腸壁を削って美味い物を食す

元潰瘍性大腸炎(軽症)患者であった筆者(現在は完治済)が、症状が再燃するリスクを覚悟してでも食べたいと思うほど美味しかった逸品(主に麺類)を紹介していくブログです。不定期更新ですが、地道に書き進めていきます。よろしくおねがいします。

461. 海老丸式冷やし担々麺【9/20まで】@海老丸(神保町):海老ラーメン店の絶品冷やし担々麵!豪華で多彩なトッピングとシメのチーズリゾットで最初から最後まで楽しめる一杯!

丸ごと1匹オマール海老の入ったラーメン(※)でおなじみの海老丸さん。

今回は夏の期間中はずっと出していた冷やし担々麵を紹介する。

9/20(金)で提供終了らしいので、まだ食べていない方はぜひ。

 

※初登場時の記事 

kenshinkk.hatenablog.com

 

ということで、この日は上述の通り、冷やし担々麵を目当てにやってきた。

辛いものということで、腸へのダメージは覚悟したうえで、

翌日仕事がない日における限定チャレンジである。

 

なお、この日は別の限定ラーメン(冷やしトウモロコシ系)もあったのだが、

すでに9月に入っており、冷やし担々麵がいつ終わるかわからなかったので、

冷やし担々麵を優先させることにした。

 

海老丸式冷やし坦々麺 900円

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見た目がもう担々麵ではなく、限りなくフレンチ。

上に乗っているものが奇抜すぎるので、ツッコミを入れていきたいところだが、

その気持ちを抑えてまずはスープから。

 

スープの表層には特製の海老らー油と、

その下にオマール海老のビスクをベースにしたスープ。

このスープが絶妙なクリーミースパイシーさを兼ね備えていて絶妙。

このクリーミーさは、豆乳が元となっているらしく、

生クリームと違って全然しつこくないのがすばらしい。

また、海老胡麻の香りもレギュラーの海老丸ラーメンに負けないほど強く、

海老らー油を追加で入れるとさらに海老感と辛みが増すこともできる。

 

そこに合わせる中細のストレート麺がまた非常によく合っている。

ストレートなのに、スープの粘度がそれなりにあるので、スープが良く絡む。

ただ、良く絡むぶん、飛び跳ねたときに怖いので、紙エプロンは必須

 

ということで、正直ここまでのスープと麺だけでも950円の価値が十分あるくらい。

 

だが、ここからが本番。

上に乗っている具が他の店とは一線を画しているのである。

一覧で書くと

・低温調理レアチャーシュー

・豚肉の特製タレ和え

 ・リンゴ(シナノゴールド)

・スライスアーモンド

・トマト

・チンゲン菜

 

ということで、意外過ぎるトッピングがまざっている。

 

・低温調理レアチャーシュー

豚肩ロースのスライスである。

これは、レギュラーのラーメンにも乗っているものであるが、

お金が許せば毎回増量したいくらい絶品。

まるで生ハムのような芳醇な肉の味と塩気。

そして低温調理特有の柔らかさ。完璧である。

ワインとよく合いそうだなぁ。

 

・豚肉の特製タレ和え

上記のように書いたが、その正体は最後までわからなかった(聞けばよかった)。

味噌っぽいようなピリ辛のタレをまとっているのだが、

豚肉自体の脂身の甘味と相まって非常に美味しかったのは覚えている。


・アーモンドスライス

この香ばしさと食感の変化がたまらない。

ただのスライスではなくおそらく炙られていて、

香ばしさがプラスされた状態で乗っていると思われる。

麺にも絡んでくるぐらいたくさん入っていて非常に嬉しい。

胡麻&海老スープとの相性も抜群。


・チンゲン菜

担々麵ではポピュラーな具だが、

しっかりと冷やされていながらも、味もしっかりついていて美味しかった。

 

・シナノゴールド(リンゴ)

長野県生まれの黄色いリンゴである。

サクサクした食感と爽やかな風味が特徴ということで、

甘すぎないところが担々麵にはぴったり。

最初、なんでリンゴ?と思ったが、

このさっぱりしたリンゴなら口直しには抜群。

いやー、リンゴをのせるという発想には正直脱帽ものである。

 

・トマト

フルーツトマトかと思われる非常に甘い一品。

辛い物の口直しとしては最高の逸品であったので満足していたのだが、

実は日によってはアメリカンチェリーだったこともあるらしい(品切れかな?)。 

 

リゾット 300円

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やってきました、最後の目玉。

この海老のビスクスープを前にしたら、チーズリゾットを食わずには帰れない。

相変わらずの山盛りチーズ

目の前で削ってくれるのだが、店員さんの嬉しいミスで、

チーズの大きなかけらが入ってしまった(写真右側)。

おまけしてくれるとのことだったので、ありがたく頂いたわけだが、

実際かなりの量を食べてしまったので、店側からすると赤字だったのではなかろうか。

 

初回訪問時のオマール海老丸ごとラーメンの時も非常に美味しかったが、

今回はそれに辛味も加わってなお美味しくなった気がした。

チーズと海老はやっぱり相性抜群である。

今回は冷やしなので、温度は大丈夫かな?と心配していたのだが、

いわゆる石焼ビビンバのような状態で石鍋が熱せられており、

スープを注ぎ込むとジュワーと音が出るほどであったので、

リゾットとして完成した際にはアツアツ。

チーズも見る見るうちに溶けていき、

お焦げも無事に出来上がったのには感動を覚えた。

 

ということで、

海老×担々麵×フレンチ×冷やし

という初めての組み合わせであった。

基本の麺とスープもさることながら、

多彩なトッピングで心踊らされ、

最後のシメのリゾットまで感動しっぱなしの一杯であった。

 

冒頭にも書いたが、今年は9/20(金)までの提供ということらしいので、

まだ食べていない方はぜひ、というところである。

 

さて、冷やし麺も今度こそ最後。

次回は、冷やしでないものをアップ予定である。