腸壁を削って美味い物を食す

潰瘍性大腸炎(軽症)持ちの筆者が、症状が悪化する可能性を覚悟してでも食べたいと思った逸品(主に麺類)を紹介するブログです。基本的に週2回(日曜・水曜)の更新です。よろしくおねがいします。

394. オクトパストラベラー感想(ネタバレなし):美しき2D-HDの世界を旅する、古き良きRPGの完成形!コマンド制RPG好きにおすすめ!

「古き良きRPGの完成形」

そう形容するのが最もしっくりくる名作。

 ニンテンドースイッチ「オクトパストラベラー」を今回は紹介する。

 

CMを見た瞬間に「これは絶対好みのゲームだ」と思って飛びついたのだが、その直感は正しかった。

ジャンルとしてはシンプルなコマンド制RPGであり、

後述する様々な魅力に心を鷲掴みにされてしまった。

 

今後プレイする可能性のある方が読むことを考慮して、

今回はネタバレなしで概要をざっくりと紹介していきたいと思う。

 

(1)ストーリー

この作品は8人の主人公がいる。

それぞれに旅をする目的があって、物語は4章構成。

つまり、8人×4章=32章分の物語を楽しめるというわけだ。

ひとりひとりのストーリーは軽いものから重いものまでさまざまで、

キャラクターごとに個性に富んでいる。

 

最初、8人の中からひとりを選び、その主人公の第1章をクリアする。

その後、他の街に行って、その街にいる主人公の誰かを仲間にして進めることで、

どんどん仲間が増えていくという仕組み。

よって、8人全員の第1章をクリアしてから第2章、という形で進めても良いし、

誰か一人の4章分を一気に進めるという進め方もある。

ただ、難易度的には前者で進めた方が楽。

 

1章あたり約1時間程度で終わるため、

サブイベントを全く進めなければ約30-40時間でゲームを終わらせることもできるが、

サブイベントがなかなか楽しく、私は完全クリアまでに70時間ほどかけてしまった。

全部とは言わないが、サブイベントは積極的にクリアしていくことをお勧めする。

 

では、ここで主人公たちを紹介する。

f:id:kenshinkk:20190105175250p:plain

左から順に

・オフィーリア:Ophilia(神官)

・トレサ:Tresa(商人)

・アーフェン:A'rfin(薬師)

・オルベリク:Orbelic(剣士)

・プリムロゼ:Primrose(踊り子)

・ハンイット:Ha'nnit(狩人)

・サイラス:Cylus(学者)

・テリオン:Terion(盗賊)

ということで、それぞれメインジョブがあらかじめ決まっており、メインジョブに沿ったストーリー展開がなされる。

なお、このゲームのタイトルはこの主人公の8人の頭文字をとったものである。

Ophilia

Cylus

Tresa

Orbelic

Primrose

A'rfin

Terion

Ha'nnit

OCTOPATHである。

 

なお、最初に選んだ主人公1人は、

全員のエピソードをクリアするまで先頭として固定され、外すことができない。

このゲーム唯一と言っていい「取り返しのつかない要素」である。

 

ネタバレを避けるため、今回はそれぞれのストーリー詳細は割愛するが、

コンパクトながら、どれも起承転結がしっかりとしたストーリーとなっていて、

なかなか味わい深かった。

なお、ストーリーの全貌とそれを踏まえての感想については、

次回記事にてネタバレ全開で記述する予定である。

 

(2)フィールド

2D-HDと名付けられた独特の表現手法で描かれたフィールドは色々な意味で美しい。

DQ6FF6クロノトリガーなど、

1990年代後半のRPGをそのまま画質だけ進化させたようなイメージ。

ドットの部分は残しつつ、背景の一部をCG化するという形で、

懐かしさも残しつつ綺麗な部分はとことん綺麗になっている。

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↑背景を少しぼかしたような表現がたまらない。 

 

この綺麗な2Dフィールドは思っていたよりも広く、

全32章分のストーリーを繰り広げられるだけの広大さも持ち合わせている。

なお、2Dのため、カメラを回り込ませるということはできない。

そのため、障害物の後ろ側にある見えない道を通っていく、

という場面が多々出てくるのだが、

よーく見ると、その先の道が表示されているため、

慣れてくれば実は案外わかりやすかったりもする。

 

