腸壁を削って美味い物を食す

元潰瘍性大腸炎(軽症)患者であった筆者(現在は完治済)が、症状が再燃するリスクを覚悟してでも食べたいと思うほど美味しかった逸品(主に麺類)を紹介していくブログです。不定期更新ですが、地道に書き進めていきます。よろしくおねがいします。

589. アニョーのヴェール ソースマスタード@稲荷屋(稲荷町):スパイシーでボリューミーな仔羊肉にワインとマスタードの効いたソースのハーモニー!

久々の稲荷屋さん限定。

前回訪問時(※)がカニの冷やしだったので、

およそ3か月ぶりだろうか。

※前回訪問時

kenshinkk.hatenablog.com

 

限定ラーメンが不定期になってから、

なかなか行けていなかったのだが、

秋から冬にかけては肉系の限定が増えてきたので、

近いうちに行きたいなと思っていた。

 

久々に定時退社できた日を利用して、

早めの時間に行ってみたところ、

店長さんこそいなかったものの、

限定にはありつくことができた。

 

いざ注文してみると、

店員さんに「時間かかりますよー」と言われたのだが、

実際そんなに待つことなく、

10分ちょいくらいで、早くも着丼。

それがこちらである。

 

アニョーのヴェール ソースマスタード

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いつものごとく、正体がよくわからないけどすごく美味しそう。

スープはもちろん濃厚そうで興味深いが、

それよりも目に入ってくるのは「春巻きのようなもの」

これがヴェールなのだろうか?

ググってみても、料理名っぽいのは出てこず、

結局のところ正解がわからなかった。

今度店長さんに会えたら聞いてみようと思う。

 

まあ名前は置いといて、さっそく実食。

まずスープは、

その名の通りマスタードがかなり効いているのだが、

仔羊の出汁ワインがしっかりベースとなっていて、

これだけで飲んでもめちゃくちゃうまい。

そして、平打ち麺との相性も抜群

 

アニョーといえば、

海老丸さんで一度食べたことがあるが、

kenshinkk.hatenablog.com

 このときは、コンソメだったのに対して、

今回はビスク系でより濃厚だった印象。

ワインが多めに入っていることもあり、

ラーメンよりもだいぶフレンチ寄りの一杯であった。

 

そしてメインの「春巻きのようなもの」であるが、

こちら、パートブリックと呼ばれるものである。

 

小麦粉と植物油から作ったクレープ上の皮であり、

チュニジア料理から由来したものであるらしい。

フランス料理では一般的に使われるものであるとのこと。

そのパートブリックの皮に包まれていたのが、

こちらである↓

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食べてびっくり、ゴロゴロとした仔羊肉の塊が入っていて、

これがとにかくうますぎるのである。

肉の塊は1cm立方くらいの大きさであり、

噛めば噛むほど肉汁と旨味が飛び出してくる。

それでいて、その大きさなので、食べづらさは一切なし。

スパイスやハーブがしっかり効いているけど、

しつこさやクセは全く無い感じ。

単体で食べても勿論おいしいのだが、

マスタードソースをたっぷりつけて食べるともう最高である。

 

その横に添えられていたのは

ラタトゥイユを白菜で巻いたものであり、

かなりサッパリ系。

こちらもソースとの相性抜群で、

白菜に美味しいスープを吸わせたら間違いない。

 

ということで、

見た目こそ上品な感じだが、

肉塊がゴロゴロ入った春巻きが2本も食べ切ると、

しっかりボリューミーで食べ応え抜群であった。

 

やはり、稲荷屋さんのフレンチ限定(特に肉系)は、

クオリティの高さが尋常ではなかった。

これからも不定期ではあるが、

ちょくちょく食べに来たいなあと思った次第である。