腸壁を削って美味い物を食す

元潰瘍性大腸炎(軽症)患者であった筆者(現在は完治済)が、症状が再燃するリスクを覚悟してでも食べたいと思うほど美味しかった逸品(主に麺類)を紹介していくブログです。不定期更新ですが、地道に書き進めていきます。よろしくおねがいします。

585. Sweet Salt O’ mine~のどぐろと貝出汁の塩ラーメン~@八咫烏(九段下):上品すぎる極上スープと極上豚角煮に癒される傑作塩ラーメン!

いつも美味しい限定ラーメンを出してくださる八咫烏さん。

その八咫烏さんにおいて、今年一の限定メニューを決める

八咫烏オブ・ザ・イヤー」(通称YOY)

が11月末にtwitterにて行われていた。

 

そこで選ばれたベスト3リバイバルということで、

12月に再提供してくださるのが、八咫烏さんの恒例行事らしい。

 

今年のYOY結果は、

3位

PRAYING RUN 酢豚

kenshinkk.hatenablog.com

 

2位

Sweet Salt O’ mine~のどぐろと貝出汁の塩ラーメン~

 

1位

まるごとトマト

kenshinkk.hatenablog.com

 

ということで、

ラッキーなことに、

ベスト3のうち1位と3位を食べていたことが判明。

なお、自分は「まるごとトマト」に投票したので、

みごと1位に選ばれてうれしい限りである。

 

今回はその中で、唯一食べることができていなかった、

のどぐろ貝出汁ラーメンについて、

リバイバルで食べるチャンスをうかがっていたところ、

本日食べることができたので、緊急で記事化する。

12/11までの限定なので、興味ある方はお早めに。

 

なお、この限定は、

八咫烏さんの周年イベントで提供された一杯とのことで、

丁度仕事が忙しくて行けなかった時期のものだった。

食べ逃していた極上の一杯を食べられるということで、

期待を膨らませながら20人近い行列に並ぶことにしたのであった。

 

なお、今回のサイドメニューには、

・角煮

・おこわ

・和え玉

・お酒

があったのだが、今回は角煮おこわを選択。

それでも全部で2300円って安すぎませんか?

 

ということで、まずは、いつものお茶から。

 

シトラスグリーンティー

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シトラスグリーンティーということで、

複数の柑橘から成分を抽出して緑茶にブレンドされているとのこと。

いつもは冷たいが、今回は温かい一杯ということで、

提供時に熱くてびっくりしたわけだが、

寒い中並んでいたので食前に身体が温まってホッコリした。

 

チャーシューおこわ

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お茶の次はサイドメニューのご飯が登場。

和風のおこわにチャーシューが混ぜられており、

そこに味海苔がパラパラ乗っている。

シンプルだけど、非常に美味しくて、

お腹がすいていたこともあり、単体でもパクパク行けちゃう感じ。

ただ、その後に大物が控えているのがわかっていたので、

ここは懸命に耐えたのだった。

 

大人の豚角煮

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これがとにかくやばかったんですよ。

サイドメニューなので、追加500円ではあるけれど、

売り切れていなかったらマストで頼むべき逸品。

(数量限定らしいです)

 

八咫烏さんの角煮はすでに2~3回食べた気がするが、

シンプルな和風の角煮は実は初めてかもしれない。

 

まずは角煮部分だけを味わうと、

和風の王道の甘辛醤油ダレが良くしみ込んだ、

トロッと柔らかい角煮であり、

それだけでも十分すぎるほど美味しい。

店長さんの説明によると、

焼酎と生姜で一晩じっくり弱火で煮込んで

血抜きをして、タレに漬け込んだとのこと。

 

もうこれだけでも美味しすぎるのに、

そこからもう一段階仕掛けがあるのが八咫烏さん流。

それが、上にかかっている自家製タルタルである。

中身は、生海苔たくあんからし

一体どうやってこの組み合わせを思いつくのだろうか?

 

角煮につける「からし」のイメージとのことだが、

若干ピリ辛で、甘辛なタレとの相性も抜群すぎるのである。

 

そして、しっかり味が染みた豆腐も素晴らしく、

こちらも不思議とタルタルとよく合うのである。

 

言わずもがなではあるが、ご飯との相性も抜群。

ついついおこわに手が伸びてしまい、

ラーメンが来る前におこわを半分くらい消費してしまった。 

 

 

 

Sweet Salt O’ mine~

のどぐろと貝出汁の塩ラーメン~

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いよいよメインのラーメン。

正直、着丼の瞬間の香りで、優勝を確信していた。

そのくらい、上質で豊潤な香りがふわーっと漂ってきて、

それだけでも来た価値があったというか、感動であった。

 

まずはその透き通ったスープからひとくち。

飲んだ瞬間の美味しさのインパクトがとにかくすごい。

香りでもすごかったが、飲んでみると、

よりのどぐろの風味をありありと感じることができる。

でもインパクトだけではなく、

アサリ等の貝出汁の上品な旨味で後味は非常にスッキリで、

ホントにいつまでも飲んでいたかった。

 

なお、スープは透き通っているのだが、

ところどころ茶色い油が浮いており、

店長さんのブログによると、のどぐろと黒豚のオイルとのこと。

カエシには鮎の魚醤やグレープフルーツも使っているらしい。

 

正直中身までは飲んだだけではわからなかったが、

このスープを作るためにどれだけ研究されて来たのかを想像すると、

本当に頭が下がる思いである。

 

トッピングは、

・黒豚の吊るし焼きレアチャーシュー 

・地鶏の照り焼きチャーシュー

・ホタテのマリネ 

という超豪華ラインナップ。

 

黒豚レアチャーシューはしっかりとした噛み応えに、

吊るし焼きの効果なのか、スモーク系の旨味も感じた。

 

鶏チャーシューは2枚も入っていてサイズも大きい。

しっかり火が通っているっぽかったが、噛むと柔らか。

 

トッピングの中でもホタテ店長さんのイチオシということで、

ズーム写真をあげておく。

ホタテマリネ
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表面だけ軽く炙られていて香ばしく、

中はミディアムレアで、程よく生の食感も残っている。

一口で行くのが勿体なさ過ぎて、

ちびちび食べたくなるくらいクオリティの高い逸品であった。

 

 

お茶漬け

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邪道かもしれないが、

スープのクオリティがあまりに高かったのと、

たまたまご飯ものがあったので、 茶漬けでもいただくことに。

元々想定していない食べ方なのかもしれないが、

これはこれで美味しかったー。

 

もう少しご飯残しておけばよかったかなと少し後悔。

でもあの角煮が来ちゃったから仕方ない。 

 

とか言っている間に完食!

 

ということで、

 

さすが第2位というべき、大傑作の限定ラーメンであり、

とくにスープと角煮のクオリティが異常な高さでした。

 

のどぐろを使ったラーメンなんてめったに食べられないので、

多少並んででも美味しいラーメンが食べたい方は、

ぜひ残り2日間のうちにチャレンジして頂きたい。