ゼノブレイド2最終話感想。
(ネタバレ回避スクロール)
最終話。
20xx年。
第一低軌道ステーション「ラダマンティス」にて起きた、ある事件の存在と、そして現在の世界の成り立ちが語られる。
その男の名はクラウス。
助手の名はガラテア。
この顔、見覚えがあった。
そう、ゼノブレイドのザンザとなった科学者「クラウス」その人である。
まさかここで前作とつながっていたとは…。
一方で、レックス一行もラダマンティスに到着。
アルストを見下ろすことに。
なんとも壮大な光景。
世界樹を目指すというまさかのドラクエと同じ展開と思いきや、たどり着いてみると実は中身は軌道エレベーターで、終点が宇宙ステーション。
一気に現実の延長感があふれる、SF好きにはたまらない世界観である。
そして、ついに目指していた「楽園」に到達。
夢の中の楽園とは違い、緑も何もない。
スペースコロニーだったようだが、 もう滅びてから長い年月が経過している模様。
奥にある教会の奥へと向かうと、
主人公たちの内面をあらわにするイベント戦闘の後、この世界の創造主クラウスが姿を現す。
↑なんと半身が無い状態である。
クラウスは、この世界の成り立ちを語り出す。
研究の果てにゲートと出会ったクラウス。
トリニティプロセッサを使っていくつもの並行世界をつなぐゲートを開いた。
ゲートを開いたことで半身とプロセッサのひとつはどこかの次元へ。
モルスの地は、クラウスの元居た世界の成れの果てらしい。
元居た世界を滅ぼしてしまったクラウスは、
生命情報をもったコアと雲海を創り出す。
それらの反応で巨神獣ができ、人間を再生させた。
トリニティプロセッサとは、
・プネウマ→ヒカリとホムラ
・ロゴス→メツ
・ウーシア
ウーシアはクラウスの半身とともにどこかの次元に飛ばされていったらしい。
(おそらくそれが前作ゼノブレイドのアルヴィースであることが、のちに仄めかされる)
話を終えると、ホムラ(プネウマ)にクラウスのもっていたすべての権限が譲渡された。
メツ(ロゴス)を止めるため、一行はアイオーンデバイスの元へ。
そして最終決戦。
世界を破壊するためのデバイス・アイオーン。
メツはそれに乗り込み襲いかかってくる。
アルストにも多数のデバイスを送り、破壊の限りをつくしているらしい。
激しい攻撃も多々あるのだが、最もきついのがタイタンデバイス2匹の召喚。
破壊力のある攻撃が一気に3方向からとなるので、相当ツラい。
半分くらいHPを削ると、戦っている最中にクラウスの様子が挟まれる。
ちょうど向こう側でシュルクがザンザを追い詰めたところらしい。
まさかゼノブレイド1と2が同時進行していようとは…。
そして、アイオーンデバイスに乗ったメツを止めると、メツは満足げに消滅。
さらには向こうの世界でザンザが消滅したことによって、クラウスも消滅。
世界樹の全ての権限を持ったホムラはひとり残って世界樹を消滅させることに。
このとき、ホムラはコントロールセンターに行けば助かると嘘をつくが、ハナとセイリュウには真実を告げ、ハナとヒカリの約束が交わされる。(モルスの地での約束が伏線となった)
ホムラは、皆をコントロールセンターではなく脱出ポッドに誘導すると、レックスに別れを告げる。
このシーン。切なすぎてたまらない。
ホムラのコアが全部レックス側に移って完全な形となり、レックスの身体からも外れる。
これで二人の間の絆も終わってしまうのかと思うと、非常に悲しい。
そして、世界樹は消滅。
脱出ポッドもその衝撃で破壊されてしまうが、セイリュウがふたたびアルスの姿となり全員を救出。
下にもどると、雲海が無くなっている。
亀裂を超えると、そこは青い海に。
そして、各アルスたちが着水すると、一つに集まって大地として再生。
これこそがクラウスがいわんとする楽園であったのだ。
ここでエンディング曲が流れる。
スタッフロールが流れる中、気になるのはホムラ/ヒカリの行方。
世界樹の崩壊に巻き込まれたのは間違いないが…。
そう思っていた矢先、曲の途中で場面はレックスへ。
手に持っていたコアクリスタルが光り始め、
なんとホムラとヒカリがふたりに分かれて出現。
たまらずハナが飛びつく。
遅れて、レックスも二人の元へ歩き始め、
「そして、少年は少女と出遭った。」というタイトルバックでEND。
ということで最終話も終わってしまったが、
素晴らしいストーリーであった。
最後の方は、トリニティプロセッサだから何でもあり感が多くて、若干ずるいなーと思ったところもあったが、
壮大なストーリーと世界観で心を揺さぶられ、さらには前作とのつながりもしっかりあって、こんな感動的なフィナーレで締めくくられたら、もうたまりません。
エンディングの後、主人公たちや各アルスにいた人々がその後どうなったのかは少し興味あるけど、あえてあまり見せないこの終わり方が良いのかもしれない。
なお、この後セーブしてタイトル画面に戻ると、エンディングのその後らしいオープニング画面となる。
言及していなかったが、オープニング画面は章ごとに変わる仕様になっており、
それぞれの章にあった画面となっている。
switchにはスリープ機能があるので、ほとんどオープニング画面に戻っていなかったのだが、実にもったいなかった。
また、クリア後の楽しみとして、エキスパンションパスによる追加クエストがあり、その中の一つであるノポンチャレンジはなかなか面白かった。
なんと、シュルクとフィオルンが登場して、共に戦うことができる。
戦闘BGMは「名を冠する者達」。
この演出はたまらない。
次回からは、そのエキスパンションパスを購入していれば遊べる、追加エピソード「黄金の国イーラ」の感想に入りたいと思う。