本ブログ2回目の登場となるこちらのスマホ専用ゲーム。
正直、もう一度登場させることになるとは思っていなかったのだが、
訳あって再び紹介記事を書かせていただく。
※前回記事
前回記事でも記載しているように、非常にクオリティの高い無料スマホRPGである。
課金しなくても楽しむことができるうえ、
・カスタマイズ性のあるバトルシステム
・懐かしいグラフィックやサウンド
・王道かつボリューム満点のストーリー
・パロディの効いたセリフや演出
など、様々な魅力がある。
90年代~00年代前半にゲームにハマっていた世代にとっては、
どハマりすること間違いないRPGである。
しかしながら、
前回記事を書いた2017年の時点では、
このゲームはiOS11に対応しておらず、
iOS11にバージョンアップした際に、泣く泣くアンインストールしたのだった。
時は流れ、2019年2月。
ふと当ブログのアクセス解析を見ていたら、
前回記事の「280. 奴は四天王の中で最も金持ち」のアクセス数だけが、
やたら急激に伸びていることに気付いたのである。
何事かと思って、グーグル検索してみて腰を抜かした。
なんと…、まさかの大型アップデート!
iOSの最新バージョンに対応、さらには新エリアが追加!
これはインストールするしかない!
ということで、慌てて再インストール。
一度アンインストールしていたためデータは消えていたが、
記憶を頼りに既存エリアを猛スピードでクリアし、待望の追加エリアに突入。
そして先日、その追加エリアをすべて制覇し、念願の裏ボス討伐まで完了したので、
その記録と感想をまとめたく、再びの投稿となったわけである。
本編追加要素
まずは、本編の追加要素から紹介していく。
ドラゴンたからいしの入手が容易に
ドラゴンたからいしとは、一般的なスマホゲームでいうジェム。
レアアイテム等を入手するために必要なアイテムであり、
だいたいのゲームでは有料アイテムだったりするわけで、
このゲームでも有料で購入することはできるのだが、
バージョンアップにより、このドラゴンたからいしが非常に手に入りやすくなった。
上記画面は、本編クリア時のデータだが、
コイン欄を見て頂くとわかるように、200枚を超えている。
ほぼ使い惜しみしていないが、これだけ余っているのである。
前バージョンでは、たからいしは貴重品だったので、大切に使っていたのだが、
バージョンアップで追加されたこうこくたからばこにより、
ドラゴンたからいし不足が一気に解消された。
なお、こうこくたからばことは、
その名の通り、広告(15秒ほど)を見る代わりに、
アイテムをゲットできるシステムである。
自分は課金するつもりはなかったので、当然開けまくったわけだが、
行くはずもない謎のエステのCMを何回見させられたことか(笑)
ただ、これだけ枚数に余裕があると、レアガチャにも大量投入できるわけで、
課金したくない人にとっては、素晴らしい改変であると思う。
元々難易度はそこまで高くないゲームだが、
RPG初心者にとっても、より楽しめるようになった。
新しい機能
全部確認できたわけではないが、かなり増えていた。
公式が発表しているものを含めていくつか抜粋すると、
・主人公以外のキャラもLv.100達成時にボーナスガチャが貰える。
・フレンドが325人→383人に増加。
・ガチャが上下共に1000→1024に。名前、効果、値段、説明文が一部変更。
・ワザの組み合わせを保存できる「マイセット機能」追加。
・ワザをオートで付けてくれる「おまかせ機能」追加。
ということで、かなりの量の改変である。
これをたった3人のクリエイターで作っているというから驚きしかない。
とくに、さいごの2つについては、プレイ効率を上げるうえで非常に重要。
プレイが快適になった。
ギガパゴスビルの地図
あまりに広すぎるラストダンジョンとして有名なギガパゴスビルだが、
地図が見られるようになって、道に迷いにくくなった。これも良改変である。
それでも、8合目で働く社員曰く
「入り口からここまで歩くと2時間かかる」
という会社であり、やはりブラックだなあと改めて感じた。
