生姜ラーメン×冷やし
という、これまでありそうでなかった組み合わせのラーメンを紹介する。
お店は、巣鴨にある「生姜は文化」さん。
ちょうど1年ほど前にオープンしたらしく、たまたま今日で丸1周年。
生姜ラーメンの名店「MANNISH」さん(↓※過去記事参照)と「塩そば桑ばら」さんのコラボレーションということでオープンしたお店であり、
上質な生姜ラーメンを食べられるお店で人気店となっていた。
(※MANNISHさんの記事)
存在自体は知っていてもなかなか行けなかったのだが、
三田線の終点近いところまで行った帰りに通り道だったので訪問することに。
メニューとしては
・生姜らぁめん(塩/醤油)
・生姜つけ麺(塩/醤油)
がメイン。
そこに、限定が不定期で登場するが、
夏季は冷やし系が2種類。
・冷やし生姜まぜそば(塩)
・冷やし生姜ラーメン(醤油)
というラインナップであった。
店の前で相当迷ったわけだが、最終的にはその迷っている間に暖まってしまった体を冷やそうと「冷やし生姜ラーメン(醤油)」にすることを決意したのだった。
冷やし生姜ラーメン(醤油)
新店なのにラーメン丼が昔ながらすぎて笑いそうになったのだが、
見た目から非常に豪華で美味しそうである。
トッピングが非常に多く、見えづらいのだが、まずは色からして濃いめのスープから。
スープは、キリっと冷えていて、見た目通りやや濃いめの塩気と、
その鋭さを生姜オイルがまろやかにカバーして非常に美味しい。
麺はやや細めながら歯ごたえもしっかりある麺で、
生姜醤油スープの濃いめの味付けにも全く負けていない。
非常に表面が滑らかでストレート好きにはたまらない麺だろう。
続いて、トッピング。
まずは存在感の強い鶏チャーシュー。
肉増し等のオプションは追加しておらず、デフォルトで5枚ほど乗っていた。
冷えているのに全然固くなくて、サクッと噛み切れる食感で、
しっかりタレにも漬け込まれていて味も美味しい。
このチャーシューだけでもかなり来た甲斐あったなという印象。
もちろん、鶏のため脂が少ないので、冷たいスープとも好相性。
そのチャーシューの上にかかっているのが、生姜スープのジュレ。
これがそのまま食べてもおいしいのはもちろん、味変にも使えるのである。
中央に乗っている針生姜とともにスープにまぜていくことで、
どんどんスープを生姜色に染めていき、
味の変化を楽しむことができるのも楽しいポイントのひとつ。
ほうれん草、ネギ、海苔といった脇役たちもしっかりラーメンを支えていた。
とくにほうれん草は、家系ラーメンくらいにしか合わないのではと思っていたが、
意外と醤油系にも合うことに気付いた。
そして、最後に登場するのが、左に位置するレモン。
生姜というと、お酢を合わせることが多いが、
冷やしということもありレモンなのだろう。
つけ麺で終盤に麺にレモンやすだちをかけることが多いように、
ラーメンでももちろん効果てきめん。
冷やしラーメンや冷やし中華というと、
後半にかけてだんだん飽きてきてしまうことが多いが、
このレモンのおかげで終盤になってもスルスルと入っていった。
ということで、
ありそうでなかった冷やし生姜ラーメン。
値段が950円ということで少し高いのかなーとも注文前は思っていたのだが、
これだけ沢山具も乗っていて、この味なら文句のつけようがない。
いよいよ梅雨も明けそうで、これから暑くなってくると思われるので、
ぜひチェックしてほしいメニューのひとつである。