海老丸さんの限定シリーズ、今回は冷やし中華。
5月中旬のちょうど暑くなりだしたくらいの時期の限定である。
海老丸さんの限定冷やし中華は、
毎回欧州のどこかの町をイメージした一杯というシリーズになっている。
※ちなみに前回はプロバンス
今回はフランスのサン=テミリオン。
フランスの南西部、ワインで有名なボルドーの近くに位置する町である。
ワインに合うような一杯になるのかなーと予想していたので、
できることなら夜に訪問してワインと一緒に・・・と思っていたが、
まだ夜営業の自粛が解除されていなかったこともあり、
ランチに訪問することに。
(なので、ワインは飲めなかった)
サンテミリオンの冷やし中華~目の輝き
サブタイトルの「目の輝き」って何のことだろう?
と誰もがひっかかりそうだが、その正体はブルーベリー。
いや、まさかブルーベリーが乗っているラーメン(冷やし中華)を、
食べる日が来るとは夢にも思わなかった。
完全に予想外の角度からくる酸味だったし、
酸味の度合いもそれなりに強めだったが、
それでもブルーベリー特有の甘味も兼ね備えていたので、
非常においしく食べ進めることができたし、
醤油ベースと思われるスープとのバランスも良かった。
オーソドックスな冷やし中華に飽き飽きしていた自分にとっては、
新たな発見というか、食べていて楽しい一杯であった。
また、レアチャーシューも、いつもより多め?に乗っていて、
なんだかかなり得した気分になった。
水菜を中心としたシャキシャキの野菜たちも素晴らしかった。
いつもリゾットに乗っている小エビも美味しいし、
サブ味変のオレンジは、ブルーベリーとは違った甘酸っぱさを提供。
そして、今回のメイン味変がこちら。
青のりソース
ジャンル的にはマヨネーズ系なのだが、
青のりが強めで、ひとさじでガラッと雰囲気が変わる。
一般的な冷やし中華にマヨネーズが合うように、
甘酸っぱいスープにまろやかさがプラスされて美味しくなるのである。
青のりは、最初は本当に合うのか疑問だったが、
食べてみると、実は普通の焼き海苔よりも相性良いのではないかな、
と思うくらい、個人的には青のりの方が好みであった。
ということで、
ブルーベリーという予想外過ぎるトッピングの冷やし中華であった。
いつも通り味変が神がかっていて、最後まで美味しかった。
冷やし中華だと、リゾットにできないのが残念ではあるが、
これからまた暑くなりそうなので、
リゾットなしで冷やし一本というのも良いかもしれない。
また次の冷やし中華を楽しみに待ちたいと思う。
※前回食べた海老丸さんの冷やし中華