結論を先に書くと、
鯛茶漬けは絶対に注文すべき
である。
ということで、
帰りに何を食べようか迷っていて見つかったのがここのお店。
ちょうど濃い味の外食が続いていたので、
薄味のラーメンで美味しい店がないかなーと探していたら、
見事にヒットした。
メニューは
・鯛塩そば 820円
・鯛塩つけ麺 820円
というシンプルな構成。
そこにサイドメニューとして
・鯛茶漬け 400円
・鯛めし 200円
の2種があった。
愛媛の鯛めし(※)はすごく美味しかったし、安いので鯛めしをいこうとしたが、
おススメはどうも茶漬けの方らしかったので、
思い切って茶漬けを選んだのが、それが大正解であった。
※愛媛の鯛めしの記事
まずは、鯛塩そばから。
鯛塩そば
写真で改めて見ても透き通っていることがありありとわかるスープ。
ここまでの透き通り方はなかなかレアである。
濃縮された鯛の旨味と風味が広がる、角がなく優しい上品なスープとなっている。
しなやかですすり心地も良く、鯛スープとの相性も抜群である。
トッピングは、
まずレアチャーシューは豚のロースと思われるが、赤身部分が非常に美味しい。
美味しかっただけに、もう一枚食べたかった・・・。
穂先メンマは、薄目の味付けだったので、スープの繊細さを損なうことなく、
少しずつ齧りながら食べ進められるのが良い。
柚子は淡麗スープにはよく合うので、少しずつ溶かして味変に使える。
お麩も鯛スープをよく吸うので、噛むとスープが染み出てきて美味しい。
と、ここまででも十分美味しかったのだが、
正直前評判ほどの満足感は得られなかったような気がした。
ただ、ここのお店はここからが本番であった。
茶漬けセット
このセットが運ばれてきた瞬間に、鯛茶漬けを選んで正解だと確信した。
胡麻とネギの乗ったごはんに、小鉢に入った炒り玄米。
そして、特製胡麻ダレに漬け込まれた、主役の鯛。
それらをすべて合わせて、最後に鯛塩そばのスープを注ぐと・・・
鯛茶漬け
こちらが鯛茶漬けの完成版である。
どう見ても美味しそうな見た目をしている。
一見、濃そうに見えた鯛の胡麻和えであったが、
スープでほどよく溶かされていい感じに。
ようやく姿が露わになった「鯛の刺身」から一口。
新鮮さからくる程よい弾力と、胡麻ダレの絶妙な味付けが最高のバランス。
これは美味しい。
続いて、スープに浸かったご飯。
鯛の極上スープ旨味と胡麻ダレの甘味が絶妙なハーモニーとなっている。
そこに炒り玄米の香ばしさのアクセントも加わって、
「茶漬け」としての完成度が凄まじく高いなと感じた。
残りの鯛の刺身とごはんもあっという間になくなってしまい、
もう2~3切れ欲しいくらいの感覚であった。
というかむしろメインディッシュ級であり、
鯛茶漬けがスープ付きで単独メニュー化されでもしたら、
間違いなくそっちを注文するなあ、と個人的には思ってしまった。
ということで、
冒頭でも申し上げた通り、
鯛茶漬けはマスト
である。
美味しい鯛茶漬けを食べたい方はぜひ。