前回に引き続き、風見さんの記事。
今回は冬の限定麺である牡蠣そばについて紹介する。
※前回記事
本来、2回連続で書くつもりではなく、
実はそのすぐ近くにある有名店「篝(かがり)」さんに行こうとしたのだが、
その日、「篝」さんは40人近くの大行列になっており、
「風見」さんの列の方まで侵食する勢いであった。
1時間以上の待ちは確実だったので、
それなら並ばずに入れる風見さんの限定麺を食べたほうが、絶対に良いだろう。
と思い、予定変更して、風見さんに2週連続で訪問することにした。
なお、この日の気まぐれご飯は「しらすいくら」ということで、
注文する牡蠣そばに偶然ぴったりのシーフード。
勿論注文することにした。
牡蠣そば 1100円
スープは口当たりが良い醤油ベースのスープ。
魚介と鶏がメインで、そこに牡蠣がプラスされているような印象。
牡蠣の濃厚な感じをイメージしていたが、そこまで強烈さはなく優しい味わい。
薄いというわけではなく、じわーっと旨味がわかる程度の濃さはある。
麺は細打ちのストレート麺で、もちもち感と歯応えがやや強めのタイプ。
スープが淡麗系なので、馴染みが良く、相性は抜群であった。
トッピングはシンプルで、
・牡蠣
・エリンギ
・柚子
・三つ葉
・糸唐辛子
というラインナップ。
牡蠣は小ぶりなのだが、旨味がしっかり詰まっているタイプ。
3つなので、すぐに食べ切ってしまわないように注意が必要。
エリンギはラーメンの具としては珍しいが、
独特の食感と、主張しすぎない味がちょうどよく、
牡蠣とのペアリングを考えると相性良いのかもしれない。
また、牡蠣とエリンギは軽くソテーしてあり、やや香ばしいのもポイント高い。
なお、付け合わせの山椒との相性が抜群なので、
一振りしてから食すことをお勧めする。
派手さはないけどしっかり仕事されているいぶし銀なラーメンという印象。
1100円というとやや高い気もするが、材料も高騰しているから仕方ない。
錦糸町の麺屋佐市(※)さんのように、
牡蠣をこれでもかと濃厚にしたタイプの牡蠣ラーメンも良いが、
こちらのは、メインキャストはあくまでラーメン(スープと麺)であって、
そのゲストとしてとして牡蠣が来ているという感じで、
こういうのもアリだなと思った。
きまぐれご飯(しらすいくら)
メインが牡蠣で海の香りなので、
それにぴったりの付け合わせご飯である。
今回もひかえめで上品な味付けであり、いくらの塩気が非常にやさしい。
しらすも味が濃すぎないので、ラーメンと交互に食べてちょうどいい感じ。
もちろん単独で食べても美味しく、
上質ないくらを久しぶりに食べたなあという印象。
ということで、
限定の牡蠣そばとしらすいくらご飯であった。
当初の目論見の通り、篝に長時間並ばなくて大正解であった。
でも、これだけ美味しい酒粕ラーメンや限定麺を出すわけだから、
風見さんも篝さんばりに人気が出て大行列店になってしまうかもしれない。
それはそれですぐに入れなくなってしまうので、うれしいような悲しいような。
限定麺は季節ごとに変わっていくようなので、
次の季節になったら、また食べに行こうと思う。
※濃厚牡蠣ラーメン、麺屋佐市さんの記事