腸壁を削って美味い物を食す

元潰瘍性大腸炎(軽症)患者であった筆者(現在は完治済)が、症状が再燃するリスクを覚悟してでも食べたいと思うほど美味しかった逸品(主に麺類)を紹介していくブログです。不定期更新ですが、地道に書き進めていきます。よろしくおねがいします。

551. 冷やし飛騨牛ラーメン〜ウニの微笑み@海老丸(神保町):最高傑作と言っても過言ではない冷やし牛Wスープに飛騨牛×ウニの超豪華コラボ!

今年の麺はじめに食べたこちらのラーメン↓ 

kenshinkk.hatenablog.com

 

2500円と高額ながら、

とんでもない高クオリティのローストビーフラーメンであった。

 

今回、なんとその冷やしバージョンが土日限定で再登場するということで、

いてもたってもいられず、夏休み最終日に訪問。

 

朝の時点で残り40食ということで、

昼に行かないと絶対に売り切れてるなーと読んで、

12時半ごろお店に到着。

行列は10人ほど。

11:30スタートで1時間に20人ほど回転はしているだろうから、

おそらく30食目くらいだろうなーと思っていたが、

その予想がほぼほぼ的中。

 

自分たちが食べ始めたころにオーダーした方々で、

売り切れましたとのお知らせが。

おそらく読み通り、残り10杯くらいだったのだろう。

なんとかありつけてラッキーであった。

 

そんな、汗だくになって並んだ末にたどり着いた一杯がこちら。

 

冷やし飛騨牛ラーメン〜ウニの微笑み

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相変わらず見た目が色鮮やかで美しすぎる。

何より存在感のある飛騨牛のレアローストビーフが食欲をそそる。

正月に食べたものよりサイズとしてはやや小さめかなとも思ったが、

実は2枚入っており、総量的には同じくらいかなと思う。

そのローストビーフから行きたい気持ちは抑えに抑えて、

まずは注目のスープから。

 

コンソメだけだった前回とは異なり、

今回は飛騨牛テールスープ飛騨牛コンソメ

ダブル掛け合わせスープ

とのことである。

見た目としても若干の濁り要素があり、

これがテールスープの分なのかなという印象。

飲んでみると、牛骨の旨味という旨味が凝縮されつくしており、

正直、こんなに濃い牛骨スープは生まれて初めてであった。

冷やしでこの濃度はまさに衝撃的である。

コンソメ特有の香りの強さと、テールスープの優しいまろやかさが合わさり、

濃厚なのに全く脂っこくなくて、ゴクゴク飲みたくなるスープ。

豚骨だと豚の脂の影響か、ここまで冷やすと美味しくないイメージだが、

牛骨スープは冷たくてもとんでもなく美味い。

もはやリゾット用に残しておかなければならないのが苦行になるほどであった。

 

麺は、冷やしに合わせてか、中細麺といったところ。

スープの濃さに負けない、ある程度太さのある麺。

しっかり締められていて、程よい固さで美味しかった。

 

トッピング

飛騨牛の炙りチャーシュー(レアローストビーフ

・北海道産ウニ

・帆立

・ナスとズッキーニのマリネ

ラディッシュの浅漬け

・小松菜のワサビ和え

・花穂紫蘇

 

いやもう一覧にしただけで、豪華すぎてとてもラーメンとは思えない内容。

超豪華レストランの一皿というイメージである。

 

まず、なんといっても炙りチャーシューである。

まさに、レアローストビーフ状態であり、ほんのり炙っただけという感じ。

正月に食べたものよりさらにレア感が強く、

スープも冷たいので、そのレアのままが維持され、

肉本来の美味しさをダイレクトに味わうことができた印象。

とにかく脂の甘味が最高であり、口の中で溶ける溶ける

それでいて赤身部分の肉の旨味も尋常ではなく、

今回は等級については明かされていなかったが、

おそらくA4かA5か、かなり上級のものなのでは、と推測される。

 

そのローストビーフに添えられているのが、

ウニホタテという何とも豪華なサブウェポン。

素材の味を活かすということで、特に味付けはしていないとのことであるが、

いずれも鮮度が良いのか、全く癖がなくて美味しく、

特にウニは、こんなに乗せてちゃっていいの?

と聞きたくなるくらいのボリュームであった。

ローストビーフと食べても良し、

麺とスープとともに食べても良し、

ホタテと食べても良し、

ウニ好きにはたまらない組み合わせであったと思う。

そのなかでも、やはり今回ならではなのがこちら

 

ウニ牛
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有名焼き肉店「牛牛※」の名物「ウニ牛」の再現である。

※Youtuberヒカルさんがゲストを連れていくことで有名。

 

いつか食べてみたかったこの組み合わせ。

まさかラーメン屋で食べられることになるとは、夢にも思わなかった。

ウニのやや塩気のある味と牛肉の脂身の上品な甘さの相性が抜群であり、

この組み合わせの反則技感を存分に味わうことができた。

 

他のトッピングも非常に美味しく、

ナスは素揚げした後ブルーベリービネガーにマリネ

ズッキーニは生のままブルーベリービネガーにマリネ

ということで、微妙に調理方法の違うブルーベリーマリネであったが、

いずれも口直しとして素晴らしい逸品だった。

なお、以前の限定冷やし中華※で美味しかったブルーベリービネガーの再登場に、

海老丸ファンとしてはたまらない演出であった。

kenshinkk.hatenablog.com

 

ラディッシュ、小松菜、花穂紫蘇は爽やかさ担当。

特にその中でも小松菜は非常に美味しかった。

そもそも牛肉をレアで食べるときはワサビをつけることが多い。

今回はそのワサビの代わりというか、実際辛くはないのだが、

ほんのりワサビ風味のする小松菜は牛肉との相性が抜群であった。

 

牛タンリゾット

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残しておいたウニ牛を乗せたver.

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今回もリゾットが超豪華版である。

なんと、今回は牛タン

少し歯ごたえがあったので、タン元ではなく先の方だったかなという感じ。

だが、旨味の濃さは尋常ではなく、チーズの味に負けない素晴らしいタン。

いつも、海老丸さんのリゾットはチーズがとにかく美味しいので、

具によってはチーズに負けてしまうことがあったりするのだが、

今回はしっかり存在感があったので、

チーズとタンががっちり手を取り合った美味しさという印象であった。

 

そして、極めつけは、写真にある通り、ウニ牛ver.である。

これを食べてる時の幸せ感が半端ではなかった。

贅沢ってこういうことをいうんですね。

 

なお、今回の限定ラーメンは2500円(リゾットは+500円)。

本家牛牛さんは、ウニ牛だけで、2500円である。

いつか牛牛さんにも行ってみたいが、

 

個人的にはこれだけ全部入りで同額というのは大感動のコスパである。

まあ使っている素材は違うのかもしれないが、

海老丸さんのサービスが良すぎて、毎度毎度、頭が下がる思いである。

 

ということで、

次は来年の正月になるかなと思っていた飛騨牛ラーメンを、

こんなに早く食べられたのは本当にラッキーであった。

Wスープにウニ牛、様々なトッピングに、〆のリゾット

全てのクオリティがとんでもなく高い限定ラーメンであった。

 

おそらく次はお正月かな?と予想されるが、

絶対に食べに行かなければと心に誓ったのであった。