスパイシーコンビ。

とくに花椒(ホアジャオ)は印象的で、

独特の豊かな香りが牛肉および割下とよく合って、

松茸の香りとも喧嘩せずに共存している感じであった。

 

さらには途中から、すき焼きには欠かせない温玉で味変ができる。

若干スパイシーな感じもあったので、

これで中和してまろやかさを増した肉と松茸を、

麺と一緒にほおばる幸せは他の何にも代えられない。

 

そして、すき焼きと言えば、やはりご飯が欲しくなる。

そこで、こちらである。

 

追い飯
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はい。もう美味しい以外の言葉が出てきません。

すき焼き温玉ときたら、

もう米を入れるほかないと思っていたので、

追加注文しようと思っていた矢先、

目の前にご飯が運ばれてきたのである。

そう、なんとデフォルトで追い飯がついているのだ。

さすが大将、わかっていらっしゃる。

 

ご飯自体には何もしかけはないのだが、

割下に肉と松茸の旨味が完全に移っているので、

ただ混ぜるだけで最高の〆となるわけなのである。

 

ということで、

久々のくろ㐂さんの限定であったが、

今回もレベルが高すぎる一杯であった。

2500円とラーメンとしては高級だが、豪華すぎて幸せだった。

たったこれだけで幸せな気持ちで帰路につけるのだから、

やはり限定ラーメンはやめられない。

来年もくろ㐂さんの新たな限定を楽しみに待ちたいと思う。