お正月ということで、若干リッチなお店の記事を書いてみようと思う。
人生で初めて目の前で焼いてくれるタイプのステーキを味わったのがこのお店。
浅草の老舗ステーキ屋であり、昔から数年に1回程度家族で食べに来ていた。
とはいっても、目の前で焼いてくれるタイプのお店なので、ディナーメニューはさすがに高額なので、家族で行くときは毎回ランチであった。
今年のお正月も、久々に家族でステーキを食べにいこうということになり、数年ぶりに訪問したわけであるが、ブログを書き始めてからは初めての訪問だったので、しっかり写真を撮ってきた。
サービスランチ 1800円
サービスランチといえど、しっかりコース仕立てになっているからうれしいところ。
まず、サラダとスープが運ばれてくる。
それらを味わいながら待っていると、目の前にシェフが現れ、いよいよお肉を焼き始めるのである。
なお、7~8人ほどに対してシェフ1名という割合。なかなかの贅沢である。
↓肉を焼いている様子
特製のナイフとフォークで焼かれていく様子は何度見ても飽きない。
肉は脂身と赤身でしっかりと切り分けられて、まずは赤身の方から目の前の皿に盛りつけられる。
赤身肉(ミディアム)
今回の焼き加減はオーソドックスなミディアムにした。
何種類か食べ比べたが、ミディアムレアもしくはミディアムが美味しいと思う。
赤身なのに非常にジューシー。焼き立てはやはり美味しいと再認識した。
なお、ガーリックと一緒に出てくるが、希望すればナシにもできるとのこと。
つけダレ
・おろしポン酢ソース(左)
オーソドックスなおろしポン酢醤油なのだが、バランスが絶妙。
しょっぱすぎず、すっぱすぎず。
また、大根おろしの量も肉の脂が程よく残る程度。
なお、肉が焼かれる前には鉄板にバターが引かれるため、バター醤油風味になるという意味でも、個人的にはこちらのソースの方が好き。
後述の野菜ともよく合う。
個人的にメインはこちら。
・マスタードソース(右)
肉単体で見れば、こちらのソースの方が合うかもしれない。
マスタードとはいえそこまで辛くないので、辛さに弱い自分も安心して食べられる。
食べログ等の口コミをみてもこちらのソースを好む人が多い模様。
脂身
写真上部がその脂身。
脂身については、小さくカットしたあと、カリッカリになるまで焼いてくれて、
余分な脂が落とされた状態で、提供される。
ここまで余分な脂が落ちているので、「これくらいならいいや」ということで毎回食べてしまうのだが、非常に香ばしくて美味しく、中心部には脂もそれなりに残っているので、脂身の旨味も十分感じられる。
なかなか普通のステーキ屋では出てこない一品。
なお、普通のランチには白いご飯がついてくるが、
あらかじめ追加料金を払っていれば、この脂身たちを使ってガーリックライスにすることができる。
脂身を使ったガーリックライスは数年前に一度だけ食べたことがあるが、非常に美味しいのでお財布に余裕があればぜひおすすめである。
野菜
上述の脂身と一緒に炒められた野菜。
オーソドックスにキャベツともやしだけであるが、牛脂とバターのまろやかさが全体にいきわたっており、たまらない。
前述の通り、醤油ソースとの相性も抜群。
ウィンナーコーヒー
生クリームがたっぷり乗ったコーヒーがランチコースの〆として最後に出てくる。
なお、ウィンナーコーヒーとは、オーストリアのウィーン発祥とされるコーヒーの飲み方の一つ。
小さい頃はこのコーヒーと、ソーセージの方のウィンナーにいったいどういう関係があるのかと、ずっと疑問に思っていたが、ここで飲んだことをきっかけに知ることができなので良かった。
なお、私は生クリームNGなので、生クリーム抜きで注文する。
↓こんな感じ。
濃いのかなーと思ったが、普通に飲めるレベルの濃さのコーヒーであった。
ということで、本格的な「目の前で焼いてくれる系のステーキ」が2000円以下で楽しめる、貴重なお店である。
なお、遠い昔に一度だけ、親族関連の会食的なもので、ディナーのコースを食べたことがあるのだが、その際にはガーリックライスやエビ・ホタテなどの魚介類、より上位のお肉などが登場して、それはそれは美味しかった、という記憶がわずかに残っている。
浅草を訪れた際にちゃんとしたステーキが食べたいと思ったら、この松波か、あるいは以前記事にした「じゃの目※」を選べば、まず間違いないだろう。(他にもあるかもしれないが)
いつかディナーで悠々と高いコースを注文できるくらい稼げるように仕事を頑張ろうと、改めて思ったのであった。
※「じゃの目」の記事