腸壁を削って美味い物を食す

元潰瘍性大腸炎(軽症)患者であった筆者(現在は完治済)が、症状が再燃するリスクを覚悟してでも食べたいと思うほど美味しかった逸品(主に麺類)を紹介していくブログです。不定期更新ですが、地道に書き進めていきます。よろしくおねがいします。

399. 特製つけ麺@朧月(銀座):定番の豚骨魚介ながら豚骨本来のまろやかさが際立つスープ!

前から行ってみたかった銀座にある人気つけ麺店。

ここのお店は銀座からやや新橋寄りにあり、新橋で乗り換える際に少し時間があったので足を延ばしてみることに。

 

その日は店の外には3人しか並んでおらず「ラッキー」と思っていたのだが、ちょうど客が入り切ったタイミングだったのか、30分くらい待ってしまい、実は「アンラッキー」であった。

 

メニューとしては、

普通のラーメンの他に、季節のつけ麺として、

・煮干しつけ麺(冬限定)

・塩つけ麺(夏限定)

などがあり、つけ麺にも色々な種類がある。

かなり迷ったのだが、今回は初ということもあって、基本のつけ麺を食すことに。

 

特製つけ麺(中盛)

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泡立っていて、いかにも濃厚そうなスープ。

黒い油が浮いていたので、まずは油がないところからひとすすり。

スープの第一印象は、優しい甘み。

長いこと並んで膨れ上がっていた期待値を軽々超えるインパクトある旨味もあるのだが、甘みが際立つつけダレとなっている。

六厘舎系列やつじ田系列ともまた違う、豚骨本来のまろやかさが際立った濃厚豚骨魚介スープであった。

 

ふた口目からは黒い油を混ぜながらいただく。

一見するとマー油なのかと思ったが、そうではなく魚介エキスらしい。

混ぜるとコクが増して、味に深みが出てくる。

いきなり全部を混ぜてしまうともったいないので、徐々に混ぜて食べて味の変化を楽しむのが良いと思う。

 

麺は表面がつるつるの極太ストレート麺で、モチモチ感がやや強め。

もちろんスープとの相性も抜群で、色んな種類のつけダレと合わせるとどうなるのかが非常に楽しみな麺である。

 

具のなかで特徴的だったのは玉ねぎ。

シャキシャキで美味しく、さらに食欲がそそられる。

この濃度のスープなのに、後半になっても全く飽きることなくするすると箸が進むのはなぜだろうと不思議に思っていたのだが、この玉ねぎとの相性の良さからなのかもしれない。

 

バラチャーシューはサイズが小さいのだが、しっかり厚みがある。

それに、直前に炙られて出てくるので、香ばしさも良い。

味も肉にしっかりとしみ込んでいるタイプ。

最近レアチャーシューが流行っているが、レアじゃないチャーシューも美味しいんだということを思い出させてくれた。

 

味玉も黄身がいい感じにトロトロで、醤油味もしっかりついていて美味しい。

スープを黄身部分に垂らして食べるのがまた最高である。

 

そして最後はスープ割。

三つ葉と柚子を入れてくれるという、クオリティの高いつけ麺屋ではもはや定番となりつつある嬉しいサービス。

つけダレが美味しい店はスープ割りも当然美味しい。

ラーメンも出しているのでそのスープで割っているのだと思うが、そのラーメンもきっとおいしいのだろうとイメージが思い浮かぶようなスープ割であった。

 

ということで、

人気店への念願の訪問であったが、長い時間並んだ甲斐があったなぁと思える一杯であった。

個人的には六厘舎系列より好きかもしれない。

 

銀座は何かと物価が高くて食事も高いものしかないというイメージがあるが、ラーメン屋であればコストを抑えられるし、最近はこのエリアでも人気店が増えてきた気がするので、引き続き調査を進めていきたい。