追加シナリオについて
ここからは追加シナリオの紹介である。
以降はネタバレに全く配慮せずに書いていくため、
ネタバレされたくない方は、これ以降を読まずに、
ぜひインストールして遊んでいただきたいと思う。
(ネタバレ回避スクロール)
できんしてんのう編
ラスボスを倒すと行くことができるエリアであり、
ピエースシティ前の左右の道路に三角コーナーがあるが、
それが取り払われることによって、行くことができるようになる。
「できんしてんのう編」は西側から。
さびれたゲームセンターに入り、奥の部屋の謎の筐体から別の部屋にワープ。
ワープした先で、4つのワールドに進むことができ、
各ワールドのボス「できんしてんのう(出禁四天王)」を倒すことで、
謎の筐体の中に閉じ込められていたキバーン(ギガパゴス元社員)を救う、
というストーリーである。
赤:タイパン・レッドライン
ホテル・レッドラインの独裁支配人タイパンを倒すストーリー。
ホテル内が真っ赤で不気味なのだが、敵はそんなに強くないためサクサク進める。
ただし、ボスのタイパンだけは別格。
圧倒的攻撃力を誇るため、防御固めは必須。
青:ハーメルン・キングダム
最初は、マリンブルー王国を救うため、
サーモンピンクストリートのクラブ・タルタルのオーナーを倒す事を目指す。
クラブ・タルタルのNo.1ホステスであるハーメルンの手助けもあり、
ゴッドファーザー・アラマキのところにたどり着くのだが・・・
実は、そのアラマキも雇われていただけであり、
裏で暗躍している黒幕がいるという・・・。
その正体がこちら↓
そう、ハーメルンこそが王国を乗っ取った張本人であった。
主人公たちを手助けしたのは、面白くするためだったらしい。
できんしてんのうジャベリンがなかなか強力であり、
当時のパーティでは、まさかの1ターンで上記のざまであった。
完全に油断してしまっていたのだが、緑色キャラを揃えることで何とか突破した。
緑:レバガチャ・オブ・ザ・デッド
モスグリンタウンにあふれかえったゾンビたちを退治するお話。
最初はホテルに襲いかかるゾンビたちを退治し、
その後、ゾンビの本拠地であるデモドリ墓場へと向かう。
10人組のチキン・ゾンビーズを倒さなければならないことが判明する。
そしてこちらがゾンビのリーダーである、できんしてんのうレバガチャ
状態異常やステータスダウン系、打撃が強い相手なので、
赤系&特殊で固めると対処しやすい。
倒すと我に返って、町に平和が戻る。
白:シラユキおんせんかつあげじけん
まさかの温泉ステージ。
最終ステージにしては「ほのぼの」してるなあ、と思っていたら、
なんと、温泉内はレンコイン騎士団に支配されており、
どこからともなく襲ってくるという何とも危なっかしい温泉であることが判明。
いちのゆ→にのゆ→さんのゆ が存在し、
ブロンズ→シルバー→ゴールドと出てくる騎士団も強くなっていく。
そして、登場するボスがこちら。
なんと、元シスターがカツアゲしまくっている犯人だったという衝撃の展開。
それに、ボスの名前が「レンコイン」
部下の名前が「コンテ」「イニュー」ってことで、
そのネーミングセンスだけでも最高である。
※連コイン=ゲームセンター等で、連続してコインを投入してコンティニューしまくる行為のことを言う。
そして、4つのワールドをクリアすると、
閉じ込められていたキバーンが解放されるはずであったが、
なんとまさかの「ウィルス」が登場。
「セキュリティのあな」というエリアに進むことに。
セキュリティのあな
そこに現れたのは「ホログラム ジオ」。それも4体。
赤→青→緑→白ときたので、最後は「黒」だろうと確信していたのだが、
実はこのジオたちは全員「緑色」である。
よって、上記のように半分を青で固めてしまっていた私は当然瞬殺される羽目に。
赤で固めて再戦することとなった。
なお、ジオ単体はそこまで強くないとはいえ、
一気に4体現れるため、手数が多いのが非常に厄介。
ステータスダウンを重ねがけされた後に全体攻撃されたらたまったものではない。
まずは一人を倒して相手の手数を減らすことを優先した方が良いだろう。
