腸壁を削って美味い物を食す

元潰瘍性大腸炎(軽症)患者であった筆者(現在は完治済)が、症状が再燃するリスクを覚悟してでも食べたいと思うほど美味しかった逸品(主に麺類)を紹介していくブログです。不定期更新ですが、地道に書き進めていきます。よろしくおねがいします。

387. ステーキランチ@ステーキハウス松波(浅草):リッチなステーキハウスもランチはリーズナブル!

お正月ということで、若干リッチなお店の記事を書いてみようと思う。

人生で初めて目の前で焼いてくれるタイプのステーキを味わったのがこのお店。

浅草の老舗ステーキ屋であり、昔から数年に1回程度家族で食べに来ていた。

とはいっても、目の前で焼いてくれるタイプのお店なので、ディナーメニューはさすがに高額なので、家族で行くときは毎回ランチであった。

 

今年のお正月も、久々に家族でステーキを食べにいこうということになり、数年ぶりに訪問したわけであるが、ブログを書き始めてからは初めての訪問だったので、しっかり写真を撮ってきた。

 

サービスランチ 1800円

サービスランチといえど、しっかりコース仕立てになっているからうれしいところ。

まず、サラダとスープが運ばれてくる。

それらを味わいながら待っていると、目の前にシェフが現れ、いよいよお肉を焼き始めるのである。

なお、7~8人ほどに対してシェフ1名という割合。なかなかの贅沢である。

 

↓肉を焼いている様子

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特製のナイフとフォークで焼かれていく様子は何度見ても飽きない。

肉は脂身と赤身でしっかりと切り分けられて、まずは赤身の方から目の前の皿に盛りつけられる。

 

赤身肉(ミディアム)

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今回の焼き加減はオーソドックスなミディアムにした。

何種類か食べ比べたが、ミディアムレアもしくはミディアムが美味しいと思う。

赤身なのに非常にジューシー。焼き立てはやはり美味しいと再認識した。

なお、ガーリックと一緒に出てくるが、希望すればナシにもできるとのこと。

 

つけダレ

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・おろしポン酢ソース(左)

オーソドックスなおろしポン酢醤油なのだが、バランスが絶妙。

しょっぱすぎず、すっぱすぎず。

また、大根おろしの量も肉の脂が程よく残る程度。

なお、肉が焼かれる前には鉄板にバターが引かれるため、バター醤油風味になるという意味でも、個人的にはこちらのソースの方が好き。

後述の野菜ともよく合う。

個人的にメインはこちら。

 

マスタードソース(右)

肉単体で見れば、こちらのソースの方が合うかもしれない。

マスタードとはいえそこまで辛くないので、辛さに弱い自分も安心して食べられる。

食べログ等の口コミをみてもこちらのソースを好む人が多い模様。

 

脂身

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写真上部がその脂身。

脂身については、小さくカットしたあと、カリッカリになるまで焼いてくれて、

余分な脂が落とされた状態で、提供される。

ここまで余分な脂が落ちているので、「これくらいならいいや」ということで毎回食べてしまうのだが、非常に香ばしくて美味しく、中心部には脂もそれなりに残っているので、脂身の旨味も十分感じられる。

なかなか普通のステーキ屋では出てこない一品。

 

なお、普通のランチには白いご飯がついてくるが、

あらかじめ追加料金を払っていれば、この脂身たちを使ってガーリックライスにすることができる。

脂身を使ったガーリックライスは数年前に一度だけ食べたことがあるが、非常に美味しいのでお財布に余裕があればぜひおすすめである。

 

野菜

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上述の脂身と一緒に炒められた野菜。

オーソドックスにキャベツともやしだけであるが、牛脂とバターのまろやかさが全体にいきわたっており、たまらない。

前述の通り、醤油ソースとの相性も抜群。

 

ウィンナーコーヒー

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生クリームがたっぷり乗ったコーヒーがランチコースの〆として最後に出てくる。

なお、ウィンナーコーヒーとは、オーストリアのウィーン発祥とされるコーヒーの飲み方の一つ。ウィンナーとは「ウィーン風の」を意味する。

小さい頃はこのコーヒーと、ソーセージの方のウィンナーにいったいどういう関係があるのかと、ずっと疑問に思っていたが、ここで飲んだことをきっかけに知ることができなので良かった。

なお、私は生クリームNGなので、生クリーム抜きで注文する。

↓こんな感じ。

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濃いのかなーと思ったが、普通に飲めるレベルの濃さのコーヒーであった。

 

ということで、本格的な「目の前で焼いてくれる系のステーキ」が2000円以下で楽しめる、貴重なお店である。

 

なお、遠い昔に一度だけ、親族関連の会食的なもので、ディナーのコースを食べたことがあるのだが、その際にはガーリックライスやエビ・ホタテなどの魚介類、より上位のお肉などが登場して、それはそれは美味しかった、という記憶がわずかに残っている。

 

浅草を訪れた際にちゃんとしたステーキが食べたいと思ったら、この松波か、あるいは以前記事にした「じゃの目※」を選べば、まず間違いないだろう。(他にもあるかもしれないが)

いつかディナーで悠々と高いコースを注文できるくらい稼げるように仕事を頑張ろうと、改めて思ったのであった。

 

※「じゃの目」の記事

kenshinkk.hatenablog.com