腸壁を削って美味い物を食す

元潰瘍性大腸炎(軽症)患者であった筆者(現在は完治済)が、症状が再燃するリスクを覚悟してでも食べたいと思うほど美味しかった逸品(主に麺類)を紹介していくブログです。不定期更新ですが、地道に書き進めていきます。よろしくおねがいします。

502. 特選ラーメン(黒)@八咫烏(九段下):和風ラーメンの最高峰に念願の訪問!ラーメンと蕎麦のいいとこどりをしたような一杯!

色々と忙しくて一週間ぶりの記事となってしまったが、

個人的に今年の頭からすごく行きたかったお店の記事である。

 

それが、こちらの八咫烏(やたがらす)さん。

 

下記の昨年末の海老丸さんとのコラボで知ったお店である。

 

kenshinkk.hatenablog.com

 

九段下駅からほど近く、飯田橋駅からも歩いて行ける距離にある。

 

毎週のように限定ラーメンを出すお店と聞いていたのだが、

やはり最初に訪問した際には基本の味を食した方が良いのではと思って、

しぶしぶレギュラーメニューを食べてみることにした。

 

なお、レギュラーのラーメンはの2種類。

黒が醤油で白が塩ということなのだろう。

特選にすると、チャーシュー+1枚、味玉、ワンタンが付くので、

ひとまず特選にしてみることに。

そして、サイドメニューだけでも限定ものをと思って、

鴨ひじきご飯を注文してみた。

 

特選ラーメン(黒)1000円

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これだけ透き通ったスープの醤油ラーメンは久しぶりである。

まずそのスープから一口。

カエシの醤油の風味が強めにきた後に、出汁の旨味がじわーっと出てくる。

鶏系魚介系を合わせたような優しい出汁であり非常に美味しい。

最終的な印象としては出汁の旨味よりは醤油の風味の方が残るスープ。

醤油ラーメンとかけそばの中間のようなスープであった。

表面は油が浮いているが、おそらく鶏油だろう。

鶏風味が強いものではなく、ほんのり旨味が伝わってくる感じ。

スープの繊細さを邪魔してなくて丁度良い感じ。

でもこの油のおかげでラーメン感が出ているといっても過言ではない。

 

麺は極細で、全粒粉入りの加水率低めのタイプ。

見た目も食感も日本蕎麦に近く、パツっと切れる感じも日本蕎麦である。

でも、食べていてこれは何か?と聞かれたらラーメンなのである。

非常に不思議な感覚であった。

 

トッピングは、

・豚肩ロースの低温調理チャーシュー×2

・鶏むね肉低温調理チャーシュー×1

・雲呑×2

・味玉

・白髪ねぎ

三つ葉

 

豚肩ロース肉のチャーシューは、低温調理系だがハムに近いタイプ。

若干薄めではあるが、肉の旨みがしっかりと閉じ込めらていて美味しかった。

鶏むね肉のチャーシューは、しっとりとした柔らかいタイプで味は薄め。

こちらもスープによく合っていて美味しかった。

 

↓ワンタンと味玉 

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ワンタンは皮はやや固めで噛み応えがあるタイプで、

餡は鶏むね肉大葉を合わせたサッパリ系。

繊細なスープによく合うワンタンであり、非常に美味しかった。

 

味玉は、もちろんしっかり半熟なのだが、黄身が濃くて旨味が凄い。

ブランド卵でも使っているのだろうか?

こんな味玉をいつか自分でも作ってみたいものである。

 

また、特筆すべき脇役は、実は三つ葉かなと思っている。

蕎麦に近いと書きまくっているが、

この三つ葉の風味と味がそうさせているような気もする。

そのくらいこのスープにぴったりであり、

このラーメンを和風たらしめている一つの要素がこちらである。

 

鴨ひじきご飯 100円

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さて、今回頼んだ唯一の限定メニューである鴨ひじきご飯

なんと値段は100円。安すぎるにもほどがある。

しっかり鴨の出汁が入ったご飯は、ほっとする美味しさ。

一人暮らしでひじきはめったに食べないので、

栄養バランス的にも食べることができて良かった。

 

 

ということで、

限りなく日本そばに近いというか、

蕎麦とラーメンのいいとこ取りをしたような感じのラーメンであった。

美味しすぎて、ついスープを飲み干してしまった。

トッピングも洗練されており、

次回以降の限定メニューに期待を膨らませて、店を後にしたのであった。