本日はラーメンの記事は一休みで、久しぶりに野球の記事を。
本日(11/13)に行われた、プレミア12 日本対メキシコを観戦してきた。
一昨日の試合くらいで、空席が目立つ的なネットニュースを見たので、
たまたま職場が東京ドームに近かったこともあり、
空席を検索してみると、なんと
S席からC席まで余っている!
ということで、会社の野球好きな先輩方とともに、
急遽S席を申し込み、観戦するに至ったわけである。
S席といっても、7500円であり、
数万とかするわけではないので、
オリンピックに比べたら余裕だなと思ってしまった。
今日の試合は、負ければ優勝が遠のく大事な一戦だったので、
見に行く価値があると思い、投資したわけである。
結果、運もよかったが、大正解だった。
S席の一塁側ということで、
まあそれなりに前の方かなーくらいに考えていたのだが、
とんでもないラッキー席に当たってしまった。
それがこちらである。
ほぼ真後ろ。
バックネット真裏の上段といったところだろうか。
正直こんな良い席で見たのは初めてである。
テレビに映るクラスの前の方は、さらに上のランクの席と思われ、
監視員もたくさんいたので、もっと高額なのだろう。
※その辺はしらべていなかった。
着席後、まず、オーダーにびっくり。
相手投手が左ということもあるのか、右打者7人という構成。
それに2番に不調の坂本選手を持ってきて、
5番に外崎選手を起用するという、予想外のオーダー。
でもこれが当たるのだからすごい。
試合が始まると、
序盤から、日本の攻勢が続く。
1回裏に4番鈴木選手がセンター前にタイムリーを放ち先制すると、
6番近藤選手もタイムリーで追加点。
2回裏には、不調だった坂本選手にタイムリーが出て、3点目。
ものすごくいい席で見ていたこともあり、
ビールがとても美味しい序盤であった。
(ふだん飲まないが、1杯のみ解禁した)
なお、珍しい光景として、
メキシコの投手交代の時の内野陣の動きに注目していただきたい。
なんと、内野陣も集まって投手の練習を真後ろで見ているのである。
↓
日本では、内野は守備練習していることが多いので、なんとも不思議な光景。
それだけピッチャーの調子が気にしているということなのだろうか?
今日は何人かピッチャー交代があったが、毎回そうだったので、
ちょっと面白かった。
さて、3点取った日本は、鉄壁の投手陣で守りに入る。
まずは先発の今永投手(横浜DeNA)
後ろで見ていて、
最大の武器であるストレートのノビと、
スラッター(高速スライダー)のキレが非常にエグかった。
とくにストレートの球質の良さは、
メキシコの投手と比較すると一目瞭然であった。
メキシコの投手は、155キロくらい出ていたのだが、
あきらかにシュート回転していて伸びがなく、
一方で今永投手はまさに糸を引くようなストレート。
このまっすぐを見れただけでも今日来た甲斐があったなあと思った。
そこにチェンジアップを混ぜたらそりゃ打てないと思う。
今永投手は、4回に1発を浴びてしまったが、それ以外は完ぺきな内容。
たった1安打で6回まで投げ切り、8奪三振を奪う好投。
なんと、国際大会で初失点だったらしいが、
今大会無敗のメキシコ相手にとにかく素晴らしい内容であった。
ストレートはメキシコの選手にも負けないMAX156キロ。
とにかく速いのだが、フォークの落差もすごい。
真後ろだと落ちが認識しづらいが、それでも落ちたとわかるほどの落差。
メキシコの打者は軒並みタイミングがあっておらず、
面白いように空振りを奪っていく様子は見ていて爽快だった。
一人ランナーは出してしまったが、最後は154キロの直球で三振。
みているこちらも思わずガッツボーズしてしまった。
いやー今年の新人でこれはすごい。
8回は山本由伸投手(オリックス)
ひとりランナーを出してしまったが、アウト全部を三振でとる快投。
テレビで見ていた通りの、まさに無双である。
驚いたのは、変化球のスピード。
もちろん155キロに迫るストレートもすごいのだが、
150キロのカットボールや148キロのフォークを次々と投げ込み、
バッターが全く対応できていない様子がありありと見て取れた。
後ろで見ていても、速くて動く変化球のキレは凄まじく、
打席に立ったら当てるのさえ困難だと思う。
周りで見ていた人も、
「曲がったし150出てるけど今の何?」
といったような会話が毎回のように交わされ、
スマホのアプリの速報で球種を確認するという状況だった。
いやー、凄まじいピッチャーであった。
見れてよかった。
最後はもちろんこの人。
山﨑康晃投手(横浜DeNA)
ヤスアキジャンプしましたよ。外野ではなかったけど。
真後ろからみていると、かなりクロスステップで投げていることがよくわかる。
山本由伸投手の後なので、スピード自体はやや劣るように感じたが、
落ちるツーシームのキレと、真っすぐのコントロールは半端なかった。
そして、投げた直後の絶叫。
今日は一段と響き渡っており、気合の入り方が違った。
ツーアウト目の見逃し三振は見ていてすごく気持ちよかったし、
最後もきっちりツーシームで三振で締め、安心してみていられた。
新人のころからずっと抑えをやっているだけあって、安定感が凄まじかった。
【総評】
終わってみれば3-1ということで、2点差のナイスゲーム。
序盤は日本のいい攻撃も見られたし、
何より豪華投手リレーがすばらしく、
これを生で見ることができたのは本当に良かった。
ただ、一人ランナーが出たら、一発で同点というドキドキ感もあり、
中盤および終盤のチャンスでもう一点ほしかったところ。
代走:周東は見られたが、あわよくば盗塁を見たかったし、
甲斐キャノンや源田のたまらん守備も見てみたかった。
泣いても笑ってもあと2試合である。
16日(土)の韓国戦。
そして17日(日)の決勝戦。
どこが来るかはわからないが、今のところメキシコの可能性が高そう。
ここまできたら国際大会久しぶりの優勝目指して頑張ってほしい!