腸壁を削って美味い物を食す

元潰瘍性大腸炎(軽症)患者であった筆者(現在は完治済)が、症状が再燃するリスクを覚悟してでも食べたいと思うほど美味しかった逸品(主に麺類)を紹介していくブログです。不定期更新ですが、地道に書き進めていきます。よろしくおねがいします。

586. 肉寿司セット@麺屋六感堂(池袋):とろける炙り肉寿司と牛テールかけラーメンの最強コラボ!

いつからか定着した11月29日「良い肉の日」

例年、各店がこぞって肉がらみの限定ラーメンを発売している。

今年もtwitterにて限定麺情報がたくさん入ってきたが、

コロナで離れた客足を戻すためもあるのか、

今年は例年にも増して魅力的な限定ラーメンが多かった気がする。

 

そんなわけで、

今回から数回にわたり「良い肉の日」周辺に食べた限定麺を、

紹介していく肉シリーズを開催したいと思う。

 

その初回の今回は、池袋六感堂さん。

本ブログでも2回登場しており、

店内の製麺所で打っている自家製麺と、

独創的な限定麺の美味しさは折り紙付きである。

kenshinkk.hatenablog.com

kenshinkk.hatenablog.com

 

そんな六感堂さんであるが、 

今回の良い肉の日限定が、今年最後の限定となり、

チャコ店長がしばらくお休みされるとのことで、

これは行かなければと思い、訪れるに至った。

 

今回の限定メニューの主役は肉寿司

もはやラーメンが主役ではないという事態に驚愕したが、

しっかりラーメンもセットで付いてくるということで、

一安心したのを覚えている。

 

メニューを見ると、

肉寿司セット 1500円

肉寿司二つ+かけラーメン

という構成。

 

そして追加用メニューが豊富であり、

・肉寿司追加 +300円

・うにく寿司追加 +700円

・ラーメンへの追加肉 +500円

・ラーメンへの追加うに +500円

・うにく(つまみ用)+1200円

といった具合である。

 

正直どれを頼もうかめちゃくちゃ迷った。

牛肉×うにの組み合わせは鉄板だから食べたいし、

つまみ用で豪華に頼んで、お酒と合わせるのも・・・

(もちろん、酒のメニューもある)

 

結局悩んだ末に、

ランチだったのでお酒は注文せずに

うにく寿司を1貫追加することに決定した。

 

決定した時点では、奮発したなーと思っていたのだが、

今思えば、もっと行けば良かったと激しく後悔している。

なぜなら、着席するやいなや、まわりの常連さんたちが、

真昼間から日本酒やビールに「うにく(つまみ)」を合わせて、

よろしくやっていたからである。

 

まあ、昼だから我慢しようと、気持ちを切り替えて、

着丼を待つことに。 

 

バーナーで肉が炙られるたび、

漂ってくる良い香りに空腹感を募らせながら、

待つこと十数分。

着丼の瞬間がやってきた。

 

肉寿司セット +うにく寿司1貫追加

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見てくださいよ、この豪華さ。

ラーメンはトッピングが無いから質素に見えるかもしれないが、

注目すべきは肉寿司のサイズ感

完全にシャリは見えず、

ラーメンのスープ部分の直径(約15cm?)と同じくらいの長さ。

そのサイズの肉があり、うにもあり、

これが2200円で食べられるなんて・・・。

とにかく感謝のひとことである。

 

かけラーメン

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麺が伸びるといけないので、先にかけラーメンから。

まず、スープがとにかく鬼優しい

しおラーメンの回でも書いたのだが、

体に染み渡るという表現がこれほどまでに似合うラーメンは、

他にないのでは?と思う程の上品さである。

余計な脂が入ってないからだろうか?

牛テールのスープというと、薄いものが多いのだが、

しっかりラーメンとして美味しいと感じられるラインは保ちつつ、

全く雑味が無い、体に染み込んでいくスープ。

これは非常に素晴らしかった。

 

細目の自家製麺も絶品であり、

細いながらも若干のもちもち感は残っていて、

スープに抜群に合いまくっているのである。 

 

そして、続いてはメインの肉寿司。

 

肉寿司

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この圧巻のビジュアルである。

素晴らしいミディアムレア加減であり、

若干3貫で炙り方を変えてくれている気がする。

ちなみにこちらのお肉は国産牛のA4イチボらしい。

 

ラーメンのスープとは真反対で、

サシがしっかり入った、脂たっぷりのお肉。

とにかく柔らかくて口に入れた瞬間とろける。

一般的に肉寿司というと、

シャリの上に綺麗に収まる程度の大きさの肉であることが多く、

ほんのひとかけら乗っている感じのものもある位だが、

こちらはシャリを丸々包めてしまうくらいの大きさ

まさに食べ盛りのころの夢が実現した瞬間であった。

 

そして今回は、オプションをうにく寿司にしたので、

大量に乗ってるウニを3分割することで、

3つともうにく寿司にしてしまうという荒業を使った。

何より、その荒業にも耐えられるだけの、ウニの量

これだけ乗っていて700円って、安すぎにも程がある。

いやもう最高以外の言葉が出ないですよ。

 

さらには、ラーメンスープとの相性である。

肉の脂の多さを完全に浄化するような上品なスープなので、

肉とスープを交互に行けば永遠に食べられてしまうのではないか、

と錯覚するような抜群の相性であった。

 

ということで、

六感堂さんの2度目の限定であったが、

ラーメン単体のインパクトは小さかったものの、

肉寿司とのセットでまさに完全体となったような印象。

全体としてのリーズナブルな値段も相まって、

食べ終わると感動に包まれる素晴らしい限定であった。

 

限定が美味すぎるので、

レギュラーの醤油山椒ブラックをまだ食べられていないので、

次こそは食べたいと思う。