また、各キャラ別にフィールドアクションと呼ばれる固有アクションがあり、

それを駆使しながらストーリーを進めていくことになる。

・オフィーリア(神官)→導く

・トレサ(商人)→買い取る

・アーフェン(薬師)→聞き出す

・オルベリク(剣士)→試合

・プリムロゼ(踊り子)→誘惑

・ハンイット(狩人)→けしかける

・サイラス(学者)→探る

・テリオン(盗賊)→盗む

中でも、テリオンの「盗む」は凄い。

運次第で序盤から超強力な武器や防具を使用することができるのだ。

ただし、レアなアイテムほど成功率が低く、

失敗すると街の信用が落ちる(罰金がある)というリスクはあるので、

毎回無理をするわけにはいかない。

そこらへんにいる老人が実は伝説の兵隊で、伝説級に強い剣を持っている、

といった小ネタもあり、非常に面白い。

 

(3)バトル

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ターン制のコマンドタイプのオーソドックスなバトル。

その中でも大きな特徴としては、

ジョブシステム、ブレイクシステム、バトルポイントシステムの3点がある。

 

・ジョブシステム

ジョブの種類としては前述の通り8つ。

・神官:聖魔法+回復魔法系

・商人:風魔法+特殊効果系

・薬師:回復特技系(非魔法)

・剣士:物理攻撃系(剣、槍)

・踊り子:闇魔法+能力上昇系

・狩人:物理攻撃系(弓、斧)

・学者:各属性魔法系

・盗賊:盗み+状態異常系

といったところ。

各キャラクターは固有のメインジョブのほかにサブジョブを選ぶことができるため、

メインジョブとサブジョブとの組み合わせで、いろんな技構成が実現でき、

闘い方は非常に多彩になる。

 

例えば、学者サイラスに神官のジョブを付ければ、

攻撃魔法も回復魔法も両方に秀でたキャラクターになり、

剣士オルベリクに狩人のジョブを付ければ武器を4種類使えるキャラクターになる…

など、組み合わせは様々である。

 

また、その職業でポイントを貯めると、アビリティを習得でき、

こちらは一度覚えると職業を変えても忘れない。

ただし、特技についてはそのジョブに就いている時しか使えず、

また複数人で同一のサブジョブに就くことはできないため、

そこがパワーインフレを防ぐ良い制限になっていると思う。

 

・ブレイクシステム

敵はそれぞれシールドポイントを持っており、

弱点属性あるいは弱点武器でそのポイントの回数分攻撃をすると、

敵はブレイク状態となり、防御力大幅低下および1ターン行動不能となる。

というルールである。

本ゲームのバトルでは、ダメージを効率的に与えるためにも、

ブレイクを積極的に狙いに行くのが基本スタイル。

敵をブレイクすることができれば、

相手が大技を繰り出すために貯めていたターン数なども無効になるため、

いつでもブレイクできる状態にしておいて、

敵が大技使いそうになったらブレイクするという戦法が効果的である。

 

・バトルポイントシステム

こちらは、行動回数のルール。

各キャラクターはこのバトルポイント(以下、BP)を消費することで、

1ターンの行動回数を増やすことができる。

なお、魔法については回数が増えるのではなく、威力が増加する。

1ターンに使えるBPは最大3なので、最大4回行動できるというわけである。

これによって、敵をいかにブレイクに追い込んでいくかがこのゲームの肝。

そのターン内で相手のシールドポイントを4つ削らないと、相手の大技が来る、

という局面では、BPを3消費して4回攻撃にしてシールドを削り切ってブレイクして、

大技を回避する、といった具合である。

また、相手がブレイク状態だとダメージが数倍になるため、

魔法キャラはそこまでBPを貯めておき、他のキャラでブレイクさせておいて、

ブレイクしたターンで魔法キャラがBPを消費して高威力魔法を撃ちこむ、

といった戦法もある。

といったように、BPをうまく調整しながら戦っていくことが

このゲーム最大の醍醐味であり、戦略を練るのがとにかく楽しい。

 

(4)BGM

フィールド曲、戦闘曲ともに名曲揃いである。

また、各キャラ別にテーマソングがあり、

ストーリーの随所で流れるという演出も良い。

個人的にはトレサのテーマに癒される。

また戦闘曲は章ごとに曲が変わっていくのであるが、

雑魚キャラ戦もボスキャラ戦も、いずれも戦っていて燃える曲が揃っている。

個人的に好きなのが、2章および3章の通常戦闘曲。

おとなしめのストリングスから始まる戦闘曲にしては珍しい構成なのだが、

後半の盛り上がりが心地よく、ランニングや単調作業のBGMにはもってこいである。

 

以上、まとめると、

・コンパクトだが粒ぞろいの上質なストーリー

・懐かしい2Dグラフィック&ドット絵の古き良きフィールド

・戦略性の高いバトルシステム

・良質なBGM

 

RPGはこういうので良いんだ」と言いたくなるような

シンプルイズベストなRPGであった。

スイッチを持っていて、コマンド制のRPGが好きという方は、

ぜひプレイしてほしいゲームである。

なお、次回はネタバレ全開で感想を書いていきたいと思う。