冬に食べたショガパイタン以来、久しぶりのMANNISHさん。
生姜=体が温まるというイメージなので、
夏に行ってもなあーと思っていたのだが、
冷やしを出しているということをtwitterで知ったので、行ってみることに。
登場したのがこちら。
冷やし塩生姜油そば
いやもう見た目だけで美味しそう。
油そばというタイトルからは想像できない具だくさんさ。
レギュラーメニューでもふんだんに入っていた鶏チャーシューに、
小松菜、玉ねぎ、フライドオニオン、おろし生姜、
大量にぶちまけられているスープジュレ。
このスープジュレがとにかく絶品で、
しっかり冷やされているのに、スープ濃度もしっかりとあって、
普段と違う食感と温度なのに、鶏と生姜の旨味もしっかりと感じることができる。
フライドオニオンは、レギュラーメニューでは乗っていなかったが、
その香ばしさが、良いアクセントになっていて、相性抜群。
逆にこれが無かったら物足りないかもしれないくらい必要不可欠なトッピング。
そしてこれだけで終わりではなく、もうひとつ・・・
いやもうふたつの仕掛けがあるのが、こちらのメニューの凄いところ。
まず、この冷やし油そばには、デフォルトで温かいスープが付いてくる。
お腹が冷えてしまったらスープを飲むとポカポカに。
飽きたらつけそば風にしても食べられますよ。
という、お店側の説明からにじみ出る素晴らしい心遣い。
一般的に、汁なし麺だと、その店のスープが飲めないので、
コスパ的に損をしているのではないかと思ってしまいがちだが、
このメニューではいつもの絶品塩生姜スープも飲めるという一石二鳥ぶり。
これだけでもすごくうれしかったのだが、
仕掛けはもうひとつある。
それが、麺を混ぜていくと奥の方から登場する、
スープ氷と出汁氷である。
これにより、麺をしっかり冷やすとともに、
氷が溶けても味が薄まらないという効果を生み出しているのである。
さらには、
氷が溶けにくい
麺が絡まる
といった、氷入りの冷やし麺あるあるについては、
上述の温かい塩生姜スープを2~3杯かけることで、
氷もほどよく溶けて、麺の絡まりも解消されるのである。
正直これは凄いアイデアだなと思った。
冷たいスープ氷と、温かいスープで、
食べる側で温度を自由自在にコントロールできるというのは、
業界初なのではないだろうか?
個人的には初めてだったので、驚き・・・というかアイデアに感心してしまった。
↓食べ方イラストはこちら
ということで、
途中で味を変化させるということはよくあるが、
途中で温度を変化させるという素晴らしいアイデアに感動した、
爽やかな冷やし麺であった。
MANNISHさんの限定は他にもいろいろあるようなので、
近いうちにまた再訪したいと思う。
※MANNISHさんのレギュラーメニュー