腸壁を削って美味い物を食す

潰瘍性大腸炎(軽症)持ちの筆者が、症状が悪化する可能性を覚悟してでも食べたいと思った逸品(主に麺類)を紹介するブログです。基本的に週2回(日曜・水曜)の更新です。よろしくおねがいします。

485. ジュ・ド・マルカッサンと赤ポルト@稲荷屋(稲荷町):今度は猪肉!野性味あふれる旨味と赤ワインのコクが最高な一杯!

さて、偶然にも3回連続の稲荷屋さんの記事となってしまったのだが、

今回こそはお目当ての限定ラーメンの記事である。

 

この回は12月・1月の限定ということで、

予告通り、ジビエの一種である”猪肉”の登場。

 

そういえば去年の今頃は鹿肉だった気がする。

 

猪肉は、昔から高たんぱく、低脂肪でよく知られており、

ミネラルやビタミンも豚肉より多く含まれているとのこと。

 

ジビエ系に外れがないので今回も楽しみに行ってみた。

なお、この日は平日の夜。

少しだけ早く退社することができたので、

もしかして限定残っているかなーという望みに賭けたのだが、

ラッキーなことに、最後の1杯だったらしい。

なんという僥倖。

店長さんも売り切れたことにご満足そうな様子であった。

 

なお、今回は素材がやや高額なのか、今回は1200円での提供であった。

 

ジュ・ド・マルカッサンと赤ポルト

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マルカッサン(marcassin)とは、

フランス語で「生後3~6ヶ月未満の仔イノシシ」のことらしい。

大人の猪よりも仔イノシシの方が肉質が柔らかく、

フランス料理の素材ではよくつかわれているそう。

とはいえ、あのウリ坊を食べているのかと思うと、若干気が引ける。

ただ、味は抜群であった。

 

ポルトとは、ポートワインポルトワイン)のこと。

ポートワインとは、

ポルトガルのドウロ地方で造られる酒精強化ワイン(ブランデーを添加したワイン)の一種。

ポルトガルの宝石」とも称され、

世界3大酒精強化ワインに数えられるポルトガルを代表するワインとのことである。

ポートワインは、アルコール発酵中にブランデーを添加することで

糖分がアルコールに変換されるのが中断。

ブドウ果汁の甘みをそのまま残しているため、甘口ワインに分類されるそう。

そんなワインを使ったスープおよびソースは確かに独特の甘さがあり、

これまで食べたことのないコクがあった。

 

 なお今回のスープには以下のアイテムが入っているらしい。

・マルカッサン 各部位

・ミルポワ

・エルブ

・トマト

・赤ポルト

・フォンドボー

 

ミルポワは前回の限定の記事※でも紹介したが、香味野菜。

エルブはherbと書いてハーブのことかと思われる。

フォンドボーということで、仔牛も混ぜているんだというのが驚き。

 

そして麺は、久しぶりの平打ち麺。

やはり濃厚系にはこれである。

美味しい平打ち麺のパスタは?と聞かれると、

ここの限定麺を思い出してしまうのだが、

よくよく考えると、ここはラーメン屋であってパスタ屋ではない。

でもそれだけ印象に残る平打ち麺である。

 

トッピング

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トッピングとしては、以下のアイテムが入っている。

・マルカッサン バラ肉

・マルカッサン ロース肉

・黒ラッパダケ

・シナモン

・バター

・洋ナシ

 

マルカッサンのバラ肉がとにかく絶品。

その脂の甘味と旨味。

豚肉に比べたら失礼なほど美味しい。

仔イノシシだからなのだろうか、これまで食べてきた猪肉とは全然別ものだった。

多少の野性味はあるのだが、全然臭みはなく、旨味に変換される感じ。

血抜きが重要らしく、肉質と臭みを大きく左右するとのことなのだが、

よほどうまく血抜きをされていたのだろう。すごくおいしい。

また、マルカッサンのロース肉も赤身がきめ細やかで旨味の濃度が凄まじい。

牛肉以外でこんなに赤身が美味しく感じたのは久しぶりであった。

なお、赤ポルトのソースが器にも肉にもたっぷりかかっており、

スープよりまた一段と濃厚で肉と相性抜群なのである。

 

黒ラッパダケは、初めて食べたかもしれない。

トリュフほどではないが、ほのかにキノコ特有の若干甘めの香りがして、

あまり癖がなく、ソースの味がしっかりしみ込んでいて美味しかった。

 

付け合わせの洋ナシは、口直し用として、シナモンバターで甘く仕上げてある。

覚悟なしにいきなり食べるとびっくりするほど甘いが、

ちゃんと「甘いものだ」と認識してから食べると、いい口直しになる。

スープやソースとはベクトルの違う甘さなので、

甘さのちがいだけで、こんなにバリエーションがあるんだという驚きがあった。

 

 

ということで、

今回もまた、絶品すぎるフレンチ風ジビエラーメンであった。

いつまでこの限定が続くのかはまだ発表されていないが、

マルカッサンがどうやら貴重な食材のようなので、

あまり長くは続かないのかもしれない。

興味のある方はぜひ早めに行ってみていただきたい。

もし逃してしまったら、ぜひ来年以降に挑戦していただきたい一杯である。

 

※前回の限定

kenshinkk.hatenablog.com