ということで、このジオたちを倒すと、ようやくキバーンが解放される。
ボーナスとして、
過去のギガパゴスビルしゃちょうしつに入ることができ、
そこでジオとスワンを仲間にすることができる。
ギガプレジデント・ジオ は攻撃力がずば抜けたアタッカー
ギガデベロッパー・スワン は防御&特殊防御が非常に高い回復役
として活躍する。
このふたりなしに以降のエリアおよび裏ボス攻略は正直不可能だったので、
さびれたゲームセンターをクリアしたらぜひ仲間にしてほしい。
ということで、ここまでが「できんしてんのう編」
めちゃくちゃなストーリーながら、相変わらずの秀逸なパロディは健在であり、
追加シナリオにもかかわらず嬉しいボリューム&難易度であった。
ハイかきんしてんのう編
ピエースシティ前の道路を東側に行った先にある「ハイかきんがい」。
かつて、兄のリョウマもここで修業をしたらしく、
リョウマがいないと先に進むことができない仕様となっている。
ハイかきんがいでは、
ハイかきんおうハーメッツの娘であるクレカが街を牛耳っており、
かつてはリョウマもその四天王の一角であったという。
ハイかきんのたまりばには、以下の3つの施設がある。
・ハーメッツ博物館(保管室)
・埋蔵金発掘現場
・ハーメッツの墓
ハーメッツ博物館には、レア度★5,★6,★7,★8が確実に出るガチャがあるのだが、
保管室(ダンジョン)の奥に隠されているレバーを手に入れたら使うことができる。
なお、それぞれとんでもない金額設定であり、★8はなんと500万G。
まさに実際に廃人になるほど課金しないとたどり着けない金額になっている。
ストーリーの方はというと、
ハイかきんしてんのうを倒すため、
主人公たちは埋蔵金発掘現場へと向かうことに。
最初に出てくるハイかきんしてんのうの名前はノーカン。
風貌からしてどこかで見たことあるなーと持っていたが、セリフを聞いて納得。
モデルは、例のあの人である。
このセリフでピンときた方はいるだろうか?
このノーカンのモデルは、
アニメ化映画化もされた人気漫画「賭博破戒録 カイジ」において、
地獄チンチロ編における無様な負けっぷりと時々吐く名言によって人気を集め、
スピンオフで主役を務めるほどになったハンチョウこと大槻である。
なお、使用してくる技は、
やおちょうとイカサマ
もう完璧すぎる。
そして、主人公たちに敗れた後のセリフがこちら。
もう最高すぎる。
チンチロで敗れた後のハンチョウのセリフの完全再現であり、
嬉しくてニヤニヤが止まらなかった。
※カイジとハンチョウのネタを知りたい方は、カイジのアニメ2期1話から8話あたりまでをご覧いただくか、もしくは原作「賭博破戒録カイジ」をお読みいただきたい。
ノーカンに勝つと、現れるふたりめの四天王はハッサン。
最初の勝負でノーカウントを主張してきたノーカンとともに襲ってくる。
ハッサンの皮膚の色は明らかに人間ではない気がするのだが、あまり気にしない。
ノーカンのステータスダウン攻撃で下げられた後に
ハッサンの打撃が飛んでくるコンビネーションがなかなか悪質。
このあたりから、ジオやスワンなどのステータスが強いキャラ、
あるいはたからいしによる勧誘キャラ無しでは辛くなってくる。
たからいし勧誘キャラでおすすめはピエースシティにいるセツナ。
とくこうが優秀で、かなり早い段階で255に到達する。
戦い方としては、こちらもステータスダウン攻撃で対処するか、
あるいはステータス変化を無効にする技を持っておくと対処がしやすくなる。
そして、ハッサンも倒すと、いよいよクレカとの闘い。
裏ボスを除けば、正直一番苦労した。
ステータスダウンと状態異常の手数が非常に多く、気づいたら壊滅状態になっている。
・ノーカンのステータスダウン
・ハッサンのステータスアップ(クレカ)
・クレカの全体攻撃
という3段階コンボで何回全滅させられたかわからない。
コツとしては、とにかく誰でもいいので一人を倒してコンボを崩すこと。
おススメは自爆攻撃である。
とくにレア度の高い自爆系が手に入れば、
ステータスアップしたキャラにそれを使わせて回復を繰り返すことで、
何発か撃てば確実に一人を葬り去ることができる。
正直それくらい、無理をしないと勝てない相手である。(レベル上げをしない場合)
なお、このクレカに勝つと、クレカのお小遣いをもらいうけることができるのだが、
その額なんと1000万G。
さすがハイかきんおうの娘である。
ちなみにこの1000万があっても★8ガチャは2回しかまわせない。
コレクターの皆さまは、さぞ大変だろう。
裏ボス編
ということで最後の項目、裏ボス編である。
まずは、ひとりめは、ver.1からいらっしゃるオオヤさん、
レベカンテが住んでいたバベルタワーマンションの666m地点に住む管理人である。
話しかけると、優しいセリフを吐いたあとに、
おしとやか オオヤさん(青色)として、襲ってくる。
ちなみに、同チームが開発したアプリ
「あなたってよく見るとドブネズミみたいな顔してるわね(※RPGである)」
において、
同じ容姿をしたキャラが酒場のオーナー(ある意味大家さん的存在):ドレアという名前で登場しており、オオヤさんの戦闘曲はその「ドブネズミ」の戦闘曲となっている。
このあたりは知る人ぞ知る小ネタという感じで、良い演出だった。
なお、そちらのゲームにおいても、ドレアさんは裏ボスであった。
このおしとやかオオヤさんは、
レベカンテ戦の前後で戦うと軽く全滅させられるほど強い。
全クリ後には倒せる強さになっているのだが、倒すと態度が豹変。
「ほんきだしちゃおっかな」
という背筋も凍るセリフの後、
あるくセクシー オオヤさん(赤色)として全力で襲ってくる↓
これがもう強いのなんの。
涙が出るほど強い裏ボスである。
メイン技のあるくセクシーアフロディーテが超凶悪で、
全体へのステータスダウン攻撃(しかも高威力)となっている。
この本気オオヤさんに勝つには、全員or大部分を青属性にすることが必須。
それにより、1戦目は等倍、2戦目は半減となり、痛手が少なくて済む。
よって、ここでもジオとスワンのコンビは大活躍である。
そして、念願の勝利を手にすると、オオヤさんが仲間になる。
仲間にした直後からこのステータスである。まさにチート。
戦わせてみると、その強さに改めて戦慄する。
しかし、ver.2では、このオオヤさんに匹敵する裏ボスが存在する。
それが、ハイかきんおう ハーメッツである。
戦える条件は、
・各保管室で伝説のガチャ4種を見つけていること
・2周目であること
ということで、ver.2から追加された2周目をクリアした人しか戦えない。
戦ってみると、強い強い。
オオヤさんも使ってきた全体ステータスダウン攻撃の強力バージョンを持っており、
それが1ターンに2回飛んでくるなど、非常に凶悪である。
ただ、このころには主人公たちもかなり強くなっているはずで、
主人公のレベル100ボーナス「クラスチェンジ(全体ステータスアップ)」があると、意外と簡単に対抗できるようになる。
ただ、私の場合は、
「クラスチェンジ」「自爆技」「オオヤさん」
という3要素がそろっていてやっと倒せたというレベルなので、
一つでも欠けていたら難しかっただろう。
それだけ強いハーメッツを倒すと、
ご褒美として黒色のでんせつのガチャが手に入り、
保管室の4つのでんせつのガチャもそろえると、
ハーメッツハウスに入れるようになる。
ハイかきんおうの自宅というだけあって、すさまじい光景。
ドラゴンたからいしが実に30枚。
奥の宝箱にはおやすみまたあしたが入っている。
これは何度でも完全回復できるというチートアイテム。
ハーメッツより強い敵は今のところいないので、実は使いどころがないのだが、
フルコンプリートを目指したい方には嬉しいかもしれない。
ということで、
追加ストーリーは贔屓目なしに楽しすぎた。
数々の強敵との戦いはもちろんのこと、カイジをはじめパロディも最高。
バージョンアップでここまで楽しませてくれたアプリは他に知らない。
数年後にまた大型バージョンアップがあることを期待して、
アンインストールしないでおこうと思う。
この制作チームSYUPRO-DXの次回作に期待したい。